神話伝承に詳しい方は、既にピンと来られたと思いますが、真IIIのゴズテンノウ、
およびスサノオについて調べた事を報告いたします。まず「陰陽師」にて安倍晴明が唱えていた祝詞(神詞)です。
「天地(あめつち)に 来ゆらかすは さゆらかすは
神わがも 神こそは 来ね聞こゆ 来ゆらかす…
皇神(すめかみ)の よさし給へる大尊(おおみこと)
踏み行くことぞ 神ながらなる 寄り返し打ち返す
波は凪ゆき 海の面(も)も静けし…」
●ゴズテンノウに仕えるマネカタの巫女が、呟く様に唱えていたのは、これではないかと思います。
(神様を称える詞にして御利益あるおまじないの様です)
もう一つ。スサノオを調べるうちに
「姉・アマテラスを汚し、殺めたと思い込んで悔いて、彼が唱えた鎮魂蘇生の詠」
も登場したので記します。
「おお 魂筐に 木綿とりしでて たまち取らせよ
魂上がり 魂上がりし神は 今ぞ来ませる…
アチメ おお 御魂上がり
去まし神は 今ぞ来ませる
玉筐持ちて 去りたる御魂 魂返しすなや」
(訳:死して去りし神は、今こそ戻る。
聖なる布を広げて玉函に入れ、
もう去らぬよう御魂を捕まえよう。
決して黄泉へ帰らぬように、閉じ込めよ。)
●これも真IIIをプレイされた方は、聞き覚えのある詞ですよね。(神様の復活を祈る詠だそうです)
ゴズテンノウとスサノオが、同一視される裏付けになるかと思います。
何かのご参考になれば、と思い投稿しました。
牛頭天王。インドの祇園精舎を守護する神にして疫病神とされる。
人を祟って疫病をもたらすが、快く迎え入れた貧しい農民に対しては、「一宿一飯の礼に」と万病を退ける術を教えた。
日本でも六月に行われる厄除け「茅の輪くぐり」(旧・夏越しの祓え)がこれにあたり、
この神を祀る事で逆に疫を払う事ができる。スサノオと同一視される場合が多い。
素戔嗚尊。日本を代表する夫婦神・イザナギとイザナミの間に産まれた三神の一体。
荒くれる神として名高く、姉にあたるアマテラスとの諍いが絶えず、高天ケ原にて有名な「天照岩戸隠れ」を引き起こしてしまう。
原を追放されるも、その有り余る力を発揮してヤマタノオロチを退治するなどの活躍をし後にクシナダヒメを妻とした。
祇園を守護する神・牛頭天王(ゴズテンノウ)と同一視される場合もある。
/ EAST
KAZ / ありがとうございました。
牛頭天王は、もともとインドの祇園精舎の鐘の守護神とのこと。
八坂神社が祇園社と呼ばれているのも、こういうことからなんですね。
非常に荒々しい神だったことから、日本に入ると素戔嗚尊と習合されたようです。
こうやって神話を辿っていくと繋がりがあったり、色々な共通点があったりと
意外な発見があって面白いですよね☆
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