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tomiyumi webせむかたなきよしなしごと ― 2006年7月前半

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2006年7月前半


7/1(土)

ブログは、更新が楽だ。
だから、僕はこの日記やメモをブログにした。

そして一年弱。
わかったことは、
ブログの文章は「ブログ的」になってしまう、ということだ。

自分で設定した「カテゴリー」に縛られてしまうのだ。
そして、ブログの文章は「記事」になっていく。
ニュースサイトやアマゾンへのリンクを貼り、
ニュースや商品をネタにした「記事」を書いてしまうのだ。

これが今、僕にはおもしろくない。
でも、やってしまうのだ。

こうやってhtmlを書いてFTPでアップしていた頃の日記は
まだ日記成分が濃かった。
「今日は暑い。」でよかったのだ。
無理矢理カテゴリーを決めて書かなくてもよかったのだ。

って、
カテゴリーなど勝手に決めているのだから
無視して書けばいい話だけども。
でも、あそこにはなにか魔力がある。
自動的に整理される心地よさ、みたいなものがある。

そして、あそこに「なんでもない日常」を入れると、浮くのだ。
いや、「なんでもない日常」を
書いていないわけではないのだが、何かが違う。

あそこは、「裏富弓メモ」なのだ。
「裏」と銘打ってはいるが、
あそこは「表」である。
天下の「はてな様」であり「ブログ界」なのだ。
文章も、よそゆきになるのだ。

それに対して、ここは「裏」だ(背景も暗い)。
誰も見ていないことはないが、気楽に書ける。


今だからこそ、
こうしてhtmlで日記を書こう。
エディタを開き、タグをコピーして、
文章を書いて、FTPでアップロード。
そんな面倒をやりたいのだ。

ここには、
書きたいときに書きたいことを書きます。
自分でも明確な違いはわかっていないが、
「表」の「裏富弓メモ」にそぐわないようなことを
てきとうに書いていきます。



今日は、うまいもつ鍋屋に行った。
安くて、量が多くて、うまくて、
いろんな焼酎が飲めて、店員さんがいい人で、
非常に嬉しい店だった。また行こう。


……という感じで。
ああ、なんかまだ「よそいき」だ(笑)。
リハビリだ、リハビリ!

7/2(日)

昨日調子に乗って焼酎をたくさん飲んだので(?)
下痢がひどい。

7/3(月)

……と、1日から書いてるように見せかけて、
実は今日から書いてます(3日ぶん書きました)。

ブログをやり始めてすぐ、
「これは日記ではないな」と思っていたのです。
日記にタイトルがあるかといった話で。
もっと雑なものが書きたくなったのですな。
ちょっと前から思っていたのですが。

誰も読んでくれなくてもいいっちゃいいが、
かといってオフラインでノートに書く、
完全に個人的な日記とはまた違う。
まあ見なくてもいいけど、ちょっと見せたい、という。
これを読んで一番楽しいのは自分、
でも他人もたぶん読んでくれるだろう、という日記。

いま僕がネット上で面白いと思う「日記」は、
ブログにはないんです。
かといってミクシィにあるわけでもない。
容易に(エディタも開かずに)は編集できず、
記事の下にダイレクトにコメントしたりもできない、
ある意味一方的な「html直打ち(と思われる)日記」、
時代逆行のそんな日記が、いま一番、読んでいて面白い。

そんなこともあって、
ここを再開しました。
なんか、羽根が広がった感じ。
Web1.0の楽しさよ!(←適当)

7/4(火)

ミスチルの新曲が出た。
発売日は明日だが、生協に売っていたので購入。
昼休みに集中してコード進行を聞き取ってアップした。
帰ってから確認したら、けっこう間違っていた。
いかんいかん。
直してアップし直しました。

7/5(水)

自分の中での「ビートルズブーム」と
「夏目漱石ブーム」はしばしば訪れます。

どちらも、その登場以降
その世界に決定的な影響を与えてしまったような人たち。
あまりに有名すぎるが、
それゆえ、ちゃんと理解されていないとも思う。
「イエスタデイ」「レット・イット・ビー」「ヘイ・ジュード」
だけがビートルズではないし、
「吾輩は猫である」「坊っちゃん」「こころ」
だけが夏目漱石ではない。

聞き込むほどに、読み込むほどに、
そうか! そういうことか!
という発見がある。


僕はどうも「狭く深く」のタイプだ。
ひとつのアーティストや作家の作品ものを全部集めて、
しかも何度も聞く、読む。

すぎやまこういち曰く、「狭く深く、やがて広く」が良いと。
とても納得できます。

7/6(木)

スペースシャトル、見えず。

7/7(金)

おおっ、間違えてこの日記のファイルを
古いファイルで上書きしてしまった。

いつもの、エンターテインメント系とか
芸能人とかについて言いたい放題の人たちへの怒りを
いろいろぶちまけていたんだが、細かい文書は忘れた。

7/8(土)

バーゲンは盛況。
バーゲンズの二人もバーゲンに行くのだろうか。

7/9(日)

暑い。

7/10(月)

散髪……いや、髪を切りに行った。
混みすぎていたので、
予約だけして近くをぶらぶらした。

時間があったので古本市場まで行き、
「DS楽引辞典」と「MOTHER3」を購入。
この木曜からバンクーバーなので、
電子辞書としてDS楽引辞典と、
空の上でやるためのマザー3を買ったのだ。

40分ほどして美容室に戻るが
まだ順番は規定内。いや、来ていない。
この美容室にももちろん待合いのための本や雑誌があるが、
そのジャンルがけっこう多岐にわたっている。
今日は、なんとなく綿矢りさの「インストール」を読んだ。
なんとなく痛々しい気分になったところで順番が来た。
美容師のお姉さんが、アジアンの隅田に激似だった。


夜には、海外ローミングサービスを使用するための
FOMA(N900iG)が届いた。
一日105円で、海外でも電話番号そのままで携帯が使える。
メールもできる。便利な世の中だ。

7/11(火)

甲子園で阪神×広島を見た。
いやしかし阪神ファンの盛り上がりっちゅーのはすごい。
もう優勝争いか? てなくらい。

7/12(水)

さて明日出発。
研究室のパソコンやデジカメを借りたが、
これがあるとけっこう荷物がかさばることがわかった。
ちょっと意外だったなー。



で、今日気付いてしまった事実。
一昨日買ったDS楽引辞典だが、
なんとその機能をあらゆる面で改善した
「漢字そのままDS楽引辞典」なるソフトがあるようだ。
非常にショックだ。
仕様を知れば知るほど落ち込む。
明らかに、こっちの方が良すぎるのだ。
あーあ。まあいいか。



ということで、
バンクーバーに着いて一息ついたら
何らかの方法で更新します。
ホテルでネットが使えるし、
近くの図書館でも無料で使えるらしいし、
学会が始まれば会場で無線が使える。
ネットカフェもあるし、どうとでもなりますな。

7/13(木) 日本〜飛行機

さて、バンクーバー行きだ。
伊丹→羽田(飛行機)、 羽田→成田(バス)、 成田→バンクーバー(飛行機)となっている。
神戸→バンクーバー(船)とかそういうのはない。

伊丹16:35発の便に乗る予定だったが、
成田発の便が20:45に出るので、
羽田→成田への移動を考えるとけっこう慌しい。

余裕を持ちたいので
(一人での外国はもちろん、一人で飛行機に乗るのも実は初めてだ)、
伊丹発の便をひとつ前の便にしたい。
カウンターで頼むと、あっさりと変更できた。

そして、14:30の便で羽田へ。
窓側に座ったので、眺めを楽しめた。
ゴルフ場っていっぱいあるなあ。
そして、上から見るとなんかおもろい。

15:30には羽田に着いた。
15:55発のリムジンバスがあったので、乗る。
途中、お台場のフジテレビが見えた。なんと裏側だった!



成田には17時すぎには着いた。
余裕ができたのはいいが、できすぎた。
まあ、余裕がないよりはずっといい。

腹が減ったので、マクドでハンバーガーセットを食った。
その途中、「機内食」の存在を思い出した。
しまった、機内食はいつ出るのだろうか……

時間があり余っているので、空港内をうろついた。
「えいご漬け」と「旅の指差し会話帳DS」が
罠のように売っていた。買わなかった。

盗難防止用の首かけ貴重品入れを買った。
これがあればまずパスポートやクレジットカードの紛失・盗難は防げるだろう。

なんでも売ってるなここには。
ここで旅行グッズは全部揃うじゃないか。

19:00くらいまで時間をつぶす。
トイレの壁に、
「Japan is the most peaceful.」
と書いてあった。
帰国後、疲れ果てながら書いたのだろうか。
あ、でもここは出国フロアか。

19:00すぎ、手荷物検査と出国審査。
手荷物検査は国内便よりゆるい気がした。

20:25より搭乗開始。
乗り込むと、ビジネスクラスの席が。
その先に、エコノミーの席。
あまりの違いに愕然とした。

僕の席は左の列(3席)の通路側。
隣の2席には外国人のカップルが。カナダ人?
そういうことにしておこう。
カナダ男と、カナダ女だ。
東男に京女ではない。

ていうか、日本人少ないな。

前の席にも外国のおっさんが。
おっさんは、頭上の座席灯をいじり始めた。
あっ、割れた。
「cracked!」とか言って笑っとる。笑ってる場合か。



定刻に出発。
その直後、カナダ女が寝だした。
カナダ男、暇そう。

この飛行機(JAL)には、
「MAGIC」という機内エンターテインメントサービスがある。
要するに、音楽、映画、ゲームなどが楽しめる液晶がついているのだ。

出発からしばらくすると、
そのMAGICが使用可能になった。
と、その直後、
カナダ男はいきなり「上海」を始めた!
なんでだ。

僕はNHKニュースを見ながら、
この日記を書くためのメモを書き始めた。

しかし今日はすごい移動量と乗り換え回数だ。
自宅→伊丹→羽田→成田→バンクーバー。

さて、MAGICが使用可能になり、
隣のカナダ男が上海を始めるとすぐに、
おしぼりが配布された。
めちゃくちゃ熱い。
カナダ男もさすがにこれは熱かったようだ。
カナダ女は、やはり寝ている。

その後、ドリンクとおつまみが配布された。
僕はコーラをたのんだ。
カナダ男はスプライトをたのんだ。
カナダ女は寝ているので何ももらえなかった。

あっ、右前の席のその前の席の人も、上海をしている!!
なんでこんなに上海の人気が……

あっ、隣のカナダ男は、
上海をやめてオセロを始めたぞ!
しかも、負けた!
そして、2戦目に入った!

僕も何かしよう。
まずはソリティアをやってみる。
……ロードが遅い。
いざ始まると、コントローラ(リモコン)が使いにくい。
操作性が悪すぎる。やってられるか!
ということで、やっぱりマザー3にしよう。

と思ったところで、機内食だ。
さいわい、意外と腹が減っていた。
うまくもまずくもない機内食だった。
カナダ女は、まだ寝ている。

機内食が終わると、トイレが混みだした。
まあ、そうだろうとは思っていたが。
僕はまだ行きたくないので関係なし。

カナダ男は他にも仲間がいるらしく、
どこかへ行ってしまった。

しばらくすると、消灯した。
周りは、みんなけっこうすぐ寝始めた。
カナダ男は映画を見始めた。
僕はマザー3を始めたが、すぐ眠くなったので寝た。

寝づらいことこの上なし。
それでも2時間ほどは寝たか。
目が覚めたころ、カナダ男が寝だした。
カナダ男のひじが、僕のほうへ侵入してくる。
まあいい。気にせずマザー3をした。

サウンドバトルがけっこう難しいというか、成功せんな。
それはともかく、面白い。
マザーシリーズだけあって、サウンドはこだわってるな。
でもGBAってホワイトノイズみたいなのが常に乗るから残念だ。

3時間ほどやったところで、
眠くなったので寝た。

それから程なく、電気がついた。
朝食が配られる。
カナダ男は寝ている。
カナダ女もまだ寝ている。
食べ終わったころ、二人とも起きた。

右前の席の外国人は、
おそらく「県庁の星」を見ている。
その前の席の人は、また上海を始めた。

もうあと一時間で着く。
日本は4:30、バンクーバーは12:30とモニターに出ている。
眠い。

7/13(木) バンクーバー

バンクーバー時間で13:20、到着。
入国審査。審査官のおっさんがごつい。
いろいろ聞かれた。
どこから来たかとか、何しに来たかとか、
チケット見せろとか言われ、適当に答える。
入国。

さて、トラベラーズチェックはあるが、
現金は持っていないので、換金しよう。

と思って換金しようと両替所に行くと、
そのまま換金すると手数料がかかるから
普通に店で買い物して釣りをもらったほうがいい、
と(たぶん)言われた。

ので、もうバスに乗ってダウンタウンへ行くことにした。
シャトルバス乗り場でチケットを売っている。
トラベラーズチェックでチケット購入。
バス待ちの列に並ぼうとすると、
スタッフの兄ちゃんに行き先を聞かれた。
答えると、チケットの半券をちぎり、
さらに何か言ってきたが、早口で聞き取れない。
不安になりつつも、指示された(であろう)バスに乗り込む。
日本人が5人ほどいた。安心した。

「クラウンプラザホテル」前で降りた。
あっという間だった。

バンクーバーの街は英語ばかり。
……と思いきや、
日本語や中国語やハングルの看板などもけっこう見かけた。
でもやっぱり異国だ。
雰囲気が違う。
ビルのデザインが日本のそれとは違う。
全体的に、都会だが、
古い感じの街(いい意味で)という印象を受けた。
なんか、色がくすんでいる気がする。

で、そのホテルから、
予約しているホテルへ向かう。
この街は、道が格子状になっており、
それぞれのストリートに名前がついているので、
とてもわかりやすい街だ。

ホテルは、ダンスミュアストリートと
リチャーズストリートの交点の近くにあるはずだ。
しかし、そこまで来たのだが、ホテルが見つからない。
しばらくうろうろ探し歩いた。
やや不安が襲う。

よく見ると、
ほとんどの建物には番地が書いてあることに気づいた。
それに留意して探すと、あった。
建物と建物の間の道と思っていたところが実は階段で、
そこを上ったところがホテルだったのだ。

受付にはお兄さんが。
このお兄さんが、すごく気さくで優しい対応をしてくれる。
感激した。

カギを渡され、シャワールーム、トイレ、テレビルーム、
レンタルのインターネットなどを案内される(すべて共同)。
そして自分の部屋へ。
2階の窓側で、リチャーズストリートに面している部屋だ。
思ったとおり、ものすごく古い部屋で、なんにもない部屋だ。
だが、汚いという感じでは決してない。
とりあえず、一息ついた。


ひと段落したので、ダウンタウンを見て回ることにした。


まずは、バンクーバー中央図書館へ。
バンクーバーにホームステイしていたことのある後輩に、
ここで無料のインターネットが使えると聞いていたためだ。

到着。概観が、いや外観が美しい。
中に入るとすぐインターネットスペースが見つかった。
少し並んで待ったが、まあすぐに使えた。
メールやニュースをチェックした。

その後図書館の二階に上がると、
各国の本のコーナーがあり、日本のものもたくさんあった。
漫画もたくさんあった。
なぜか「ショコラ」が6巻だけ置いてあった。なぜ?


図書館を後にし、
ロブソンストリートをひたすら歩いてみた。
日本人がいっぱいいる。
留学等で滞在しているっぽい人や、
明らかに旅行客っぽい人など、いろいろいた。

途中にセブンイレブン発見。
菓子が多い。
いかにも北米っぽい、
体に悪すぎそうな色の、おそらくまずい、
細長すぎるグミなどがあった。
あと、英語版少年ジャンプもあった。
バンクーバーを発つときに買って帰ろうか。

さらにロブソンストリートをしばらく歩くと、
「みんなのコンビニ屋」を発見。
日本のものなどがいろいろ置いてある。
古本もある。ネットも借りられる。カラオケすらある。


グランビル通りあたりまで戻る。
石鹸やバスタオルがホテルになかったのと、
かみそりがほしいので、探した。
みやげ物屋に入って探すと、
日本人のおばちゃんの店員に話しかけられたので、
バスタオルを探していると告げると、
みやげ用のおしゃれバスタオルを見せられた。
やはりみやげ物屋で探すのは間違いだ。

近くのデパートに入り、ほしいものをそろえた。
もう8時くらいだ。腹が減った。
地下にフードコートがあったので、
ハンバーガーセットを頼んでみた。
このハンバーグは、パサパサで無味に近かった。


そしてホテルに帰る。
シャワーを浴びようと思い、シャワールームへ。
蛇口をひねると、水が出た。
しかし、湯はどうすれば?
蛇口はひとつしかない。
ボイラーのスイッチみたいなものも見当たらない。
まさか、水しか使えないと?
そんな馬鹿な。

どうにかすれば湯が使えるだろうとは思いつつも、
もうスタッフに聞くのも今日は面倒だったので、
部屋についている洗面台で頭だけ洗った。
初日の夜にいきなりこれか……と少しだけ思った。
まあ、なんとかなるだろう。


そして、慣れない海外をあれこれ思いつつ、寝た。

7/14(金)

最初、疲れすぎていたためか、
眠りが浅く何度も覚めていたが、
いったん深い眠りに入るとなかなか起きず、
結局11時頃まで寝た。
すっかり疲れはとれた。


今日は、スタンレー公園まで行ってみようと思う。
なんでも、すごく広い、有名な公園らしい。

まずは腹ごしらえ。
見物がてら、北の海のほうへ向かう。
「北の海」という関取ではない。

「カナダ・プレイス」のあたりのショッピングモールで
またフードコートを見つけた。
こんなところばっかりだが、まあいい。
マフィンとクッキーとコーラを買った。
コーラは、普通の市販の缶である。
マフィンとクッキーは、なんともいえない味がした。
うまいような、まずいような……。
見た目より腹がふくれる。
クッキーは持って帰って明日の朝に食おう。


腹が満たされたので、スタンレー公園へ向かう。
普通はバスで行く。
が、歩いても行けそうな距離なので、
歩いていくことにした。
いろいろと見ながらゆっくり歩くのが好きだ。

老夫婦が歩いている。
じいさんの方が、口笛を吹く。
うまい。
すごく自然な感じに吹いていて、
ビブラートなんかもきれいにかける。
なんかかっこいいなあ。

ちょっと小雨が降っている。
日本なら傘をさす人が多いだろう、というくらいの雨だ。
だが、ここでは傘をさす人は半分もいなかった。
僕も、傘なんか持ってないので、そのまま歩いた。


30分もかからず、スタンレー公園に着いた。
やっぱり、全然歩いていける距離だ。

公園の外周に道があるので、
そこをひたすら歩いて回る。
これも、観光バスや馬車があるが、利用せず。
レンタサイクルがあるので、
それを使ってもよかったなとちょっと思った。
が、とにかく歩く。

バンクーバーのダウンタウンを遠巻きから見られる。
ビル群がすごい。
ノースバンクーバーのほうも見えるが、
雨なのでかすんであまりきれいに見えない。
晴れの日に来るべきだった。

途中から、雨が少し強くなってきた。
といっても、小粒なので思ったほど濡れない。
でも、まあずっと傘なしで歩き続けているとそれなりに濡れる。
困ったなと思っていると、止んだ。よかった。

それからまたひたすら4〜50分くらい?歩いて、
入り口あたりまで戻った。
そして、これも公園の中にある水族館に行った。
だいたいは日本でも見られる水族だったが、
ベルーガ(白クジラ)は珍しいらしく、
この水族館の目玉水族のようだ。


水族を見終えたので、ダウンタウンへ戻る。
またひたすら歩いて、図書館へ。
メールチェック。

それから、B.C.プレイスというスタジアムのほうへ。
バンドがなにか演奏していた。

バンドといえば、
バンクーバーではけっこうストリートミュージシャンを見かける。
ストリートミュージシャンというか、弾き語りを。
英語の発音が本物だと、うまく聞こえる。
まあ、それを差し引いても、
日本の弾き語りの人たちよりは全然うまいが。
曲も、どブルースだったりする。面白い。


次に、スタジアム駅からスカイトレインに乗った。
スカイトレイン・市バス・シーバスは
トランスリンクという会社がすべて運営しているので、
チケットが共通だ。
それも、$2.25で一時間半乗り放題。

滞在中にウィスラーやビクトリアにバスで行こうと思っているので、
バスディーポというバスの発着場所のようすを見に行く。
パンフレットをもらった。

スカイトレインで、
今度はウォーターフロントへ。
ここからはシーバスに乗って
対岸のノースバンクーバーに行ける。

とりあえず、シーバスに乗りたかったので、乗る。
10分あまりで、着いた。
駅から出てすぐのところにショッピングモールがあるのだが、
もうしまっていた。18時半。早っ!
まだ明るいのに。ていうか、9時すぎまで明るいけど。

何もすることがなくなった。
腹が減った。マクドナルドがあった。
ファーストフードしか食ってないが、
腹が減ったので、ここで食べることにした。

マックチキンセットにした。
ドリンクはレギュラーサイズだが、でかい!
日本のLくらいある。
ポテトは日本と同じ形だが、塩味がうすい。
だが、ケチャップが無料でとり放題なので、それをつけて食べる。
マックチキンは、日本と味が違った。
これは、けっこううまかった。

で、シーバスに乗ってまたダウンタウンへ戻る。


ホテルへ。
フロントの兄ちゃんに、シャワーのことを聞こうか。
と思っていたら、
「Hello, how are you?」
と聞かれたので、
「I'm fine.」
としかなんとなく言えなかった。

部屋に戻って、シャワールームへ。
シャワーを出してみる。
やはり水しか出ない。
やはりボイラー的なスイッチもない。

どうしたものか。

試しに、シャワーの蛇口をいっぱいまでひねってみた。
……湯になった。

このシャワーは、
ひねるとまず水が出て、
さらにひねると水の勢いが増して、
水の勢いが最大になってからさらにひねると、湯になるのだ。
ひとつの蛇口で、水量と水温を変化させるのだ。わかるかっ!
これだと湯をちょろちょろだすことはできんのだなあ。
まあ、シャワーだからそんな必要もないが。

ともかく、無事にシャワーをあびることができました。
このシャワーは、ノズルをひねると水(湯)の出方が変わる。
「SPRAY」「MASSAGE」「NIAGARA」
の3段階だ。ナイアガラて。さすがカナダ。
このナイアガラは、「打たせ湯」みたいなもので、気持ちいい。


というところで、今日は終わり。
とにかく、歩いた。
7〜8キロは歩いたんじゃなかろうか。
でもそんなに疲れていないのは、
外国ということでどこかしら気を張っているからであろう。
では寝る。

7/15(土)

全然眠れない。これが時差ボケというものか。
今日は早起きしてウィスラーに行こうと思っていたが、
これだけ眠れないのに早起きしたらくたばってしまいそうなので
今日はやめて他の場所に行くことにした。
3時頃やっと寝つき、9時頃起きた。


まずはガスタウンへ。
みやげ物やカフェなどいろんな店が
落ち着いた良い雰囲気で並んでいる。
有名らしい蒸気時計はなんでもないところに立っていた。


次に、近くのハーバー・センター・タワーの
最上階?にある展望台に上った。
167mの高さから、バンクーバーを鳥瞰できる。
これは、絶景だった。軽い感動があった。
この展望台のパスは一日有効なので、日が暮れてからまた来よう。


次は、カピラノ吊り橋へ。ここも有名スポットらしい。
まずは昨日も乗ったシーバスへ乗り、ノースバンクーバーに渡る。
昨日は時間が遅くて閉まっていたショッピングモールをふらっと眺め、
何も買わずにバスターミナルに向かう。
ここからカピラノまでバスで行くのだ。
バスは初めてだ。
昨日説明したように、バス・シーバス・スカイトレインは
ひとつのチケットで一時間半乗り放題だ。
だが今日は一日中いろいろ乗るつもりなので、デイパスを買った。

さてカピラノ行きのバスだが、
ガイドブックに乗っている路線が見当たらない。
でも、違う路線の看板に「Capilano Suspension Bridge」と書いてある。
おそらくこれであろう。
と思っていたら、僕と同じガイドブックを見ている人が。
日本語のガイドブックなので、日本人だろう。
ということで、思い切って声をかけてみた。
これで合ってるでしょう、ということだった。
それに乗って15分ほど行くと、ちゃんと着いた。
その人とは、知らない間にはぐれた。

カピラノ吊り橋は、なかなかの高さとなかなかの長さで、
けっこう揺れるためけっこう怖い。
「horrible」とかいう声が聞こえたので、
カナダ人も怖いのであろう。

橋を渡りきると、森が公園になっていた。
そこを歩き回っているうちに気づいたのだが、
手すりにいろいろ落書きがしてあった。
日本人の落書きは見当たらない。
……が、これは絶対日本人のものだ、という落書きが。
いずれまたお見せしよう。


カピラノを後にする。
シーバス乗り場までまたバスで戻り、
シーバスでウォーターフロントまで戻る。

Searsというデパートのあたりにあった屋台で
ホットドックを買った。
これは、めちゃくちゃうまかった。


次は、バスでUBC(ブリティッシュ・コロンビア大学)へ。
バスで30分と、けっこう遠い。
途中、歩道に、
片方の腕に大きな紙袋を担いで歩く、筋肉隆々の男性を見た。
大きな犬を連れており、そいつにもなにかの荷物をくわえさせている。
すごい「外国感」。

この大学は、かなり広い。
そして、緑が豊かすぎる。
「新渡戸稲造記念庭園」という庭園があるが、
もう閉園していた。
とりあえずぐるっと歩いて、
特に何もすることもないので、ダウンタウンへ戻る。


イエールタウンをぶらぶら歩いて、北のほうへ。
ようやく夕方っぽくなってきた。
といっても、20時を過ぎている。
日がなかなか落ちない。

21時を過ぎたところで、
もう一度展望台へ。
ようやく暗くなってきたので、
夜景っぽくなってきた。

と思っていると、どんどん暗くなる。
ものすごく夜景になった。
これは、きれいだ。
だが、ひとりでこれを味わうことのむなしさも少し感じた。
一人旅はどこにでも気ままに行けてよいが、
反面、やはりさみしい。
感動がわかちあえないのはつまらん。
でもまあ、見れてよかった。


今日は以上。
毎日これだけ長文を書くのは、
たぶん、日本語をほとんど耳にも口にもしていないので
日本語に飢えているからであろう。


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