「小さい岩礁だから、韓国に侵略したから、在日差別があったから」、
皇土を割譲して良いものでしょうか?「同盟国だから、通商関係を保ちたいから」
皇土を占領されて、黙っているのでしょうか?
差別や、帝国主義という言葉の前に思考停止し、正義と真実が罷り通らぬ状態を
武力に頼らぬ外交を国是とする日本に一番相応しくない状態が竹島であると私は
愚考します。竹島問題の発生が、李ラインを手前勝手に作った昭和27年であることは
誰の目にも明らかですし、これに対し、日弁連が同28年、「平和的漁船を拿捕し漁民を
拉致し且つ刑事犯として処罰するが如きは国際正義に悖る行為である」(抜粋)とし、
厳重な抗議を行っております。今も、この「正義の声」は大韓民国に届かず、あまつさえ
皇土に何ら許可無く宿営設備等を設置し、不法に警備隊を滞在させ、その増長は留まる所を
知りません。李ライン内では大韓民国警備艇が勝手な取締りを行い、日本船団を締め出し、
自国船団が漁業資源を枯渇に追い込むと、今度は勝手ラインを超え本邦領海内で密漁、
泥棒(養殖水産物)、不法投棄と、大韓民国船団の日本海での横暴も今日まで留まる所を
矢張り知らないのです。一体、何がこの悲劇を許したのか?領土問題を強く叫ばなかった
歴代政権が悪いのか、お人よしの日本の漁業者が悪いのか、定かでは在りませんが、
前者も後者も、日本人の優しい、お人よしな性格が悪かった、としか言い様がありません。
PCBや福竜丸事件で水産物への根強い不信感が過去醸成され、蛋白源としての
魚の地位が落ちて来ている現在、BSEという奇病の出来で蛋白源としての魚が世界中で
見直されてきています。誰でも美味しくて、安全な蛋白源、魚を食べたいでしょう。
この点では日本人も韓国人も同じでしょう。しかし、大韓民国船団は自業自得とも言える
無計画な乱獲と日本では当然許可されない違法な操業で既に彼らの未来の糧を取り尽くしたのです。
日本は官民を上げ、過去、彼の国の漁業技術向上に手を貸してきました。しかし、其れは
乱獲や絶滅を招じる為に協力したのでは在りません。彼らの貧窮を助けたい、極めて人間的な
隣人愛の為せる技でした。
想像を絶する未来が待っています。日本海に回復可能と考えるだけの魚が居なくなってしまう、
そういう未来もありえるのです。様様な漁業統計や離職者の数、解散した船団の数が
私の愚見を裏付けています。(最早手遅れかもしれません。)
本来なら、もっと早い内に手を着けていれば、回避できたこの悲劇を更に先送りすることは
今の日韓関係を潤滑にするだけで、未来の関係を無視する愚策でしかないでしょう。
「昭和61年4月23日 スペインのファン・カルロス国王がイギリス議会で演説。
282年間も係争が続くジブラルタル問題の解決を訴え。」残り200年、竹島問題を
先送りにしますか?
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