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お勧め双眼鏡はコレだ(0)
私はこんな双眼鏡が欲しい本編の前に

 このホームページを作り始めて1年になろうとしています。

 お勧め双眼鏡を聞かれる機会が増えてきましたし、舶来双眼鏡ばかり贔屓しているという意見も耳にします。
 これまでは 個々の双眼鏡の具体的な評価は避けてきましたが、ちょっと方向を変えて 次回から筆者の考える「お勧め双眼鏡」を挙げていってみましょう。

 サイズ別に具体的な機種を挙げていく前に、評価の基準を考えてみましょう。

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    優秀な双眼鏡って何?

 私が最も重視するのは 双眼鏡のもつ「バランス」です。
 光学的に優秀なだけでは高い評価は出来ません。
 価格、入手のしやすさ、使いやすさ、耐久性、アフターサービスなどなどなど。
 色々な要素があって初めて「優秀」な双眼鏡と言えるでしょう。

 中でも最も重視するのが 「コストパフォーマンス」です。
 ¥6桁の高級舶来機と 9800円の入門用双眼鏡では 自ずと基準が異なってきます。
 超高級双眼鏡なら高い性能を持っているのは当然で、国産機を寄せ付けない世界を持っていなければいけません。
 入門用双眼鏡も安いからといって 性能もそれなりではいけません。
 双眼鏡は長く使う物ですから 入門機でも すぐ飽きるようでは失格です。
 標準的な機種に迫る性能を持って 初めて優れた入門用と言えるでしょう。

 次に大切なのは「使いやすさ」です。
 持ち歩いていて、そして使っていて、快適な物でなければいけません。
 大きさ、軽さ、持ちやすさ、操作系の洗練、耐久性。
 ほどよくバランスがされているのが理想です。
 耐久性を高めるあまり 重く使いにくくなるのは問題ですし、どんなに光学系が優れていても 使いにくければ評価は大きく下がります。

 その次に来るのが 「光学的な性能」です。
 視野の広さや コントラストの高さといった要素の高性能でなく、使っていて気持ちよいことが第一です。
 視野が狭くても中央部が先鋭なら評価できますし、広い視野でも実用域が狭ければマイナスです。
 像は平坦な方が良いと考えていますが、中央部の切れを追及する味付けも好み次第でしょう。
 いずれにしても観察が快適であれば 性質は問わず評価する方針です。


    評価の限界

 って 偉そうに書いてきたんですが、本気で双眼鏡の良し悪しを見ようと思ったら 年余の期間が必要です。

 耐久性は10年単位ですし、アフターサービスの差がつくのも買って長らく経ってから。
 使い勝手にしても あちこちに持ち歩いて見なければ分からないこともあるでしょう。
 理想は使いこんだ双眼鏡について評価していくべきなのでしょうが、個人の仕事では限界があります。

完璧なモノよりも 参考になるモノ 読んで面白いモノを目指しています。

 そんな訳でリストの中には 借り物やチョット見の製品も入っています。
 今挙がっている製品も暫定的なものだと考えてください。

 使ってみていくうちに評価が上下することもあるでしょう。
 優れた製品が発売されれば、リストが総入替になることもあるでしょう。
 ま、シロートが勝手にやっていることですから、チョットの間違いは大目に見てね。


    どのように評価するの?

 基本的には優秀な双眼鏡・お勧め度の高い双眼鏡を抜き出す方針です。

 サイズごとに重視するポイントが異なりますから ライバルとの間の相対評価でお勧め品を選んでいます。
 ライバルの中で図抜けた双眼鏡は(一つ星)を、極めて優れた双眼鏡には(三ツ星)をつけています。

 星がつく双眼鏡は 数にかかわらず優秀な双眼鏡と考えてください。
 (一つ星)も(三ツ星)も筆者の主観ですから、人によっては順番が逆転することがあるかもしれません。
 筆者の基準は上に述べた通りですから、絶対性能重視の基準とは相容れない部分があるでしょう。

 無印双眼鏡も その多くは決して劣った存在ではありません。
 平均的なパフォーマンスの持ち主が無印双眼鏡の大半を占めていると思われます。
 実用上は賞賛に値する製品も隠れています。

 また、優秀だが 極めて高価だったり、用途が限定されている製品は評価が低くなっています。
 防水双眼鏡でIF方式だったり、正規輸入品が20万近い製品は 性能以前の段階でハンディキャップがあります。
 あなたの好みによっては星()を付けた双眼鏡より好ましく感じられることも多いはずです。
 星は付けないものの 優れた長所を持つ双眼鏡であれば表外で記述します。 

 逆に、試した中で 度を越して酷い製品は 表中に(地雷マーク)をつけて掲載します。
 高倍率ズームやノンブランド粗悪品は全てを指摘するまでも無いでしょうし、全部を網羅することも不可能です。
 このリストは主要ブランドで ある程度の価格の製品を対象にしています。
 そんな中にも 許容しがたいレベルで、決して手にしないほうが良い製品が存在します。

 マークがつくのは ずば抜けて凶悪な製品で、道具として用を為さないレベルと考えます。
 出来が悪くても 印がついていない品も多いことは注意してください。
 評価の表現上、印のついていない双眼鏡はピンからキリまで広い範囲に分散しているのです。


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