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年末決山大赤
2005年12月30日

 今年の12月も残すところ あと一日。

 年賀状作り(おいおい)・蛍光灯の交換・本棚の整理・・・・、まだまだ休む時間ではないようです。

 なんせ片付けないと 布団が敷けないんですから。


 もちろん 部屋の片付けも一大事なんですが、泥沼に足を突っ込んでいる人間には もっと嫌な仕事も残っています。

 そ、それは以前も取り上げた博打行為の決算を 確定させる作業です。
 相場博打は税務処理が必須ですから 負けても自棄酒あおって忘れる訳わけにはいきません。
 早めに準備をしておかないと お屠蘇飲み飲み 電卓叩く羽目になりそうです。

 なにせ今年の相場はこれだけの活況。

 熱気に煽られているはずはないのですが、どうも自分も手数が多くなっている気配です。
 今年の前半だけで4銘柄切っていたので、動きすぎを警戒してはいたんですけどね。
 後半戦でも ETFの切り離しにはじまって 次々と癪に障る銘柄を捨てましたから タダで済むはずはないんですけど。

 手数料の暴利さゆえ あまり使ってない証券会社でも このザマです。
 覚悟していたとはいえ 現実を突きつけられると辛いものがあります。
 もちろん多くの取引はネット証券を使ってるのですが、資産に対する手数料のインパクトは破壊的と言っていいでしょう。

 ためしに売買回転率を計算してみたら、11月末までに既に20%に達しています。
 1月から投資銘柄の1/5が入れ替わった計算です。
 去年は たったの年間6.4%と ほぼ固定化した銘柄で維持できていたんですけど。


 そもそも ゴミ投資家が目指す投資手法は、

1、収益力が安定して 資産に対して株価が割安な株を・・・

2、銘柄を分散して購入し 状況が悪化しない限り長期間保有し・・・

3、資産価値に対する株価の修正と 収益による資本の増加をリターンの源泉と狙う。

 ま、単純で古典的な割安株スタイルです。

 いままで このドグマに従って、低回転率のものぐさ投資を実行してきたつもりだったんです。

 回転率が上がると 手数料が痛いだけでなく、税金分の複利効果を失います。
 流動性の薄い銘柄でしか割安株が残されていない現状では 呼び値のスプレットも無視できません。

 で、ようやく今年の大納会が終わった今日、ぱちぱち計算してみると・・・・

 2005年の売買回転率は24.7%

 全然 モノグサ長期投資になっていません。


 仕方がないので これまでの売買回転率を計算してみたんですが・・・

                                 売買回転率 
2001年8月→12月 40.15%
2002年1月→12月 36.66%
2003年1月→12月 31.12%
2004年1月→12月 6.89%
2005年1月→12月 24.76%

 今まで気がつかなかっただけで、モトから無駄に手数が多い投機をしてたんですねぇ。

 銘柄の入れ替えが その後のパフォーマンスの改善に役立っていればいいんですが、そうでもないんです。
 年初の銘柄をそのまま入れ替えないポートフォリオの収益を試算してみると・・・

  2005年
 パフォーマンス 
入れ替えを行ったポートフォリオ 45.44%
年初からの銘柄を維持したポートフォリオ 46.12%

 手数料・税金控除後だと 結構な幅で入れ替えがマイナスのインパクトを与えてるのが分かります。

 動けば動くだけ ドンドン泥沼に嵌る素人投機の恐ろしさですね。 


 あ、部屋の入り口から 怖い人がこちらを睨んでいます。

 本当は インデックスとパフォーマンスの関係も書きたかったのに・・・

 早く掃除を終わらせないと またフライパンが飛んできそうです、ぎゃー


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