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不審船引き揚げへ中国に漁業補償・政府
 東シナ海の中国の排他的経済水域(EEZ)内に沈んでいる不審船の引き揚げにあたって、政府が漁業資源や海洋環境に影響が出た場合の補償に応じる方針を中国側に伝えていたことが8日、明らかになった。今月中の引き揚げ作業着手を最優先するためだが、相手国に事前に補償措置を示すのは異例だ。

 一連の協議で、中国は(1)日本の海上保安庁の船艇がいると中国の漁船が近寄れない(2)その間に見込まれる漁場の被害を補償してほしい――と要請。さらに引き揚げの際に油が流出し、環境が汚染されたり、大陸棚などが傷付いたりする恐れがあるとして、十分な補償を事前に約束するよう求めている。

http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20020609CPPI010808.htmlより

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(*中国の)外交部、不審船の調査問題で記者会見
外交部の孔泉スポークスマンは30日の記者会見で、不審船の調査について記者の質問に答えた。

――中国側は排他的経済水域(EEZ)の問題にどのような法律・法規を適用するのか。

国連海洋法条約に基づき、EEZは公海や領海と区別される。沿岸国はEEZ内の自然資源に対する主権と海洋環境の保護、海洋科学研究などの管轄権を有する。沿岸国の権利を保障するため、同条約では「各国がEEZ内で権利を行使、または義務を履行する際、沿岸国の権利と義務を適当に考慮すべきである。また、同条約とその他の国際法規定に基づき、同条約の規定に抵触しない範囲での沿岸国が制定した法律や規章を尊重する必要がある」と定めている。また「沿岸国はEEZ内で同条約に基づき権利を行使、または義務を履行する際、他の国の権利と義務を適当に考慮し、条約に違反しないような方法を採らねばならない」と規定している。

このような規定と関係する国内法に照らし、中国は日本側の水中調査の監視を実施していく。

――日本のEEZ内で中国にも同じような調査を行なう権利があるか。

中国側は当然同様の権利を有する。

「人民網日本語版」2002年5月1日

http://j.people.ne.jp/2002/05/01/jp20020501_16801.htmlより

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不審船調査作業海域、中国監視艇が密着偵察
奄美大島から東シナ海を西北西に約390キロ。日中の中間線を越え、 中国の排他的経済水域に入ると、眼下に海上保安庁の巡視船が何隻も現れた。昨年12月の不審船事件で、船体射撃をした「いなさ」の姿も見える。蒸し暑い空気が立ちこめている。

1日午前8時過ぎ。朝もやの中に、民間のサルベージ船2隻が浮かび上がった。「航洋丸」では、白いヘルメット姿の作業員8人が甲板に出て4つのアンカーで船を固定するための準備作業を始めていた。
その北側には、向かい合うように「新洋丸」が停泊しており、デッキの有人潜水艇「はくよう」の白い船体が鮮やかだ。 間もなく西の方から濃緑色の小さな船が近付いてきた。赤い国旗を2つ掲げた船体。中国の監視艇だ。赤茶けたさびが目立つ船体に巡視船「あまみ」が急接近し、警戒を始めた。 しかし、監視艇はさらに現場海域に近づき、サルベージ船から1キロも離れていないところまで進んできた。操舵(そうだ)室や甲板に、数人の男が現れては消える。 船は停止したり、進んだりしている。
さらにもう1隻の巡視船が速力を上げて船に近付き、針路をふさぐように前方に回り込んだ。乗組員と交信を試みているのだろうが、監視艇には離れる様子が見えない。

海上はわずか4か月前に激しい銃撃戦があったとは思えないほど穏やかだったが、現場は中国・上海までわずか500キロ足らず。調査活動は常に緊張を強いられそうだ。

http://news.msn.co.jp/topyom/20020501-122354.htmより

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不審船の引き上げに反対―中国
 【北京6日=佐伯聡士】中国の唐家セン外相は6日、北京の人民大会堂で記者会見し、 昨年12月に東シナ海の中国側排他的経済水域(EEZ)内で沈没した不審船の引き揚げ 問題について、「日本側は中国側の権益と懸念を尊重すべきで、事態を大きくし、複雑化 させるような行動を取るべきではない」と、引き揚げへの反対を示唆した。

 中国側はこれまで引き揚げの是非について明確な姿勢を示さず、日本側に慎重な対応を 求めてきたが、外相の発言は一歩踏み込んだものだ。

 唐外相はまた、「我々は、日本側が軽率に武器を使用し、船を沈めたことに強い不満を 表明した」と強調。その上で、「中国政府は引き続き必要な措置を講じて、自国のEEZ内の 管轄権を保護する」と語った。

 一方、先月下旬に行われた海上保安庁の測量船による水中調査については、「我が国との 交渉の結果、調査船はすでに予定を繰り上げて調査を終え、撤収している」として、日本が 中国に配慮した行動を取っているとの認識を示した。

http://www.yomiuri.co.jp/top/20020306it12.htmより(リンク切れ)

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沈没不審船と同型船、事故前に中国軍港に寄港 米軍写真提供
 昨年12月、鹿児島県奄美大島沖で沈没した不審船と同型の船が、東シナ海の中国 海軍基地に寄港していたところを米国の衛星が撮影し、日本政府に写真を提供して いたことがわかった。
 これが沈没した不審船なら、中国軍の関係者が燃料補給など 何らかの形で関与していた可能性も出てくる。米国の情報提供が明らかになったこ とは、不審船引き揚げをめぐる議論にも影響を与えそうだ。複数の政府・与党幹部 が明らかにした。同型船が撮影されたのは不審船事件前で、場所は上海の南方約1 00キロの寧波沖にある舟山群島内の舟山港にある軍港。沈没現場から約130カ イリ北西に位置している。
 舟山軍港 北海艦隊、東海艦隊、南海艦隊にわかれる中国海軍のなかで、東海艦隊 における最大級の軍港。関係筋によると、東西約8キロ、南北約4キロの広さで、 水深約10メートル。舟山港自体は、軍港以外の機能を併せもち三つの港区に分か れており、うち1港区が軍港になっている。東海艦隊には原潜や駆逐艦、フリゲー ト艦など約200隻が所属しており、司令部は大陸側対岸の寧波にある、とされる 。(03:04)
http://www.asahi.com/national/update/0301/001.htmlより(リンク切れ)

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産経抄 (平成14年(2002) 2月6日[水]) より
 あれからひと月半、日本の態度が“不審”としか思えない事件がある 。ほかでもない、北朝鮮?不審船の引き揚げ問題への政府の対応である 。右を見、左をうかがう優柔不断さは“亡国的”というべきかもしれな い。

 ▼まるでうやむやにしてしまいたいかのような日本に業を煮やしたの だろう。米国のアーミテージ国務副長官は「船は北朝鮮のものと確信し ている」と語り、バウチャー国務省報道官も「(引き揚げの)要望があれ ば喜んで協力する」と語った。日本の背中を押してくれたのである。

 ▼ところが不可解にも、福田官房長官はその礼もいわずに「いま引き 揚げの時期がきているわけではない」などと奥歯に物のはさまったいい 方をした。田中前外相も「遺留品の調査を待って…」と、これまたあさ っての方角を向いて話していた。

 ▼一体、この事なかれ主義、あるいは触らぬ神にたたりなしといった 態度はなんなのだろう。沈没現場はなるほど中国の排他的経済水域だが 、9・11以降、中国は国際テロ根絶に同調している。それからしても不 審船引き揚げに「ノー」というはずはない。「イエス」でないと理屈が 合わなくなる。

 ▼北朝鮮にしたところで反対はできないはずなのだ。北は「日本のヤ クザだけが行える不法な海賊行為」であり「許しがたい現代版テロ」な どと口を極めて日本をののしった。そうであるなら北としても、沈船引 き揚げは“ぬれぎぬ”を晴らす好機のはずである。

 ▼日本としては川口新外相がその資質と手腕をみせる試金石ともなる だろう。川口さんは“女性の涙”の名答で世間をうならせた。二月十六 日は金正日総書記の誕生日だという。沈船引き揚げの政府声明は、何よ りの誕生日プレゼントではないか。

http://www.asahi.com/national/update/0301/001.htmlより(リンク切れ)

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