remove
powerd by nog twitter

パソコンのデータ移行方法
(バックアップと復元)


はじめに・・・・データ移行(バックアップ)の必要性

パソコンを新しく入れ替えたい場合、各人のパソコンに保存してあるデータを移行しなければなりません。
また、メールソフトのアドレス帳、お気に入りなども当然消滅してしまい新しいパソコンで再設定しなければなりません。
消滅を防ぐには・・・「バックアップ」という作業が必要になります。バックアップをしておけば新しいパソコンで復元することにより設定が引き継がれます
バックアップが必要なデータは? 自分で作った文書類、写真、メール本文など、ネットへの接続設定、メーラーのアカウント設定・アドレス帳、等たくさん有りますね。
また、突然Windowsが起動しない、ハードディスクが壊れてしまった何てこともありえることです。
そんなときに備えて大切なデータをバックアップしておくことが必要です。

以下、第T章から順にデータ移行(バックアップと復元)の説明です。

T.バックアップの準備
U.データ・設定を保存する
V.古いパソコンのデータの削除
W.日常のメンテナンス
X.バックアップの考え方
Y.ファイルと設定の転送のウィザード





T.バックアップの準備

データの整理:フォルダオプションの設定変更

  フォルダオプションの設定を変更しましょう
  • 「スタート」−「フォルダオプション」を表示
  • 拡張子の表示:ファイルの種類をわかりやすくするため「表示」タブで「登録されている拡張子は表示しない」のチェックをはずす
  • 隠しファイルの表示:「ファイルの表示」で「すべてのファイルを表示する」をチェックする
画像入り詳細手順

バックアップはどこに?

 バックアップはどこにすればよいのでしょう。移行元のパソコンのハードディスクの 中では新しいパソコンには移行できませんね。

 バックアップの場所はいくつかあります。
 1. フロッピーディスク:1.44MBまでのサイズの小さなファイル
 2. USBメモリ:16〜512MB程度の容量があります。
 3. MO:230MB、640MB、1.3GBなどの容量のものがあります。専用ドライブが必要
 4. CD−R、RW:650MBの容量、CD−R、RWドライブが必要
 5. ハードディスク:内臓または外付けのハードディスクを増設
バックアップするデータの容量に応じて選んでください。

※バックアップの考え方

TOP

U.データ・設定を保存する

1.マイドキュメントフォルダ:フォルダごとコピーでバックアップ
Windows98/Me:C:MyDocuments
WindowsXP:C:\Documents and Settings\ユーザー名\My Documents
これをフォルダごとバックアップ。復旧はコピー
2.自分で作ったフォルダ:フォルダごとコピーでバックアップ
忘れることが多いので要注意
3.Internet Exploreのバックアップ
●お気に入り:エクスポートまたはフォルダごとコピーでバックアップ
IEのファイルメニューから「インポートおよびエクスポート」を選び、ウィザードに従って操作
「お気に入りのエクスポート」−「Fevorites」を指定、「参照」ボタンで保存先を指定、「bookmark.htm」が保存される。復旧はインポートから。
 

画像入り詳細手順


別の方法
お気に入りの実態は、
C:\Documents andSettings\ユーザー名\Favorites フォルダ、
これをフォルダごとバックアップ。
復旧は上書きコピー。
●クッキー:エクスポート(必要により実施)
IEのファイルメニューから「インポートおよびエクスポート」を選び、ウィザードに従って操作。「Cookieのエクスポート」。
復旧はインポート。

TOP

4.Outlook Expressのバックアップ
画像入り詳細手順
メールデータ:フォルダごとコピーでバックアップ
フォルダの探し方:「オプション」の「メンテナンス」タブを開き「保存フォルダ」をクリックすると保存場所が表示される。


Windows98の例:
C:\WINDOWS\ApplicationData\Identities
\{BF0FC86B-61A3-46BA-86B3-EECD220CEFBE}\Microsoft\Outlook Express

ここが保存のフォルダだ。このフォルダに受信トレイほかメールが拡張子dbxで保存されている。これを丸ごとコピー。

復旧はインポート。
アドレス帳:エクスポート
「ツール」メニューから「アドレス帳」を開きアドレス帳の「ファイル」メニューから「エクスポート」−「アドレス帳」を実行、任意の名前をつけて保存場所を指定する。
復旧はインポート

別の方法

C:\WINDOWS\Application Data\Microsoft\Address Bookにある、拡張子がwabのファイルをコピー保存。復旧はコピー
アカウント:エクスポート
「ツール」メニューから「アカウント」、保存したいアカウントを選択して「エクスポート」任意の場所に保存。
復旧はインポート
各種設定
「ツール」−「オプション」画面をメモか画面をキャプチャーして保存。復旧はこれを見ながら手入力

TOP

5.インターネット接続の設定
インターネット接続の設定は、ファイルで保存することができないものがあります。

プロバイダからの案内文書/資料(紙ベース)を大事に残しておかれることをお勧めします。

・ユーザー名(ログイン名)
・パスワード
・アクセスポイントの電話番号
・メールサーバーのアドレス

6.IMEの辞書
IMEバーのツールアイコンをクリック、「プロパティ」を開き「辞書/学習」タブの「ユーザー辞書名」欄にパス名が表示されるのでフォルダを開きユーザー辞書をコピー保存

Windows98/Meは
C:\WINDOWS\ime\imejp\UsrDicts\imejpusr.dic

WindowsXPは
C:\DocumentsandSettings\ユーザー名\ApplicationData\Microsoft\IMJP8_1\imjp81u.dic

画像入り詳細手順
7.各種アプリケーションの設定
アプリケーションごとにデータや設定のバックアップやエクスポート機能があればそれを使用する。
機能がなければ必要なファイルをコピーする。設定は画面のコピー

TOP


V.古いパソコンのデータの削除

新しいパソコンにデータの移行が終了したら、古いパソコンのデータを削除しましょう。
データはマイドキュメントフォルダにあるファイルやフォルダやマイドキュメント以外に自分で作ったファイルやフォルダなど、外部に流出してはいけないものがある場合は削除しておきましょう。
なお、単に削除しただけではそのファイルが見えないように管理している場所のデータを変更しているだけでファイルそのものは復元するソフトで簡単に復元できてしまいます。
完全に削除するには専用のソフトを使用するのが一番です。
少し面倒ですが、空き容量いっぱいに中身が意味不明のファイルを書き込んでは消すことを数回繰り返しておけばほぼ同等の効果が得られます。

W.日常のメンテナンス

Windowsが立ち上がらなくなったらデータのバックアップも難しくなります。そのときにあわててバックアップしようとしても、後の祭り。
常日頃のメンテナンスが効いてきます。
・マイドキュメントフォルダの場所の変更(WindowsXP)
マイドキュメントのフォルダは標準ではC:\Documents and Settings\ユーザー名\My Documents にあります。
これをコピーしてバックアップしておきましょう。
また、DドライブがあるならマイドキュメントをDドライイブに変更する方法もあります。そうしておけばいざという時にもCドライブをリカバリーしてもDドライブはそのまま残ります。
その方法は
「マイドキュメント」を右クリック「プロパティ」を選択、「ターゲットフォルダの場所」―「リンク先」欄を「リンクを探す」で選び「移動」ボタンで実行する。
・アプリケーションのデータフォルダ
アプリケーションのデーターも標準ではCドライブのインストールしたフォルダの下にあることが多い。
アプリケーションの機能でデータ保存のフォルダを変えられるのならこれもDドライブ以下に変更をしておきましょう。
・バックアップの習慣化
データの保存場所としてDドライブがないパソコンは仕方がありませんね。外部のCD、MOなどにバックアップしましょう。
バックアップは常に実施していれば、いざというときにあわてずにすみます。
頻度は、個人差がありますので一概には言えませんが、月に一、二度行えばいいのかも知れません。
・バックアップの自動化
フォルダの同期を取り元フォルダとバックアップフォルダの内容を同一にする(ミラーリング)ことで、バックアッ
プ等を簡単にリアルタイムに行うソフトがあります。

私は、「RealSync]というフリーソフトを使っています。

TOP

X.バックアップの考え方

・データは物理的に別のドライブに
HDDが読めなくなるのはいつ起こるか分からない.常日頃のバックアップが重要になる。
データはシステムのドライブとは別にしておくこと。
パーテーションを切っているだけではHDDそのものの故障には役に立ちません。
バックアップは別のHDDやCD、DVD、MOなど物理的に別のドライブにしておきましょう。
・バックアップは2つの場所に
バックアップ作業中に元のHDDが壊れて、壊れたファイルを上書きしてしまい、元のデータもすべてなくなってしまったこともあります。これを防ぐにはバックアップは2重にしておき交互に実行すると良いといわれています。
特に絶対になくしたくない二度と手に入らない思い出の写真などは。

TOP

Y.ファイルと設定の転送のウィザード

WindowsXPには「ファイルと設定の転送ウィザード」機能があります・
これはWindowsの設定やデータファイルなどをウィザードを使って保存したり他のPCから転送したり他のPCに転送することができる機能です。

今まで使っていたPCから、新しいPCへファイルや設定を転送する機能です。
これを使用して新しいPCにデータを移行することもできますが、この方法を使用するにしても万一のことを考えてバックアップはとって起きましょう。

具体的には、WindowsXPのPCで
「スタートメニュ」−「全てのプログラム」−「アクセサリ」―「システムツール」−「ファイルと設定の転送ウィ
ザード」で起動し、後は画面の指示にしたがって実行します。
詳細は東芝の「ファイルと設定の転送ウィザード使用方法説明」に詳しく掲載されています。

TOP