「このコーナーについて」で理論がどーたらこーたら言いましたが、 普段考えているのは別にガチガチの理論でもないのです。 曲を聴いていて「お、いい流れ」と思ったら、 それがどういうコード進行のしくみになっているのか、などのことを なんとなく考えている、というようなことにすぎません。 つうか、詳しい理論は知らんし、自分なりの解釈で覚えただけです理論は。 理論というか、楽典というやつを考えます。 楽典ちゅーのは音楽の約束事(そんなもんねーよ、とか言わないでね) をまとめたものです。 で、今書いたとおり、一番考えるのはコード進行についてです。 コード進行というのはコード(和音)の流れです。 コード(和音)とは、ギターとかで、いろいろ押さえてジャラーンと鳴らす、 そのときに鳴ってる音のことですな。 いろんな高さの音がいっしょに鳴ってるとき、 その音の間の関係に名前がつけられているのです。 例えばド・ミ・ソといっしょに弾けばCというコードになります。 ド・bミ・ソといっしょに弾けばCm(マイナー)というコードになります。 巷にあふれているほとんど音楽は、いろんなコードが順番に流れていき、 それが曲の枠組みみたいなものになっています。 たとえば、 C(ド・ミ・ソ)→G7(ソ・シ・レ・ファ)→C と弾けば、「気をつけ、礼」という感じの流れができます。 こういうふうに、たいていの曲は、 いろんな楽器の音でコードがつくられて、それが刻々と変わっていくことで 曲の基本ができあがっています。 このコードの流れをコード進行と呼んだりします。 (クラシックの理論だと「和声」と言うようです。) 曲から受ける「感じ」を決める大きな要因のひとつが、 コードや、そのコード進行だと言えます。 全く同じ楽器を使っていて、同じリズム、同じテンポの曲でも、 コード進行が違えば別の曲です。 まあ、似たようなコード進行だとパクリだとか言われそうですが。 (逆に僕は、全く違うサウンド・リズム・テンポでも、 コード進行やメロディーが似ていたら、「似てるなー」と思う。 サウンドやアレンジが似てても、コード進行やメロディーが違ったら そんなに似てないと感じることが多い。) もちろんコードがひとつだけでできていたり、コード自体なかったりして、 コード進行もくそもない曲もありますが。 民族音楽とかでも、リズムだけの曲なんかがあったり。 いまはさらっと書きましたが、 僕の言いたいことを書くにはもうちょい詳しく楽典についてお話ししたい。 わかってる人はすっとばしてください。 ほんじゃ次からはもうちょい詳しく楽典について書き始めます。 |