●淑女の正体 マタドールを倒すと、聞き覚えのある声が。
淑女の声
…やはりメノラー同士は 引き合いましたか……
主人公、お願いがあります。
急ぐ必要はありませんが、そのメノラーをもって、
私どもの所まで来て頂けますか?
ターミナルを使って、アマラ深界まで 転送されるようにしておきます。
詳しいお話は……こちらに来て いただいた時にさせていただきます。
その時まで、メノラーを無くさぬよう お気をつけ下さい……
主人公(名前)…!? 何で下の名前を呼び捨てで…。
やっぱりあの見覚えのある唇の彼女は、あの人なんだろうか?
気になるともう止まらないので、早速ターミナルからアマラ深界へ。
喪服の淑女
……………
…あの魔人から、メノラーを 取り戻してくれたのね、主人公くん。
私が、ずっと前から思っていたとおり…… 君は私の力になってくれるのね。
……そう信じていたわ。 たとえ世界の姿が変わっても、って……
下の名前を慣れ親しく呼び、そしてこの台詞…。やっぱりあなたは…。
「全てを話す」と言ってくれた通り、いずれ打ち明けてくれるのかな?
喪服の淑女
…………… …我が主の言葉をお伝えします。
あなたが手に入れたメノラー。
それは我が主の持つ 大事なコレクションだったのです。
メノラーはアマラ深界の流脈を 制御する生命の炎……
それが恐ろしい魔人によって、 何処かへ持ち去られたのです。
それを手にした者は、このアマラ深界を 自在に行き来する力を得ます。
しかし、それは誰彼無しに許された 事ではありません。
ここは本来、我が主が許した者しか
足を踏み入れる事が出来ぬ 禁忌の場所なのです。
彼女が主と呼ぶ車椅子の男…。何故自分で話そうとしないのか?
仕草は“坊ちゃま”のようでも、実際にマロガレを渡された時に見ているし…。
喪服の淑女
そこで、あなたにお願いしたいのです。
そのメノラー、 本来アマラの各層を照らす生命の炎を…
取り返し、アマラ深界に戻して 頂けないでしょうか?
それが我が主の願いです。全部で10と1本あるメノラーを 取り返す事。
それをしていただけるなら、 あなたがアマラ深界に
出入りする事を許しましょう。 あなたにとっても損ではない話だと
思われますが如何でしょう。 頼まれて、頂けますか?
この断りにくい頼み方、やっぱりどこかで!?
それにしても10と1本のメノラー。11番目のセフィラーが出てくるとは。
ビナー(知性)とケセド(慈悲)の中心に位置する、隠されたセフィーラー“ダート(知識)”。
冥王星を表すこのダートのメノラーも存在する、ということなのか…。
喪服の淑女
ありがとう…主人公くん。
君なら……いえ、あなたなら そう言ってくれると信じていました。
あなたに1つのメノラーを渡したのは
メノラー同士が引き合う力を 持っているからです。
それを手にしていれば いずれ全てのメノラーを 見つけ出す事が出来るでしょう。
メノラーを取り戻したら、 アマラ深界の各階層に配して下さい。
各層に配する毎に、その働きに 報いていきたいと考えております。
あなたがたの世界でアマラの転輪鼓、トウキョウでターミナルと呼ばれる装置。
それにメノラーをかざす事で この地と自在に行き来する力を 得るでしょう。
それでは、くれぐれもお気をつけて…
「君なら」…も、もうわかったって(^^;)
とにかく、この王国のメノラーを持ち続けていれば魔人たちと次々に遭遇して
いつかは全て集まる、ということね…。
喪服の淑女
…これで準備はすべて整いました。
我らが選びし魔人が、 全ての死を乗り越えられるのか…
そして新たな悪魔が誕生するのか… 見守ることに致しましょう。
立ち去る人修羅の背でポツリと囁かれた台詞。“新たな悪魔”とは一体…!?
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