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IWC総会 in 下関 2ちゃんねる的概略
 ∧,,∧      / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ミ,,゚Д゚彡 / < どんなことがあったのか分かりにくいって奴のために、
 (ミ   ミつ   | これから簡単に教えてやるからな。
  ミ   ミ     | 書いてくださった人に感謝を忘れるなよ。
  ミ   ミ     \__________________
  ∪ ∪

   ∧,,∧    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ミ,,゚Д゚ミ  < ちなみに「ウマー」「マズー」はそれぞれ良いか悪いかを、
   ミ  ミつ | 「(w」は(笑)と同じだが、嘲笑の意味を含むときもあるからな。
 @ミ,,_ミ   \ ・・・まさかこんなのも知らなかったって訳はないよな(w
           ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

目次: IWC加盟国/IWC総会概略―1日目2日目3日目4日目5日目(最終日)

IWC加盟国48カ国
(2002年5月19日現在、オブザーバー扱いの アイスランドは除く)の商業捕鯨に対するスタンスは次の通り。
 かつての鯨油分配会議の名残があり、捕鯨に関係ない国家も多い。
(日本政府の分析を参考に、毎日新聞が作成・夕刊に掲載[5月20日]した記事を元に修正)

欧州 アジア 大洋州  アフリカ 中東 北米 中南米
「*」が付いているも国は日本のODA対象国
捕鯨国
=計2ヶ国
中立・クジラの持続的利用支持
=計18ヶ国
反捕鯨国
=計25ヶ国
投票権停止
=計3ヶ国
日本
ノルウェー
ロシア
デンマーク

*中国
韓国
*モンゴル

*パラオ
*ソロモン諸島

*モロッコ
*ギニア
*ベニン
*ガボン

*セントクリストファーネビス
*ドミニカ
*セントビンセント・グレナディーン
*アンティグアバーブーダ
*セントルシア
*グレナダ
*パナマ
英国
アイルランド
ポルトガル
スペイン
 *注1
オーストリア
フランス
スウェーデン
オランダ
モナコ
ドイツ
イタリア
サンマリノ
スイス
フィンランド

*インド
ニュージーランド
オーストラリア

*オマーン
*南アフリカ
米国
*メキシコ
*アルゼンチン
*ブラジル
*チリ
 *注1
*ペルー *注2
*セネガル
*ケニア

コスタリカ

*注1:捕鯨国のスペイン、チリは「(’82年から)獲らせない」との反捕鯨国の恫喝に屈した。
*注2:ペルーは投票権停止中だったが、5/20に議長権限で復帰し、反捕鯨に回った。

議決について
各国が一票を持ち、具体的な規制内容(付表修正)は、その修正に3/4の賛成票(=34票)が必要。 それ以外の議決は多数決。

IWC総会概略―1日目2日目3日目4日目5日目(最終日)


IWC本会議概略
【1日目 5/20】
*本文中の青字は執筆者の解説、突っ込みです。

 ・6カ国が新規加盟し、そのうち捕鯨容認は4カ国
  捕鯨 :ベニン、ガボン、パラオ、モンゴル
  反捕鯨:サンマリノ、ポルトガル

 ・スウェーデン国籍フェルンホルム議長、「アイスランドのIWC再加盟を認めない
  権限なんて、議長には無い」と、異議を唱えられ、
  「私の権限だ」

 ・小松参事官、自分の発言中に、米代表に遮られて、
  「Let me speak!」

  さらに遮られ続け、「NO!」とまで言われて、
  「YES!!!」

 ・小松参事官
  「エクアドルやアルゼンチンなどは、過去にIWCへの加入に際して留保を付けて
   加入してきた。
   それなのになぜ、今、留保を付けたアイスランドの再加盟を認めないのか?」

【アイスランドのIWC再加盟は?】>>ダメ 日本(゚д゚;)マズー
  賛成:20 反対:25

【借金国ペルーの投票権を議長が独断で認めた上、ペルーへその手紙を出したが、
 委員会の承認を得ていないのだからそれはまずいだろ?】>>OK 日本( ´_ゝ`)フーン
  賛成(議長不支持):20 反対(議長支持):25

【他の国際機関のようにIWCでの無記名投票は?】>>ダメ 日本(゚д゚;)マズー
  賛成:19 反対:25 棄権:1

 ・無記名投票案が否決されて、アンティグアバーブーダ代表のミスターDJ
  「サイトに『アンティグアバーブーダに観光へ行くな』などの脅威を受けている。
   主権は守られるべきだ。」

IWC加盟国/IWC総会概略―2日目3日目4日目5日目(最終日)


【2日目 5/21】
 ・加盟に関してのIWC条約を反故にした議長・その他に対し、IWCへの再加盟を 断られ
  たアイスランドが抗議の退席

【日本の沿岸小型捕鯨(ミンククジラ50頭/年)は?】>>ダメ 日本(゚д゚;)マズー
  賛成:20 反対:21 棄権:3 欠席:1

 ・インド洋サンクチュアリ(インド洋に鯨類保護禁猟区を設置する)に対し小松参事官
  「鯨がマグロ漁獲の30%を食べており、インド洋の諸国から鯨被害に不満が出ている。
   (小松参事官が議事をしている)会議に於いて、インド洋の諸国は、インド洋サンク
   チュアリを不要だと言っている。
   (反捕鯨を唱えるインドなどは)国内で意見をまとめてからIWCに参加すべき。」

【インド洋サンクチュアリ(インド洋に鯨類保護区を設置)は?】
     >>議長より未決との判断

 ・南太平洋サンクチュアリに対し、パラオ代表
  「鯨は食べ物。見る為のものだけではない。私達にとって生活の糧だ。」

【南太平洋サンクチュアリ(南太平洋に鯨類保護区を設置)は?】>>ダメ 日本(゚д゚)ウマー
  賛成:24 反対:16 棄権:5

【南大西洋サンクチュアリ(南太西洋に鯨類保護区を設置)は?】>>ダメ 日本(゚д゚)ウマー
  賛成:23 反対:18 棄権:4

 ・科学委員会が科学的データに基いてサンクチュアリ(禁猟区)が必要だと判断しない   限り、捕鯨禁止とはならないはずだ。

【南極海サンクチュアリ(鯨類保護区)廃止設定案(科学委員会から捕鯨禁止の判断が   無い限り、捕鯨は可能とする)案は?】>>ダメ 日本(゚д゚)マズー
  賛成:17 反対:25 棄権:2

 ・サンクチュアリ作成の為のガイドライン修正案(メキシコ案)について
  昨年のガイドラインならマトモだったが、メキシコが反捕鯨の為に改悪した修正案。
  モラトリアム(猶予期間)で捕鯨出来ないのに、さらにサンクチュアリ(禁猟区)を
  設けて、重複した捕鯨禁止の仕組みを作ろうと目論んでいる。

【サンクチュアリのレビューのプロセスに関する科学委員会に対するガイドライン (「絶滅の可能性があれば捕鯨禁止し、モラトリアムとサンクチュアリの重複OK」との 予防原則を元に、禁猟区を科学委員会の責任で作成させる事)は?】>>可決 日本(゚д゚)マズー
  賛成:24 反対:19 棄権:1

 ・反捕鯨国であるアメリカ国籍の科学委員長は「こんなに科学委員会の行動が制限され
  るなら、 私は科学委員長を辞任することも考えたい」と発言し、日本などから拍手が起
  こる。

 ・小松参事官
  「我々だけデータを出しているが、無視されサンクチュアリ云々言われ、時間の無駄。
   賛成した国は科学委員会に(責任を持ってデータや人を)出して下さい!」

 ・アンティグアバーブーダ代表のミスターDJ
  「議論なんかしてもダメだ!!!
   私たちは飢えているんだ!!!」

IWC加盟国/IWC総会概略―1日目3日目4日目5日目(最終日)


【3日目 5/22】
 ・小松参事官
  「SLA(命中枠計算法)は明らかに科学のダブルスタンダードだ」

 ・米と露が、アラスカでの捕鯨(5年で280頭)の再延長を、採決では無く、
  これまで通りの「合意」によって求める。

 ・我を通そうとする米露に対し、小松参事官、
  「日本の沿岸小型捕鯨のニーズは理解してくれるんでしょうか?」

【ノルウェーの修正案(内容不明)は?】>>ダメ
  賛成:14 反対:27 棄権:3

 ・採決を強く求める日本に対し、予想外の米は採決の直前になって「一旦休会に
  して、議論を非公開で行いたい」と、強気だった米にしては異例の申し出を行う。

 ・小松参事官
  「議決は1/4の否決で済んで(決まって)しまう。米も理解しただろう。」

IWC加盟国/IWC総会概略―1日目2日目4日目5日目(最終日)/


【4日目 5/23】 最大の山場
 ・スペイン、ポルトガル、フランス、イタリア、サンマリノ、逝ってよし!

【アラスカの先住民捕鯨(の修正案)は?】>>ダメ 日本(゚д゚)...アラスカ,ゴメソ
  賛成:30 反対:14 棄権:1

 ・英国
  「誰(日本)が悪いのかは明らかだ」<<=オマエガナー

 ・オランダ
  「暗黒の日だ」

 ・小松参事
  「IWCの改善の為に立ち上がった」
  「サンシャイン・デーだ」
  「(漁業・捕鯨しか産業の無い漁村の)日本の沿岸捕鯨者はアラスカの現状と同じ」
  「(それぞれ独立国家なのだから)票の操作なんて出来るわけがない」

 ・メキシコ
  「コミッショナーのプライベートな会議では、日本以外のコミッショナーからは
   コンセンサスを得ていた。議事録に残す為にあえて発言をしておきます」
    ↑投票結果を見ても明らかにウソ。メキシコ、マジで必死だな (W
                              ↑
 ・小松参事                      ↑
  「昨日も言ったが、この公的な場でメキシコは
   (アラスカの捕鯨を日本以外の諸国が合意済みだったという)ウソをついている」
  「投票結果は予想したとおり」
  「アメリカなど、反捕鯨国からの相談は無かった」 
  「アメリカも非難しておいてください」

 ・小松参事、コミッショナー会議の後で、
  「アメリカとも話を始めたが、これからだ」

 ・ニュージーランド
  RMS(改訂管理制度)付表修正の日本案(合意の無い部分を削除したもの)に意味不明の抗議。

【RMS(改定管理制度)付表修正の日本案(商業捕鯨の再開への道)は?】>>ダメ 日本(゚д゚)マズー
  賛成:16 反対:25 棄権:3 欠席:1

 ・日本
  「RMS(改訂管理制度)付表修正のスウェーデン案は
   (公海での捕鯨禁止といった、委員会での合意の無い部分が追加されており)、
   反捕鯨を意図したものだ。」

【RMS(改訂管理制度)付表修正のスウェーデン(反捕鯨)案は?】>>ダメ 日本(゚д゚)ウマー
  賛成:12 反対:24 棄権:7 欠席:2

 ・カチンカチンな反捕鯨国(強硬派)
  「オーストラリア、ニュージーランド、メキシコ、オーストリア、ドイツ、インド、英国。
   アメリカはちょっと動いた。」

 ・ニュージーランドもよくウソをつく (w

 ・小松参事官  「(苦しいのは変わらないが)前回のロンドン会議に比べ、かなり前進」
 「鯨は種類により増加傾向という科学的根拠が認められている」
 「調査捕鯨によって、『漁業と競合している鯨』を写真などでアピール出来た」

IWC加盟国/IWC総会概略―1日目2日目3日目5日目(最終日)


【5日目 5/24】
 ・アンティグアバーブーダ代表のミスターDJ、
  独立国家としての尊厳を反捕鯨国に傷つけられ、
  「私は燃えている!!! 今日は燃えている!!!!!」

 ・カリブ諸国への侮辱発言などに対し、反捕鯨国への抗議が続く。

【セントビンセント・グレナディーンによる先住民捕鯨枠の提案(ニュージーランドの修正案)】
  >>コンセンサス合意

 ・パラオ、「先住民生存捕鯨は日本も含めて議論すべき」と、日本の修正提案を支持。

 ・議長、「先住民族生存捕鯨枠を認める提案に、地元での流通消費のために
  日本沿岸のミンククジラ25頭/年を加えて欲しい」という日本の修正提案の機会を奪う。

【(日本の沿岸ミンククジラ捕鯨提案を拒否する)議長に反対か?】>>ダメ 日本(゚д゚)マズー
  賛成:17 反対:27 棄権:1

【(昨日否決された)アメリカ・ロシア先住民(アラスカ)のための生存捕鯨付表修正案
 (モリ打ち回数制限を厳しくして捕鯨を認める英国案)は?】>>ダメ 日本(゚д゚)...アラスカ,ゴメソ
  賛成:32 反対:11 棄権:2 

 ・小松参事官
 「アメリカが二枚舌を使うので、日本も(アラスカに対して)反対を余儀なくされた」

 ・モロッコなど、日本を支持。しかしその後も議長は強行に恣意的に議事を進める。

【2年間の暫定措置だが、IWC経費の分担金を均等割から経済力に応じた4グループに分けた 上で負担金額を変え、途上国の負担を減らす】>>OK 日本(゚д゚)ウマー...ダトイイナ
  賛成:21 反対:12 棄権:10 欠席:2

―そして閉幕―
 ・今回の会議運営について、各国から日本、下関へ、高い評価と感謝が述べられた。
  議長への特別の賛辞は見当たらず。
  発言時お決まりの Thanks,chairman. を除いては (W

小松たん、素晴らしい逸材です。

IWC加盟国/IWC総会概略―1日目2日目3日目4日目


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