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tomiyumi webその他もろもろ音楽についていろいろ ― DQ1の音楽データベース

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ドラゴンクエスト1の音楽データベース

序曲デモ画面
街の人々(名前入力)冒険の書セレクト
ラダトーム城
街の人々
広野を行くフィールド
洞窟ダンジョン
戦闘戦闘
竜王ラスボス戦
フィナーレエンディング
CDリスト

序曲
Overture March
デモ画面 C major
(FC音源、金管五重奏part2ではF major )
「ドラクエの曲と言えば?」と訊けば、十人中十人がこの曲を答えよう。
ゲームをしない人でも聞いたことがあるのではなかろうか。
オーケストラバージョンでは、シリーズ中唯一展開部があり、
まさに「ドラゴンクエストシリーズの序曲」にふさわしいスケール感を有する。

街の人々(名前入力)
People
冒険の書セレクト画面(FC版以外) D major
「街の人々」のピチカートストリングスアレンジ。 オーケストラバージョンの中盤が基になっている。

ラダトーム城
Chateau Ladutorm
A minor
DQ1で唯一の城であるラダトーム城で流れる曲。
FC版では、2階にいる間は冒頭8小節のループとなる。
昔、「ドラゴンクエストへの道」という
ドラクエ1の制作過程をマンガにしたマンガがあったが、
その中で千田幸信が「これはバロック音楽ですね」と言うシーンがあり、
「こういう曲をバロック音楽っていうのか」と思った記憶がある。
「西洋のお城」のイメージにピッタリの曲だ。

街の人々
People
F major
ドラクエの街の曲は、「明るい」「ほっとする」だけではなく
ほんのりと切なさが漂っている曲が多い。
この曲も、いきなりF→D7/F#→Gm という泣き進行から始まるほどだ。
最後の下降主旋律+上昇対旋律も、
半音が絶妙に効いていて美しいことこの上ない。

広野を行く
Unknown World
フィールド D minor
旅に出る勇者の勇ましい曲
……が普通なら流れそうなところに、
どこかもの悲しい静かなフィールド曲が流れるドラクエ1。
それが冒険でありそして大成功であったことが、
前述の「ドラゴンクエストへの道」や、
さまざまなインタビューでも触れられている。
DマイナーというよりDドリアン(VI度がメジャーになる)なこの曲は、
その後のドラクエのフィールド曲のルーツとも言えよう。
この曲は2と3においてもアレンジを加えて使用されており、
アレフガルドのテーマ曲となっている。

洞窟
Dungeons
ダンジョン 不定
ダンジョンの不気味さ心細さなどを感じる曲。
階を下りるごとにキーとテンポも下がる。

戦闘
Fight
戦闘 不定
モンスターとの一対一の対決。
その雰囲気に合致した、
ずっしりしたテンポでの重厚な迫力を持った曲だ。
和声の進行は機能的な部分が多く調性感を感じるが、
何調かと言われればよくわからない。

竜王
King Dragon
ラスボス戦 不定
通常戦闘よりもさらに重厚な、
ラスボスの強大さを感じる曲だ。
ひとつのモチーフを、
さまざまな楽器で、さまざまな高さで、
ラヴェルのボレロのように、次々に重ねていく。
FC音源では、たった3トラックでそれを表現している。脱帽。

フィナーレ
Finale
エンディング C major 〜 Eb major
これぞエンディング、というエンディング曲。
この曲を聴くために何度もクリアした人も多いだろう。
FC時代のゲームのエンディングは
多くの場合スタッフロールしかないといっても過言ではなく、
クリアの「ごほうび」は、「達成感」とエンディング曲のみだった。
この曲は、その「ごほうび」に充分なほどなり得たのである。
短三度の転調がとてもすぎやま的であり、泣かせてくれる。

CDリスト
すぎやまこういち 指揮
東京都交響楽団
交響組曲「ドラゴンクエストI」
SVWC-7457 アニプレックス/SUGIレーベル
すぎやまこういち 指揮
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
交響組曲「ドラゴンクエストI・II」
SVWC-7062 SPE・ビジュアルワークス
すぎやまこういち 指揮
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
交響組曲「ドラゴンクエストI」
SRCL-2733 ソニー・ミュージックエンタテインメント
すぎやまこういち 指揮
東京弦楽合奏団
組曲「ドラゴンクエスト」
BY30-5121 バンダイ(アポロンレコード)


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