パーツ流用(2008/01/05更新)
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流用に適したパーツ、流用できるパーツ、流用できないパーツを考えてみました。
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パーツ流用の基本3ヶ条
1、安くPCの性能を上げるには、パーツ流用が基本である。
2、使えるパーツ、使えないパーツ、PCの性能を上げるパーツ、PCの性能を下げるパーツを知る。
3、パーツを賢く買えば、全てのパーツが流用可能となる。「購入時から」パーツ流用は考えると良い。
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余談 パーツ流用の基本拡張(ジャンパー実経験に基づく)
PCパーツで流用が9割以上の確率で可能で、便利なものは次の通り。
・ディスプレイ
・マウス、キーボード
・光学ドライブ類(DVD±RW、Blu-ray)
・HDD
・電源
・ケース
・スピーカー
PCパーツで、時間が経つと流用しにくいものは次の通り
・CPU
・マザーボード
・メモリ
・グラフィックカード
OSが変わると流用が難しくなるものは次の通り
・キャプチャカード、サウンドカードなどPCIスロット、PCI-Ex1スロットで使用するもの全般
・プリンタ
流用することができる部品にお金をかけると、いざ自作PCを更新するときにも快適な環境を引き継げます。
逆に流用する事が難しい部品ばかりにお金をかけると、次の環境でも快適になるとは限りません。
私の戯言ではありますが、上記は私が散財して導いた結果であるので参考にしていただきたいです。
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よくある悪い例
悪い電源流用法→電源のスペックを無視して、電源を流用する。
例:Pentium3時代の古い電源が余っていて、それは200W電源なのにそのままPentium4とRADEON9800ProのPCに使った。
よく電源が落ちてPCが起動しないことが多く、ついにCPUとマザーボードが壊れてしまった。
悪いファン流用法→静音化の部品には耐久年数があり、長時間使うと性能が下がる。
例:静音で有名なメーカーのファンを4年使ってたけど、PC交換するときそのまま使った。ちょっと埃が乗っていたなぁ。
なんとなく、ファンの音がうるさいけどケースが変わったからかな?
悪いメモリ流用法→PC2100のDDRメモリを、FSB800のPCで使うなど。最高の力が出せない事がある。
例:Athlonで使ってたPC2700のメモリを、FSB800/533のPentium4のマザーボードで動くみたいなのでとりあえず使っている。
悪いケース流用法→小さいケースに無理やり押し込めるなど。
例:Xeon対応のマザーボードを買ったけど、ATXサイズのケースに無理やり入れて使ってる。
悪いOS流用法→ライセンス違反のOSを使うこと。
例:今使っているPCと同時に、新しいPCにWindowsをインストールした。
例:OEMでメモリと一緒に買ったWindowsを、そのメモリを使うPCと違ったPCにインストールした。
悪いHDD流用法→容量の小さいHDDをたくさん乗せる事。騒音、振動、電力消費が増える。
例:20GB、40GBのHDDが8台余っているので、新しいPCに8台乗せたが8台のHDD総容量が320GBだ。
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良い例と思われるもの(流用して成功する確率を参考に載せてます)
光学ドライブ流用(成功率70%)→CD-ROMドライブでも、OSやソフトをインストールするだけなら低機能でもOKです。
DVDマルチドライブを次のPCで流用できれば、そのまま高い機能を継続できます。
ブルーレイやHD DVDのドライブを1世代前のPCに乗せるのも、
次のPCに乗せかえれば流用できるので非常に賢いです(高いですが)。
接続インターフェースとライティングソフトウェアの移行で失敗するので、流用成功率は70%といったところでしょうか。
グラフィックカード流用(成功率40%)→自分の用途にあったグラフィックカードを流用すれば、快適な環境を維持できます。
AGP8XのマザーボードはAGP4XやAGP2Xも今のところは利用できます。わざわざ買い足す必要がなくて良いです。
ただし、PCI-ExpressとAGPは互換性がありませんので注意してください。PCI-Eに移行するときはAGPは必要なくなります。
PCI-Express16とAGP8Xと、OSやプレイするゲームの動作が完璧にならない場合があるので成功率40%と低めです。
HDD流用(成功率99%)→OSやライセンス問題があるソフトの入っていない、
動画や音楽ファイルがあるHDDをそのまま載せ変えます。
転送速度はHDD固有の速度で制限されるますが、OSを入れ替えた後でもすぐに動画や音楽再生ができます。
また、バックアップデータなどをすぐに引き出せるので、次環境に移行がしやすいです。
ただし、SATAとIDEには互換性がなく変換ケーブルなどが必要になるので注意してください。
容量の少ないHDDは流用すると電気を食うだけの存在になったりするので、流用するドライブは容量が大きいほうが有利です。
インターフェース変換が簡単に可能であるため、流用成功率は99%程度と流用しやすい製品であると言えます。
しかし最も壊れやすい、HDD自体が消耗品というイメージもあるため、流用しない人もいらっしゃいます。
サウンドカード流用(成功率80%)→OSやドライバが対応していて、スロットが合えばそのまま移行できます。
サウンドカードをそのまま流用すれば、新しい環境でも同じ音質でサウンドを楽しむことができます。
ただし、OSが変わった場合にドライバが対応していないなどがありますので、OS変更の際は注意してください。
ドライバさえあればすぐに新しい環境に馴染む、流用しやすいデバイスです。
メモリ流用(成功率20%)→Pentium4のPC3200のDDRメモリとAthlonXPのPC3200メモリは同じものです。
よって、Pentium4→Athlonにする場合にそのまま流用できます。(ただし、FSB400のAthlonマザーボードに限ります)
最近はメモリ自体安くなってきているので、流用よりも買い替えをオススメします。
マウス、キーボード流用(成功率95%)→マウスとキーボードは使い慣れているものが良いでしょう。
PS2、USB共にドライバがあれば、あっさり流用できます。(外部デバイスは基本的に流用しやすい)
新しく買いなおすと邪魔になるので、使用するPCの台数ぶん良いものを買うのがマウス、キーボードの流用方法です。
メーカーPCのマウスとキーボードを自作PCで使うこともできますので、使い慣れたものを大切にしてください。
なお、複雑なキーボードとマウスはドライバが必要なため、OSの入れ替え時に流用できない場合があります。
PCケース流用(成功率95%)→前のPCのマザーボードを抜いて、良いケースを流用できます。
ただし、マザーボードの規格によっては流用できないので注意しましょう。(メーカー製PCのケースを流用は難しいです)
マザーボードと規格さえ合えば流用できてしまうので、古い環境を完全に使い果たした後でも役立つリサイクル可能製品です。
しかし、外部インターフェース接続ポートが100%使えない場合もあるので95%程度の流用成功率です。
ディスプレイ流用(成功率95%)→UXGAの高級液晶などは、PCスペックが低くても高くても高画質です。
CeleronのPCでも、Core2DuoのPCでも、PCの基本スペックとは関係なく液晶自体の性能は高ければ高いほど画質は良いです。
多少無理をしてでも、高スペックディスプレイを買っておくとPC環境は格段によくなります。
私はディスプレイが最も流用しやすく、自作PCパーツとしての価値があると思います。
DHCP対応やらHDMIやら端子の種類やプロトコルが変わっているので流用成功確率95%というのが残念なところです。
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