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ケースの選び方(2010/01/01更新)



ケースの選び方をまとめておきました。



  ケースは、組むPCの種類によって大きさやデザインや値段に幅があります。
  内部の空気の流れや、拡張ベイに工夫があるものは比較的高いです。また、金属の種類によって値段にばらつきがあります。
  デザインが良いPCや部屋に合ったケースを買うと、PCを使うのが楽しくなることでしょう。
  自作PCのセンスや意気込みがダイレクトに他人に伝わるので、CPUを選ぶより気を使います。
  自作PC暦が長い、PCを使う時間が長い人ほどこだわる傾向があります。

  ジャンパーのオススメするケースの価格帯→4000円〜60000円
  ジャンパーのオススメするケースの大きさ→性能・拡張性主体=大きい、デザイン・少スペース性主体=小さい
  ジャンパーのオススメするケースの売り文句→「静音」「アルミor頑丈」「家具との調和」「エアフロー」



  ケースの種類は用途によって、以下のような種類があります。

  ATXケース→一般の自作PCに用いられるケース。マザーボードの大きさがATX、MicroATX、MiniITX規格のものを収納できる。
  デザイン、材質がかなり豊富で最もポピュラーである。値段の差が激しい。

  MicroATXケース→ATXより少し小さい。MicroATX、MiniITXのマザーボードを収納できる。小型PCのスタンダードであるが、
  種類はあまり多くない。MicroATXケースに付属する電源は、低出力のものが多い。

  MiniITXケース→MiniITXという、小型マザーボード規格用のケースである。静音・無音PCの為にあり、
  CPUは高性能で発熱の大きいものは選べなかったが、近年ノートPC系のCPUで小型デスクトップPCを組むこともできる。
  基本的にベアボーンやCPU組み込み型マザーボードであるので、半自作となる。

  サーバケース(DualCPU用)→サーバ用のケース。ATXケースの1.5倍ほどの大きさがある。廃熱の為、ファンを取り付ける場所が
  たくさんある。拡張性は高いが、デザインはいまいちのものが多い。狭い部屋では邪魔になる。

  BTXケース→BTX規格のマザーボード用。あまり売られてない。2008年には全滅していた。

  ベアボーンケース→主に小型PCを作成する時に用いられるケース。内部にマザーボードを標準装備していて、拡張性は低い。
  家具や家電に似合う、オシャレなデザインのものが多い。

  その他→5インチベイPCケースや、サーバラックケースなどがあるが、一般的ではないので省略。



  まとめ:PCは部屋に置くものなので、デザインは大切です。価格とデザインと性能のバランスを見極めてください。



  余談(体験談)
  ケースは、低価格に押さえようとすればなんとかなるものです。実際、4980円のケースでも最高スペックのPCを組むことができます。
  逆に、こだわれば数十万のものもあります。車の内装、外装みたいなものですね。
  安いケースを買えば、かなり安価なPCを作ることが出来ます。ケースでお金を使うと、CPUなど大切な部分にお金が回らなくなります。
  ただし、私は「電源、ケース、ディスプレイを良いものにすればPCは楽しく使える」という長年の経験(偏見)を持っています。
  ケースは、ATXがBTXになるまではずっと使えるでしょう。しかし2008年現在、BTXは滅びました。
  新しいCPU対応のATXマザーボードを載せかえれば、同じケースを流用できます。
  流用できるパーツは値段も機能も高いほうが良いと思います。

  余談(体験談2)
  近年、PCスペックの向上による消費電力増加で発熱が大きくなり、廃熱をどうするかということが大きな課題となっています。
  静音かつ廃熱をスムーズに行う場合、「12cmの低速ファン」や「前面ファン」が必要になってきています。
  これらを搭載できるようなケースを選ぶと安定した自作PC作成が可能となります。
  これらの廃熱ファンの取り付け位置をしっかり確認して買うようにしてください。私は失敗ました。

  余談(体験談3)
  HDDを搭載するシャドウベイなどは、しっかり固定できて「共振」が起きにくいものが良いようです。
  また、HDDの寿命は前面ファンにより左右されるようです。HDDを大切に使うときにはケースから気をつけてください。
  MicroATX、MiniITX、キューブ型PCのケースは熱のためHDDの寿命が短くなる可能性がミドルタワーのATXケースより大きいので、
  HTPCを作成する時にはHDDの温度に注意してください。

  余談(体験談4)
  ベアボーンキットは、増設できない代わりに省スペースで見た目も美しいものが多いです。
  増設しない方向で考えているなら購入をお勧めします。熱がこもりやすいので、HDDの冷却には注意してください。
  CPUの冷却だけ考えられたベアボーンでは、グラフィックカードやHDDが冷えにくい場合もあります。

  余談(体験談5)
  私はGeodeNX1750+RADEON9600ファンレスを搭載したベアボーンと、Core2DuoE6600+GeForce7600GTを搭載したベアボーンを
  メインとして使っています。省スペースで非常に便利です。PCを置く場所が無い場合はベアボーンキットをお勧めします。

  余談(体験談6)
  2007年以降、私はMini-ITXのPC以外に興味がなくなりました。
  ケースも星野INGのケースしか買っていませんので、ケースについては非常に曖昧な情報しか提供できません。



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