引き続き今回は、東京ゲームショウ2003での「真・女神転生-NOCTURNE
マニアクス」の試遊台、
「アマラ深界」という新ダンジョンの、ダイジェスト的プレイレポートをお送りします。
■「アマラ深界」
新ダンジョンでレンコンの穴の様な「覗き穴」を覗くと、
舞台のような書斎で車椅子の老紳士と喪服の淑女が待っています。
老紳士は言葉を決して口にはしなく、代わりに淑女が代弁します。
主人公が迷い込んだのはアマラ深界と言い、人間が言う魔界であり、普通の者なら入れないような所という事。
しかし主人公は、「あの御方」に認められた悪魔なので、特別にアマラ深界を探し回れる許可が与えられ、
その鍵となる「基礎のメノラー」(貴重品で見ると、『カバラでいうセフィロトの第9に当たるメノラー』と
説明が付いている *1)を貰う。
気品があるものの胡散臭い彼らのへ謁見が終わると、新しいダンジョンの道が開き、
そこで5つのうち1つの穴が開いて飛び込めるようになります。
飛び込んだ穴は、アクションダンジョンになっていてマッカの金貨を拾うミニゲームが楽しめるようになっています。
金貨一つが5マッカ相当で、落ちる途中で主人公を動かすことで拾えるようになっています。
しかし障害物に主人公が当たると、拾ったマッカを落としてしまうので、避けながら落ちていきます。
落ちた所は「第一カルパ(KALPA)」
*2と言い、
燭台にメノラーを設置すると火が灯り新しいダンジョンの入り口が開きます。
情報提供の悪魔の話では、ここは何層も積み重なった長い層になっており、
最深部に「あの御方」が待っているので、そこまで行ける事を楽しみにしてるとの事。
このダンジョンには今までとは違う個性的は思念体が存在します。
・闇のディラー
シルクハットをかぶっていて、10000マッカの高額で新しい悪魔を売ろうとする饒舌な思念体。
・闇医者
ブラック●ャック風で、2000マッカで回復を取引する寡黙な思念体。
・「カマラ」という名前の思念体
人間を嫌い、悪魔を好む女性的な思念体。「凄い悪魔」についての情報を持っているらしい。*3)
また、このダンジョンには謎の個室やアイテムが存在しています。
・墓標の間
「堕天使フォルネウスここに眠る」、「妖精トロールここに眠る」と左右の墓標に刻まれている。
「死んだ悪魔の名が刻まれます。だれかさんが悪魔を倒したそばから…」と墓守の思念体は言ってくるが…!?
・死兆石
宝箱の中にあるアイテム。貴重品で見ると「死をおびきよせる怪しい光をもった石」と紹介されているが!?
ダンジョンを通過してゴールには、あの「覗き穴」があり、覗くと老紳士と淑女が待っています。
基礎のメノラーを設置した事に触れ、残りのメノラーは魔人たちが持っていることを説明し、
ここでメノラー奪還を依頼されます。
そしてその「代償」に、この世界の成り立ちの秘密を教えてもらえます。
(東京受胎の成り立ちに、氷川の属するガイア教団の陰謀と、メシア教団の暗躍があった…)
そのテロップと共に画像が数枚飛び交います。
「ガイア教団の集い」、「血飛沫が舞う殺戮の現場」、「東京タワー上でに現れた受胎の黒球」、
「赤い場所にいるヒジリ」、「マネカタが集うミナフシロ最深部」
*4
その全てを教えられた主人公はボルテクス界に戻りますが、
「それは主人公を待ち構える魔人との新たな戦いが始まる事でもある」、とテロップは終わります。
荒野に残った主人公の後ろから雷鳴が轟き、振り返ると
「感じる、感じるぜ! オマエがメノラーを持っているのか!」
疾走するバイクにまたがる骸骨ライダーが向こうから現れます。
彼の名前は「ヘルズエンジェル」という魔人。*5)
「メノラーをよこしな、そしたら、連れてってやるぜ! スピードの向こう側にな!」
ヘルズエンジェルはうなり上げるバイクと共に、主人公に襲い掛かろうとした!
私なりの補足
*1 カバラで言う生命の樹のセフィロトは全部で10数ある、ということは残りメノラー数も!?
*2 カルパ(KALPA)はヒンズー教に出てくる概念で、「想像も付かないほど無限に長い時間」をあらわす(単位)。
*3 カマラの容姿といい、3人の思念体は「デビルメイクライ」と関わりのありそうな・・・気がします。
*4 「真・女神転生III
-NOCTURNE」で「メシア教団」に触れるのは、これが始めての様な…!?
*5 「真・女神転生II」で登場した容姿そのままに登場します。ちょっと異なるのは
ライダーメットをかぶっている事だけです。 防御の面はバッチリという事か!?(笑)
/ Dream MAN
KAZ / またまた、ありがとうございました☆
全く異なりながらも真・女神転生III -NOCTURNEの世界をすぐそばに感じられるので
やっぱり感覚としては「真・女神転生if...」のアキラ篇を彷彿させますね。
老紳士の言葉を淑女が代弁する姿は、まさしく老婆と坊ちゃまの関係。
年齢が逆転しているこの関係はいきなり面白いですよね。
「堕天使フォルネウスここに眠る」、「妖精トロールここに眠る」の墓標に大ウケ(≧∇≦)
帰らぬフォルネウスをずっと待ち続けた、「忠星デカラビア像」も隣に置いてあげたいくらいです(笑)
今まで語られなかったメシア教団の存在もあり、気になることだらけです。
今回のテーマは「死」とのことなので、その象徴である「魔人」の存在がかなり重要のようです。
ペイルライダーが出たということは、ますますアリスとの出会いもありそうですよね☆
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