お便り&情報BOX
●第62回 東京ゲームショウ2002秋(3)●
今回は引き続きDream MANさんの投稿レポートです。
前回のプロモーションビデオ(以下PV)の詳細をお届けします。 まず、登場人物の紹介です。 ●氷川 ザイン(真II)の顔を悪魔的美貌にしたような顔で、剃り込みがある下三角の髪型。見るからにゾッと悪寒が立つ人物。 (ファミ通初公開時の1ページ目左下の写真、巨大ビジョンに写っているような気がする…) PVではイスに座って「…不毛の大地を蘇らせる…」と喋るシーンがあり、何かを謀っている事は確実。 台詞から「CHAOS(混沌)」を目指しているようで、真・女神転生の五島を彷彿させる。 ●祐子 白い服を着た女性。主人公の担任の先生か? プレイヤーの名前決定イベントに登場する女性は、おそらく祐子だろう。 http://www.atlus.co.jp/cs/game/pstation2/dds3/index.html 主人公に意味深長な言葉を投げかけるのでキーパーソンである事が伺える。謎の多い女性である。 ●勇 「ユウ」と呼ぶのだろう。わずかしか登場しないが、チラッと見た目では「祐子」にそっくり。 対照的に黒の服装と帽子で身を固めている点や、名前(「ユウ」⇔「ユウコ」)からして、 異聞録のマイとアキのような関係を彷彿させる。 ●千晶 病院の待合室で待っている少女、ラインナップによると主人公とは顔見知りのようである。 髪の毛を真中から分けた長髪で柔らかい物腰の少女。どことなく真・女神転生IIのベスの雰囲気がある。 ●男 http://www.atlus.co.jp/cs/game/pstation2/dds3/index.html 「へえ先生の見舞いで、あの病院にねぇ」と聞いてくるオールバックの長髪の男で、 「警視庁」と書かれた立ち入り禁止のテープの前に立っている。 (「テロ」事件だろうか? この部分が「真・T」の井の頭公園の事件にデジャ・ヴする)。 「発売前なんだけど…」といって渡してくれる本は、何かのキーポントとなりそうである。 “コンタクト”の映像について ●ピクシー 喜ぶ時に宙返りします(異聞録のピクシーが喜んだ時の動作)。 ●ギリメカラ 看守悪魔の肩書きで登場。話し掛けると、腕を振り上げて怒っていました。 ●堕天使フォルネウス 「交渉だぁ!? 俺様になんで交渉なんかするんだ!」という風に怒って、エイの体を上下にくねらせてました。 “アタック”の映像について ●トール PS版『真・女神転生』のために新たに描き起こされたイラストでした。 [不動剣]の技の時は、全身の力をミョルニルに込めて、ジャンプして上から敵を打ち叩くアクションでした。 [マハザン]の時は、全身に力を込めて「ウォーーー!」とやるような感じでした。 ●ディオニュソス 「ソウルハッカーズ」と同じデザイン、色彩のままでした。 大きく両腕を広げて、それからすぐ「ソウルハッカーズ」のポーズをとるアクションで、[テトラカーン]を唱えていました。 ●サキュバス 「ソウルハッカーズ」と同じデザインでした。 両腕・両足を伸ばし体を反らしてから、急に「コ」の字にかがみ込んで、「マハラギ」を唱えていました。 ●フォルネウス PS版『真・女神転生』のために新たに描き起こされたイラストでした。 エイの体をひっくり返すかのように、一回転するアクションで、「メギドラオン」を唱えていました。 ●アラハバキ 縄文時代の土偶の姿です。 「ペルソナ2罰」のクロウリーみたいに首と胴体が別々に回転して、カッと両目を開いて「トラフーリ」を唱えていました。 他にも確認された悪魔のアクションは ●モスマン ピョンピョンその場を飛び跳ねていました。 ●ゴグマゴグ 「ソウルハッカーズ」と同じで、脈動する感じでした。 ●デカラビア 中に浮いたヒトデの形で、横に一回転していました。 また、主人公ですが「マハンマ」を唱えているシーンが確認できました。アトラスサイトでも「メギドラオン」を唱えているので どうやら今回の主人公は魔法を使えるようです(MPのパラメータも表示されている)。 COMPの存在についてはまだ分からないです。主人公が悪魔化しているのでCOMPを通じてコンタクトする必要が無い? だとすれば「STEVEN」も登場せず、結局彼の謎が持ち越しとなってしまいそうですが…。諦めずに、祈りつづけましょう! 「マッカ」や「マグネタイト」の存在も確認できませんでした(悪魔の召喚は「サバトマ」の魔法で召喚するのだろうか?)。 PV映像の中で 「…元の人間の姿(からだ)への渇望」 と述べられているのは、「逆さに浮かんでいる(デビルタトゥーのない)元の人間の体が封印されている場所で、 主人公がそれに向かって手を伸ばそうとするシーン」を自分の見解で脚色したものです。また、 「少年の姿(カラダ)のありか・・・」 と述べられている所にも、「元の人間の体が封印されている場所」がでてきます。 「…襲い掛かる2体の巨大な悪魔」 この2体の悪魔は、「ベリス」と「トール」でした。 「床に伏して叩く悪魔」の所ですがこの悔しがっている(?)悪魔は、「ベリス」のように見えました。 「文字の書かれた円柱」 公開された画像の中にもよくあの円柱が登場していますが、あれがグルグル右に回っていました。 一瞬でしたがこの円柱のある場所が崩れようとするシーンもあるので、目が離せない所となりそうです。 最後に、VTR映像を見て私なりに考えた『真・女神転生III』の世界観ですが、 主人公は「人間の体を取りもどそうとする」のか、それとも「悪魔として、新たな人生を築こうとする」のか。 そして東京を「元の人間がいた世界に戻す」「悪魔と人間が共存する世界を造る」「このまま悪魔いる世界のままにしておく」 のか、重い選択を迫られるはずだと考えます。私は真・女神転生に通じる魅力というのは「正解のない選択」にあると思います。 どのエンディングも、あの時、あの状態での自分が思った選択を選んだ上で自分が作った結果でも、 それを受け入れて生きていこうとする主人公たちに深い感銘を受けるのです。ですから、『真・女神転生III』の世界でも 「人の体をとりもどそうとする事は、何かを犠牲にしなければならない」 「他の幸せを考えるならば、悪魔として生きることを選ぶのも1つの手」 みたいに、一つ一つの選択の積み重ねで主人公は自分の人生を決定して、 ボルテクス化した東京の世界で創造と再生を行っていくのではないでしょうか? 自分の内面に住む世界を問う重大な選択には、既存の概念「LAW」とか「CHAOS」といったものでは 上手く絡められないので、新たに「ヨスガ」と「シジマ」という言葉が生まれたのではないかと、思います。 / Dream MAN
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