remove
powerd by nog twitter

橋 安国寺の畑 安国寺本堂 井戸 池 階段 鐘突き堂 中庭 和尚の部屋 安国寺山門 さよちゃんの家 小坊主の生活棟 洗濯場 てるてる坊主の木 千早六蔵の墓 東司 安国寺裏門 渡り廊下
安国寺へようこそ♪ 道の為、来たれ!

ここは、アニメ「一休さん」の舞台、臨済宗「安国寺」です。
 見学料は今ならタダ!
上の安国寺画像は、クリッカブルマップになってますので、押して押して押し捲まくれ〜♪ 努力と根性〜ぅ!










・橋
安国寺、唯一の橋(はし)である。
一休さんは、さよちゃんと一緒にこの橋の近くでよく掃除をしているせいか、この橋がカメラにおさまっている場面は、けっこう多い。 また、バランスを崩したり、やんちゃ姫に押されたりして、川に転落する絶好のポイントでもある。(新右エ門さんの落下シーンが記憶に新しい)
「入り口その2」に通じているので、使用頻度は、高い模様である。

・安国寺の畑
 安国寺の畑(はたけ)である。一休さんは畑仕事が苦手のようで、「畝(うね)がうねうねうねる」のである。ここでは大根などの作物をつくっている。
 大根・・・・・そう。吾作さんの出番である。掃除や読経、托鉢にくらべて畑仕事のシーンがあまりにもマイナーなのは、じつは吾作さんに作らせているからなのか??

・安国寺本堂
 安国寺の本尊、阿弥陀如来(あみだにょらい)が納められている。中は、じつはかなり大きく、多くの流民が寝泊まりしたこともある。この本堂は、入母屋造で、草葺(わら?)である。雑巾がけをする小坊主が柱によく激突する、怪我しやすい構造のようだ。
 毎日のお勤めで経を読むので、安国寺にはなくてはならぬ、最重要の建造物である。阿弥陀さまの下には、秘密の収納があり、和尚は大事なモノをかくしたりもしている。(例:知恵の箱)
 また、本堂は、安国寺きっての「お仕置き場」になっており、不祥事を起こした一休さんたちが、ひたすら雑巾掛けをする場所である。それゆえ、「一休さん」約22分の放送時間のなかで、終わり2分に登場することが結構多い。
 これだけ良く磨かれれば、いつもピカピカであろう。

・井戸
 安国寺、唯一(?)の「つるべ式の井戸」である。
 飯を炊くのも、風呂を沸かすのも、この井戸から水を汲んでいる。
 この作業は、かなり大変であり、足利将軍も一休さんの計略で、風呂に水を汲み入れたりもしている。(もちろんヘトヘト。)
 この井戸が枯れたり、毒物が混入したり・・・というようなことは、最終回まで一度も無い。

・池
 安国寺の誇る「池」である。
 この池はかなり立派なようで、将軍さまから、鯉(コイ)を拝領したこともあるほどだ。
(さよチャンがテッサイの戦友「こやた」を助けるため、コイコクを作ったため、コイは、いなくなり、以後、鮒(ふな)しかいなくなったが。)
 ちなみに、この池から川が流れているので、この池は泉になっているのかもしれない。

・階段
 安国寺の山門に通じる、階段である。 禅寺らしく、階段下には、葷酒(くんしゅ)の搬入(はんにゅう)を禁ずる石碑がたっている。葷酒(くんしゅ)とは、なまぐさものと、お酒のことで、禅宗の戒律によって、食べるのを禁止されている。
 シンエモンさんは、安国寺に馬でやってくるが、必ずこの階段の下で馬をつないでいるようだ。
 最終回の第2のクライマックスである、ドラマが生まれたのも、この階段である。
 誰にも告げず、旅立つ一休さん。それに気づいていた安国寺のシュウネン以下5人の仲間が、すわりこんで、まっていたのだ。一休さんは、仲間を階段の上からみつけ、涙ぐむ。サヨチャンも最後に駆けてきて、走って逃げる一休さんに向かって叫ぶ!。
「一休さ〜〜ん!」
 サヨチャンの叫び声はこだまして、観るもののこころを打たずにはいない。
 この階段は、大変重要な場所であるといえると思う。
 余談だが、最終回では、階段の段数は、10段であるが、他の回ではどうもそれぞれちがうようで、一体何段なのかは、定かでない。

・鐘突き堂
 安国寺、唯一の鐘突き堂(かねつきどう)である。
 この鐘を、毎日決まった時刻に突くことによって、近隣の人々に時刻をしらせている。 公共の福祉に貢献するこの鐘の音だが、まちがえて叩くと、はなはだ迷惑なはなしである。  シュウネンさんが最も多く鐘を叩いてたような気がするのは、拙者だけでござろうか?

・中庭
 安国寺最大の平地スペースである。山門をくぐると、まずここへ出る。
 たまに相撲をとったりする場所でもある。

・和尚の部屋
 安国寺のほこる個室、それがこの「和尚の部屋」である。
 縁側(えんがわ)、押入もあり、機能的には問題ないようすである。
 和尚は、ここで手紙を書いたり勉強したり、寝たりしているが、私室としてのみ利用しているワケではない。「接客の間」としての役割も果たしている。将軍さま、五条家をはじめ、いろんな客がここを利用している。

・安国寺山門
 安国寺の誇る山門である。
 きちんと閂(かんぬき)をかけて、閉じることもできる、立派な門である。
 山門の正面上部には、「安国寺」と書いた看板がかけてある。
 安国寺の象徴の一つといえるこの「山門」だが、かわったエピソードがある。  外観和尚に破門された一休さんは、竹の棒を使い、棒高跳びの要領で乗り越えようとしたこともある。結果は、失敗。一休さんは、さいごに和尚に謝って許され、山門のなかにいれてもらう。
 また、山門は、やんちゃ姫にシンエモンが不意打ちを食らうポイントでもあり、さよちゃんが掃除している事の多い場所でもある。

・さよちゃんの家
 安国寺のほこるアイドル、「さよちゃん」と、大根作りの名人にしてさよちゃんのお祖父さん「吾作さん」のお家である。
 縁側もよういされており、「たま」の住家もある、なかなかの家である。和室が2部屋と土間、縁側があり、二人で暮らすには申し分ない家といえる。
 なお、吾作さんが安国寺の寺男という職業であることから、さよちゃんの家は安国寺の敷地内にあると考えるのが適当かつ妥当であるというのが通説、判例(大判昭48.4.22)である。

・小坊主の生活棟
 安国寺の生活棟(せいかつとう)である。一休さんは、ここで寝ているのだ。
 瓦葺、平屋建である。外壁は腰壁が杉の堅板であり、ほかは白色の漆喰壁のようである。一休さんたちが寝るところの床は杉の縁甲板張りの様子。土間(かまど付)やお風呂もあるので、実は結構広い。お風呂には将軍様もご入浴された。
 一休さんたちが写経をしたり、座禅を組んで和尚さんにしばかれるのもココである。
 雨漏りしたりもするので、あまり立派ではないらしい。築が古そうである。

・洗濯場
 安国寺の洗濯場である。当然、洗濯するところであるのだが、実は、大根などの野菜を洗う場所としても使われているようだ。
 この水は、池からながれており、清潔さはいかがなものかと思う。ひょっとしたら、泉のように湧いているのか? それにしても、将軍様の鯉とかフナが住む池から流れる水で洗濯したり野菜をあらったり・・・・そう、これはまさに安国寺のガンジス川といっても差し支えあるまい。
 この洗濯場を語るに特筆すべきは、一休さんの新右エ門さんとのはじめての出会いの場であったということであろう。一休さん検定試験にも出そうなファクターである。
 ここは、橋(はし)に匹敵する転落ポイントであり、一休さんも、何度かこの洗い場から転落して、ズブヌレになっている。

・てるてる坊主の木
 安国寺のシンボル、「てるてる坊主」の木である。
 これがぶら下がっていることは、すなわち、「安国寺一休」の無事を象徴している。
 てるてる坊主は、母の小袖でつくったもので、一休さんはこれに話しかけ、厳しい修行に耐えてきた。いわば、心の拠り所(よりどころ)である。
 一休さんが普通でないときは、このてるてる坊主がぶら下がっていない。(盗まれた時は除く)
 自殺しようと琵琶湖に行ったとき、最終回で旅立つとき、いずれもてるてる坊主は、一休さんの手に握られていた。
 てるてる坊主は、母の分身なのだ。

・千早六蔵の墓
 かの有名な千早六蔵の墓があるのがここ、安国寺である。
 えっ? ちはやろくぞう、知らない? そんなことでは3級合格は遠いぞ!
 千早六蔵は南朝方・楠家に仕えたベテランの侍で、新右エ門とも一騎打ちしそうになったツワモノである。伊予の局ともあったことがあり、「六蔵どの」と呼ばれていた。
 そんな彼は、同じく南朝方・新田家にゆかりのある哲斉さんを誘い出し、一休さんを大将に戴き、にっくき足利義満に対し戦をおこそうとする。一休さんは哲斉さんのおかげでなんとか巻き込まれずにすんだのだが、哲斉さんはそのまま挙兵。その後敗れて安国寺へ帰った哲斉の手にさげてあった箱が、これなん、千早六蔵のお骨であった。哲斉は戦のむごさ、おろかさを知り、和尚に許しを得(たかどうかわからないが)、境内地に墓を建てるのである。
 墓は質素で、杉のような10cm角の角柱に、「千早六蔵の墓」と書いてあるだけである。

・東司(とうす)
 安国寺の東司。
 東司(とうす)とは、トイレの事であり、世界中に欠かせぬ施設である。
 それ故、安国寺の小坊主の総力をもって掃除に励まねばならぬところであるが、あまり真面目に掃除されておらぬ様子。
 一休さんも掃除するたびに、「くっさ〜い!」などとぼやいているので、かなり臭いようだ。
 推量であるが、さよちゃんや吾作さんも、自宅にトイレがなさそうであるので、使用しているものと思われる。

・安国寺の裏門(うらもん)
 安国寺の第2の入り口であるこの「裏門」から、新右エ門さんもときどきここからやって来ることがある。
 新右エ門さんは、一休さんに初めて声をかけたとき、この入り口からはいってきて、「おい、小僧」などといっている(第1話)。 が、さっそくそのことが原因で、シンエモンさんは一休さんに一本とられるはめになる。
 ちなみに、さよちゃんの家には、ここからはいったほうが近いかもしれないように思う。

・渡り廊下
 「渡り廊下」である。和尚さんの部屋と小坊主の寝る生活棟をむすぶ太鼓橋状になっている廊下である。ここも、本堂にならんで大変よく拭き掃除をしているようだ。
 一休さんはこの渡り廊下がいたくお気に入りである。一休さんの母上の小袖でつくった「てるてる坊主」に話しかけるのもここからである。
 大変出番がおおい「渡り廊下」は、その下に空間があり、かの千早六蔵が忍びにはいった時に隠れ場所となったり、「げん吉」が住み込んだりしている。一休さんらも、くぐったりしているようだ。
 ここは、みんながつどうコラム(広場)の役割をはたしている、「一休さん」にかかせぬスポットなのだ。




一休さん研究室

表紙にもどる