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国鉄があった時代
日本国有鉄道のあった昭和時代を検証するサイトです。日本国有鉄道のあった昭和時代を検証するサイトです。
国立国会図書館から引用

昭和14年1月乃至3月ニ於ケル物資動員計画設定ノ件

昭和13年12月27日 閣議決定

昭和十四年一月乃至三月ニ於ケル物資動員計画ノ設定ニ関シテハ昭和十三年九月十三日ニ閣議決定アリタル「昭和十四年度国家総動員実施計画設定ニ関スル件」ニ基キ昭和十三年改訂物資動員計画ヲ基準トシテ一応物資需給ノ関係ヲ検討シタル処軍ニ需ジ於テ三億円、民需ニ於テ五億円合計八億円ノ物資輸入ヲ要スルコトトナリ昭和十三年改訂物資動員計画ニ於ケル四半期分ノ要輸入額約六億円ニ比シ約二億円ノ増加ヲ見タリ右ハ主トシテ国際情勢ニ伴フ軍需ノ増加、季節的関係ニ基ク輸入ノ増加、増産計画ノ遂行ニ依ル物資需要ノ増加、満、支ノ対日期待額ノ激増在庫高ノ減少等ニ因ルモノナルガ一方昭和十四年一月乃至三月ニ於テハ国内生産力ノ増加及満支ヨリノ供給増加ハ鉄鋼等ヲ除キ未ダ大ナル期待ヲ為シ得ザル状況ニアリ
然ルニ輸入力ハ極力資金的調整ヲ加ヘ且為替銀行等ノ運転資金ヲ極度ニ切リ詰ムルモ五億二千百万円ヲ出ヅルコト困難ニシテ国際収支ノ適合ヲ得ルガ為ニハ本年ニ比シ軍民共ニ其ノ需要ニ更ニ大ナル圧縮ヲ加フルノ要アリ依ツテ最大可能限度マデ圧縮ヲ加ヘタル上需給計画ヲ樹テタル処其ノ概要ハ別冊「昭和十四年一月乃至三月重要物資需給対照及補填対策一覧表」ノ如クニシテ軍需ニ於テ一億六千五百万円、民需ニ於テ三億九千二百万円合計五億五千七百万円ノ物資ヲ輸入スルコト必要ナリ
今右ノ要輸入額ヲ昭和十三年改訂物資動員計画ト対比スルニ軍需ニ於テ千八百万円、民需ニ於テ約三千万円ノ圧縮ナルモ前記ノ諸事情ニ因ル要輸入額ノ増加アリ又輸出原材料ハ年間十八億円ノ輸出ヲ目途トシテ之ヲ確保スルコトニ努メタルヲ以テ一般民需ニ於ケル要輸入額ノ圧縮ハ極メテ大ナルモノニシテ前記数額ハ真ニ最少限度ノモノナレバ輸入力トノ差額(総額ノ六パーセント余)ニ就テハ一月乃至三月ニ於テ外貨資金ヲ必要トセザル方法ニ依リ出来得ル限リ輸入ヲ確保スルモノトス
叙上ノ状況ニ鑑ミ右計画実施ノ為関係各庁ハ一致協力シ左ノ対策ノ実行ニ速カニ着手スルヲ要スルモノトス
一 国内ノ生産増加、回収及代用品ノ使用ニ極力努力シ同時ニ消費節約ノ徹底化ヲ図ルコト特ニ回収ニ就テハ徹底的措置ヲ講ズルコト
二 在庫高ノ減少ニ因リ物資ノ供給ハ円滑ヲ欠ク虞多キヲ以テ物資ノ輸入及配給ヲ一層計画的ニ行フ等万全ノ措置ヲ講ズルコト
三 所期ノ物資輸入ヲ確保スル為輸出原材料ノ供給及求償貿易関係品ノ輸入ニ関シテハ本計画実行上格別ノ考慮ヲ払ヒ輸出振興ニ遺憾ナキヲ期スルコト
四 満支ヘノ物資供給ニ関シテハ本計画上相当額ヲ計上シアリト鑑尚現地ノ実情ニ即シ必要ナル物資ノ供給ハ能フ限リ之ヲ円滑ナラシメ以テ現地諸工作ノ遂行ニ資スルニ努ムルコト
五 本計画ノ実施ニ因リ特ニ平和産業部門ニ対スル影響相当大ナルモノアルベキヲ以テ失業対策、転業対策等ニ付事前ニ於テ万全ノ措置ヲ講ズルト同時ニ之ガ国民思想ニ悪影響ヲ及サザル様指導スルコト

昭和13年後半

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