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データで見る「クリアレート(SP)」]2010/5/3

クリアレートのシステムが導入されたAC REDから現在AC SIRIUS中期までのクリアレート(SP☆8〜12)をまとめた特集です。

導入されたときは始めてプレイする曲の指標だったり、ラス殺し曲や地雷曲といった情報を数値で見れたり、
単純にどのくらい難しい譜面なのかを判別するのに重宝していたのを覚えています。
今もその基本的な性質は変わりませんが、REDの頃から現在までこのクリアレートもいろいろと変化をしていまして、
参考にする形も少しずつ変化してきているように感じます。
今回はこの「クリアレート」について書いてみたいと思います。

まず始めに、クリアレート導入についてと計算方法はAC REDの公式HPを参照してください。
クリアレートはサイト内の楽曲検索システムにREDから今作SIRIUSまでのレートデータが載っています。

クリアレートを見て
数曲をざっと見多だけでもクリアレートは回を追うごとに徐々に上昇しているのがわかると思います。
特に高難易度になるにつれてその上昇量も増しています。
この要因は単純に上手なプレイヤーが増えていること、
上 手なプレイヤーのプレイ率が上がっていること、曲の下知識(プレイする前にどういう譜面なのかをある程度把握)を得て、事故閉店しないような選曲をしてい る人が増えている、ということが挙げられます。また、AC GOLDより選曲できる難易度の幅が変更されたことも少なからず影響しているかと思います。
☆12のFAKE TIME(A)もRED時のレートは4%ですが、現在は26%まで上昇。同じく超絶ラス殺しと称されたOne More Lovely(A)もRED時3%から現在は25%まで上昇。☆8のCONTRACT(N)もDD時25%から現在は58%に。
し かし逆にレートが徐々に下がっている曲もあります。この傾向をとる曲はANOTHERの難易度が控え目で、尚且つクリアしたらあまり再プレイされにくい譜 面、いわゆるクセ譜面に多く、これまで削除されていった曲もレートの下降をしている曲が多いです。現稼動曲で例えるとouter wall(A)☆8やALIEN TEMPLE
(A)☆8、システムロマンス(A) ☆8など。上級者にとっては物足りない難易度(リピート率が低い)、中級者にとってはクセが強くて事故死しやすいのであまり触れたくない譜面(クリアまで 粘着、クリア後プレイしない)、といった感じなので上級者のプレイ<初心者、中級者のプレイとなって行き、結果的にレートが落ちていく。そして上級者がリ ピートしないため選曲率も低い=不人気曲扱いとなって削除の対象となってしまう、ということもあるでしょう。この辺りは以前の特集である「IIDX高難易度化と特徴の消失」でも同じようなことを書いてますね。


←のグラフは各シリーズ時のレートの平均をグラフ化したものです。☆8で例を挙げると青いグラフはAC HAPPY SKY稼動時の☆8の曲のクリアレートを平均したグラフです。(当時入っていた曲(現在削除されている曲)のレートも対象です。)

☆8
N 譜面は曲数自体が少ないのであまり参考になるデータではないですが、HYPERやANOTHERと比較しても明らかに低いですね。H譜面のレートは徐々に 上昇傾向にあります。SIRIUS曲の☆8は比較的易しいものが多いですが、今作だけでなくHYPER譜面は叩きやすい譜面、クリアしやすい譜面が増えて いる傾向にあります。ちなみに現在SIRIUS曲☆8のレートは全て90%以上を保っていて、これは過去には例のない状況です。
ANOTHERはRED時が高かったようですが、以降はほぼ横ばいのまま。曲数自体があまり増えていないのもありますが、削除されていく曲や新曲の兼ね合いがちょうどつり合っているからではないでしょうか。


☆9
☆9でもHYPERのレートは徐々に上昇、ANOTHERは
横 ばいという感じです。後に書きますが今作のレートが高めなのには2つほど原因があり、一つは今作のEXTRA条件(旧曲プレイと同作品3曲プレイ)、もう 一つはSIRIUSはまだ中間データであり、最終時には1〜2%ほど下降するということ、があるので高くなっている部分も大いにあります。
この影響もあってか☆9のレートはSIRIUSで一気に上昇しています。参考にしている方は特にREDとハピスカの曲には注意したほうがいいかもしれませんね。


☆10
☆10 レベルになると☆8、9と少し違い、上昇量がかなり多くなっています。DDからGOLDでは選曲できる難易度幅の変更があり、DDまでは1曲目は HYPERが☆7までの曲、2曲目はHYPERが☆9までの曲、3曲目は全曲でした。しかしGOLDから変わり、取得段位によって選曲幅違う(八段は1曲 目☆10まで)という変更があったので、上級者にとってはこれまで3曲目以降にしかプレイできなかった☆10HYPERが1曲目からプレイできるというこ とで、一気に上昇しましたね。
EMP新曲では☆10としては難易度の高い曲が多かった他、V2、TROOPERS、少年Aなどが段位曲になったこともあり、あまり上昇しませんでしたが、今作SIRIUSではその反動でかなり上昇。RED時からは平均で約15%の上昇です。


☆11
☆11も選曲範囲が変わったときに大きく変動しましたが、今作
SIRIUSで もかなり上昇しています。GOLD時は数えるほどしかなかったレート80%台も、今作ではかなりの曲が80%を上回っています。RED時と比べると平均で 20%も上昇していますし、次回作ではついに90%台の曲も出てくるかもしれませんね。ちなみに今作現時点で最高レート曲は毎作通りCaptivAte〜 浄化〜で89%です。
☆11でもEMPは停滞気味。やはり強い曲多かったですしね。


☆12
☆12 はREDからなんと平均で約23%も上昇しています。別段簡単な☆12だけが増えているというわけでもないですし、間違いなく上級者層が厚くなっている証 拠ですね。また、前作のレートを下回っている曲が1曲もないのも☆12の特徴です。(☆11も現状では1曲しかありませんが。)
GRやWGRを見てもほとんどがANOTHERが☆12の曲ですし、このレベルへの挑戦を主戦場としている層がゲームセンターで一番プレイたくさんしているのは間違いないですね。

クリアレートの特殊な変動
クリアレートはいくつかの条件に当てはまることにより急上昇したり、下降したりしています。その条件を挙げてみると、
・段位認定曲に選ばれる
選ばれた曲は大抵の場合レートが低くなります。(5〜8%程度)
逆に段位曲から抜けたときは一気に上昇します。TROOPERS(H)前作58%、今作72%

・新曲は次の作品になると大体下降します。
(2〜3%程度)
上 級者の多くは新曲は全てプレイする、というプレイスタイルの人が多いですが、次の作品になると好きな曲や挑戦している曲以外はリピートしない人が増えるの で、上級者のプレイ率が減る=レート下降、になります。逆にクセの強い譜面(事故死しやすい)やGR、WGRにまったく入らないような譜面、
またEXTRA関連の曲(初心者のプレイも多い)は上昇することが多いです。

・難易度の昇格・降格
昇格した曲はほぼ上昇します。
降格した曲は逆に下がる場合が多いです。
難易度数値が上下するとプレイする層が若干変わること(高難易度曲は上級者が、低難易度曲は初心者がプレイしやすい)による変化と、昇格される曲は変更される前の作品で詐称曲として名が売れていることが多いためいわゆる特攻行為が少なくなるからと考えられます。

・EXTRA条件などに左右される
SIRIUS ではEXTRA曲をプレイするためにかなり旧曲をプレイする必要がありました。パラレルローテーションで特に自然に条件を満たしやすかったREDとハピスカ は、フォルダを開くために何度もRED曲やハピスカ曲を選曲したことと思います。ましてやEXTRAフォルダを何度も出そうとするのは基本的に上級者であるのと、大 犬のワルツが解禁後すぐにGRにランクインしたことからも解禁前からかなりプレイされていた=RED曲もかなりプレイされていた、ということになりますよ ね。このことにより今作SIRIUSではRED曲とハピスカ曲のレートが著しく上昇してしまっています。


・偶数作品はレート上昇が控え目
これは判断材料としてはとても曖昧なレベルですが、偶数作品のときはレートの上昇量が低めになってます。何だかんだでキャッチャーな作品のときは初心者、中級者のプレイが多いのかもしれませんね。


Ver別に見るクリアレート
以下のグラフはそれぞれのVerの曲ごとのレートに注目したものです。
例として、水色のグラフは全てSIRIUS時のデータで、左からSIRIUSに収録されている1^3rdの曲の平均レート、4th曲のレートという感じです。
これをみると☆内でどの作品の曲のレートが高いのか、低いのかがわかります。

また「
EXTRA条件などに左右される」で触れた通り、RED曲やハピスカ曲のレートが今作になって急上昇しているのがわかると思います。
☆8
一目見てわかるのはやはり今作SIRIUSでのRED曲、ハピスカ曲のレートの上昇量がすごいことになっていること。
また、☆8は最近の作品になるにつれて平均レートが高くなっているのもわかります。つまりクリアしやすい譜面が増えている、ということですね。古い作品に関しては上がったり下がったりで、大きな変化はなし。


☆9
こちらでも同様にRED、ハピスカを始め、パラレルフォルダのあったVerのレートが明らかにこれまでより高いです。☆9はどの作品でも80%台後半の水準を保っていますが、4^5thの曲だけ低いです。曲目を見れば納得せざるを得ないですけどね。


☆10
ここでもパラレル効果は健在。本当に大犬効果は(∪^ω^)
☆10 はハピスカ〜GOLDまでは比較的易しめの譜面がたくさん収録されているのは一プレイヤーとして感じている人も多いと思います。しかしDJT以降はいわゆ る上位曲や詐称曲などが多く入ってきて躓いた方も多いのではないでしょうか。見事にそれがグラフにも表れています。


☆11
グ ラフは見事に右上がりの階段に。つまり☆11のレートは作品、難易度、関係なく毎作上昇しっぱなし、というわけですね。平均レートをみる限り、EMPまで は☆11内でも徐々に難しい譜面が増えてきている傾向。確かにSIRIUSでは☆11は前作ほどインパクトのある譜面は来なかったですよね。


☆12
こちらもきれいな右上がり。こちらも実感している人も多いかと思いますが、EMP、SIRIUSになって☆12上位曲が一気に増えたことが平均レートにも表れてますね。

注:SIRIUSのレートは最終ではなく中間データなので最終時には全体平均で1〜2%下降することが予想されます。
注:データ参照の際、難易度は現行難易度のものを対象としています。


まとめ
クリアレートと難易度、プレイヤーの成長、削除曲との関連など、深く追求していくことでいろいろと見えてくる部分もあるわけですね。
易 化の進む☆8、削除の波が押し寄せるクセ譜面、無難に安定している☆9、どこまで上昇するのか☆11、12、そして明らかにレートが高くなってしまったパ ラレル効果。今作SIRIUSもこれから後半戦でまだまだ変動の余地はあり。また、次回作以降でもクリアレートから見えるあらたな動きもあるかもしれませ んね。


おまけ
過去作品の
歴代難易度別低レート曲TOP1
☆8☆9☆10☆11☆12
REDgigadelic(N) 28%
CHECKING YOU OUT(H) 47%A(H) 35%FAKE TIME(H) 8%One More Lovely(A) 3%
SKYgigadelic(N) 37%
 CHECKING YOU OUT(H) 51%当時☆10 100% minimoo-G(A) 31%
SCREAM SQUAD
(H) 36%
当時☆11 Innocent Walls(H) 12%
FAKE TIME
(H) 15%
ピアノ協奏曲第1番"蠍火"(A) 4%
DDgigadelic(N) 37%
当時☆7 CONTRACT(N) 25%
当時☆9 tripping contact(teranoid & MC Natsack Remix)(H) 44%
CHECKING YOU OUT(H) 49%
Aurora(H) 36%当時☆11 DUE TOMORROW(A) 12%
当時☆12 FAKE TIME
(H) 21%
嘆きの樹(A) 4%
GOLD CONTRACT(N )40%DUE TOMORROW(H) 55%SCREAM SQUAD(H) 46%Sense 2007(H) 21%嘆きの樹(A) 7%
DJTCONTRACT(N) 49%DUE TOMORROW(H) 55%当時☆10 MENTAL MELTDOWN(A)43%
DXY!
(A) 51%
Sense 2007(H) 26%ピアノ協奏曲第1番"蠍火"(A) 9%
EMPgigadelic(N) 51%DUE TOMORROW(H) 51%V2(H) 41%Sense 2007(H) 30%卑弥呼(A) 7%
SIR CONTRACT(N) 58% CHECKING YOU OUT(H) 52%Evans -prototype-(H) 38%Sense 2007(H) 35%卑弥呼(A) 8%
追記:過去の難易度変更曲を考慮するのを忘れていました。難易度変更があったは青字で表記。こういう低レート曲はやはり昇格されることが多いんだなぁと感じられ。
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