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INDEXマスコミ
/平成14年6月21日
【朝日】石原都知事の記者会見【東京】[2002.06.17]
重い障害を抱える人たちの治療にあたる病院を視察後の記者会見
朝日新聞東京新聞

朝日新聞 ああいう人たちに人格あるのかね
   東京都の石原慎太郎知事は十七日の記者会見で、 重い障害のある人たちの治療にあたる病院を視察した感想を述べるなかで、 「ああいう人ってのは人格あるのかね」と発言した。
 「ショックを受けた」という知事は「僕は結論を出していない」として、 「みなさんどう思うかなと思って」と続けた。
 知事はこの日、府中市の府中療育センターを視察。 会見で強い印象を受けたことを明らかにし、 「絶対よくならない、自分がだれだか分からない、 人間として生まれてきたけれどああいう障害で、ああいう状況になって…。 しかし、こういうことやっているのは日本だけでしょうな」と切り出した。 「人から見たらすばらしいという人もいるし、 恐らく西洋人なんか切り捨てちゃうんじゃないかと思う。 そこは宗教観の違いだと思う」と話し、「ああいう問題って 安楽死なんかにつながるんじゃないかという気がする」とも述べた。
 「安楽死」の意味を問われた知事は「そういうことにつなげて考える人も いるだろうということ」として、「安楽死させろといっているんじゃない」 と否定した。知事は施設の必要性や職員の労をねぎらった上で、 「自分の文学の問題にふれてくる。非常に大きな問題を抱えて帰ってきた」 と語った。
1999年9月18付 朝日新聞より

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東京新聞 物書きの目に戻り「生」みつめる
 ―障害者施設視察 症状や治療…熱心に質問
 「行政者というより物書きをする人間として考えさせられた」
 石原慎太郎東京都知事は、九月十七日、重症の心身障害者が入所する 都立府中療育センター(府中市)を視察、しみじみと感想を語った。
 これまでのハコモノ視察と違って、今回は「人間の存在」という 問題に直面させられる場所。病棟には、一歳の時にふろでおぼれ、 全身まひとなった十三歳の男の子らがベッドに横たわっている。
 「こんにちわ」とほほ笑みかける知事に、男の子は目と舌のかすかな動きで 自らの「生」を必死に表現する。約二百五十人の入所者の大半が、センターができた 一九六八年以来、三十年以上にわたってここで生活している。人工呼吸器の生活を 強いられる人も少なくない。知事は「環境庁長官として(熊本県の)水俣を 訪れたときを思い出す」と言いながら、入所者について「生まれた時から同じような 症状なのか」「どういう治療をしたのか」などと、院長らに熱心に質問した。
 知事「これだけ手厚い手当をしながら入所者の症状に可逆性(回復可能性)がない。徒労感は?」
 院長「時々あります。でも、それを乗り越えなければ仕事はできません」
 帰りがけに「入所者は自分がだれだか分からない。(彼らに)人生がない、というくくり方を する人もいるが、それなりの人生があるんだという一つの確信を持って仕事をしているのは、 素晴らしいことだ」と知事は漏らした。ただ、「外国にはこういう施設がない」と説明を受けた こともあって、都庁に戻っての記者会見では「ああいう人(入所者)は人格があるのだろうか。 僕は自分の結論を出してないのだが、おそらく西洋人なんか切り捨てるんじゃないか。
 (西洋人は)すぐに安楽死などを考えるのでは…」と複雑な表情も見せた。一方、療育センター を視察したきっかけを問われると「ほかの(都立)病院はひどいからね。大改革をやろうと 思ったけど、『それなら、採算度外視で崇高な仕事をしている医師や看護婦もいるのを 見たほうがいい』と側近に言われた」。
 一九九九年二月、薬剤の取り違えミスで患者を死亡させ、その後も「事故隠し」と とられる対応を続けていた都立広尾病院への不信感が、尾を引いている。
1999年9月18付 東京新聞より

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「米国人意識調査」を読み比べよう[2002.06.21]
各国に対する米国人の意識調査の結果
朝日新聞読売新聞

朝日新聞 日本に「好意」あるがパートナーは… 米国人意識調査
 米国人にとって、日本は信頼できる国だが、相対的な重要度は減っている――。外務省が20日、発表した「米国における対日世論調査」の結果から、こんな米国人の日本観が浮き彫りになった。日本に「好意的」と答えた人は81%で過去最高だったが、最重要パートナーとして日本を選ぶ人は下落、代わりに中国が上昇している。

 調査は、外務省が米国の調査会社に委託し、今年3月に電話で実施。政官財や学界、メディア関係など有識者322人を対象とした。

 アジア地域の中で最も重要なパートナーを挙げてもらったところ、「日本」と答えたのは64%で、昨年の調査より8ポイント減少した。これに対して、中国は23%で、昨年より3ポイント増えた。

 日本が国際社会で果たすべきリーダーシップについては、半数近くが「世界経済の発展が非常に重要」と答え、「防衛力整備による世界平和の推進が非常に重要」とした人は13%にとどまった。

 日米安保条約については、過半数が「極めて重要」と答え、「ある程度重要」と答えた人と合わせると85%に達した。(17:29)

http://www.asahi.com/international/update/0620/004.htmlより

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読売新聞 米世論調査「日本に好意」が一般人で過去最高の49%
 外務省は20日、2002年の「米国における対日世論調査」の結果を発表した。日本を「好意的に見ている」米国人の割合は有識者で81%、一般人で49%にのぼり、ともに過去最高を記録した。「日本は信頼できる」と答えた人も有識者91%、一般人67%といずれも過去最高で、米国人の対日観がかつてなく良好になっていることが明らかになった。

 1995年から続けている「日本を好意的に見るか」という質問への肯定的回答は、有識者が昨年比で6ポイント、一般人が9ポイント上昇。その理由(複数回答)として、有識者は〈1〉経済的結びつき・投資関係(23%)〈2〉強い経済力(20%)〈3〉同盟国・友好関係(13%)――を挙げた。一般人は〈1〉経済的結びつき・投資関係(10%)〈2〉日本人は善良で立派(9%)、勤勉でよく働く(同)――などが多かった。

 対日好感度が上昇している理由について、外務省は「日米間に懸案が少ないことや、2月のブッシュ大統領訪日で友好関係が印象づけられたことが大きいようだ。さらに、昨年の米同時テロ以降、米国人に同盟国重視の姿勢が強まったのも影響した」(海外広報課)と分析している。

 一方、「アジアで最も重要なパートナー」に日本を挙げた人は、有識者64%、一般人46%で最も多かったが、ともに昨年と比べると減少し、ロシアが微増した。

 調査は毎年1回、外務省が米国の調査会社に委託して行っているもので、今年は3月に米国の政財界や学界などで指導的立場にある有識者322人と、一般の米国人(18歳以上の男女)1517人を対象に電話で行った。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020620-00000112-yom-polより

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米国における対日世論調査結果表
アジア地域の中でどの国が米国にとり最も重要なパートナーであるか。(有識者/一般)
前年度比 2002 2001 2000 1999 1998 1997 1996
日本 -8/ -3 64/ 46 72/ 49 72/ 53 75/ 51 72/ 55 72/ 52 79/ 53
中国 +3/ 0 23/ 22 20/ 22 20/ 22 19/ 21 20/ 17 18/ 21 14/ 16
ロシア +4/+4 6/ 10 2/ 6 3/ 6 2/ 8 3/ 8 2/ 9 3/ 8
その他 0/+2 5/ 8 5/ 6 4/ 4 3/ 7 2/ 5 6/ 4 4/ 5


日本は信頼できる友邦であると考えるか。(有識者/一般)
前年度比 2002 2001 2000 1999 1998 1997 1996
信頼できる +6/ +6 91/ 67 85/ 61 87/ 60 87/ 61 89/ 60 87/ 59 87/ 54
信頼できない -5/ +1 5/ 23 10/ 22 9/ 24 10/ 25 7/ 27 8/ 26 7/ 32
外務省ホームページより

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