俺たちは にげだした! ……うまく逃げられたようだ。 なんだったんだ、あいつは…… 出口についた。 外の光がまぶしい。 「本屋もだめだったな。 どうしようか」 と話していると、一台の車が止まった。 運転席のおっさんがこっちを見ている。 が、顔がめちゃくちゃ恐い。 「隆幸、あの車にヒッチハイク頼んでみねえ?」 「え、あれにか…… 顔恐くねーか」 「なんかこれはチャンスの気がする」 なんだかよくわからないが、 チャンスと言われればそんな気もしてくる。 でも、顔が……恐すぎるだろう、あれは。 どうするべきかなあ。 →車に向かう →知らんぷりしてみのがす |