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第八十四日・リベリア共和国 旗ヲタ
04/07/23(金)22:49:27 No.189383
西アフリカ大西洋岸に位置する国。 国名はラテン語の「自由」に由来。(Liber+ia) 古くは胡椒海岸と呼ばれた。 1816年、アメリカ植民協会が黒人解放奴隷をアフリカへ帰すことを計画。 1922年から開墾を開始。 1947年独立し、合衆国憲法を真似た憲法を制定。 アメリコ・ライベリアンと呼ばれる解放奴隷の子孫が政治・経済の実権を握り、上流階層を形成したが、1980年四月、ドゥ曹長によるクーデターで少数支配政権が崩壊。 しかし1989年十二月、反政府のリベリア国民愛国戦線(NPFL)が蜂起。西アフリカ諸国経済共同体平和維持軍なども介入し、激しい内戦となった。 1996年になってようやく停戦が発効した。 この旗は、見ればわかるとおり星条旗を真似て作られた。 十一本の横縞は、独立宣言に署名した十一人を意味し、星は自由とアフリカ唯一の黒人国家であった誇りを象徴する。 また、赤は情熱と堅忍不抜を、白は平和と清廉を、あおは自由と正義と友愛を表す。
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第八十五日・米国自由連合州プエルト・リコ 旗ヲタ
04/07/26(月)23:43:58 No.193831
1493年にコロンブスが到達。 十六世紀初頭よりスペイン人が多数入植した。 金鉱を掘り尽くしたのちは放置されていたが、1533年、現在の州都サンフアンの要塞化が開始された。 1898年、米西戦争に勝利したアメリカが併合。 1952年、自由連合州に昇格し自治権を獲得。 住民は大統領選挙への投票権を持たないが、連邦税を納める義務もない。 この旗は、星条旗を真似たもので、スペインからの独立運動の開始に伴い、キューバ革命軍プエルト・リコ分隊が作成したもの。 赤い横縞は国家の三権を支える血を、白い横縞は権利と自由を、青い三角形は三権(司法・立法・行政)よりなる政府を、星はプエルト・リコ州そのものを意味する。
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第八十六日・バチカン市国 旗ヲタ 04/07/29(木)02:36:47 No.196684
イタリアのローマの一角にある世界最小の独立国。 正式名称は「聖座」といい、ローマカトリックの総本山にして、教皇が聖職を遂行するための宗教国家でもある。 754年、フランク王ピピンが教皇にペンタポリス地方を寄進し教皇領が成立。 1309年からは、教皇はアビニョンに囚われていたが、1377年にローマに帰還。以来バチカンに教皇庁が置かれた。 1861年にイタリア王国が成立した後も、フランスの援助で独立を維持。 1870年フランスがプロイセンに敗れると、イタリア軍はそれに乗じてバチカンを占領・併合。 1929年、ムッソリーニ政権とのラテラノ条約によって再び独立。現在につながるバチカン市国が成立。 現在の教皇ヨハネ・パウロ二世はポーランド人で、455年ぶりの非イタリア人教皇である。 この旗は、1825年にレオ十二世が制定した。 右の国章は、十四世紀以来使われているもので、三重冠と金銀二つの聖ペテロの鍵を組み合わせたもの。 聖ペテロの鍵は、キリストが使徒ペテロに与えた「天国への鍵」で、キリストの代理人である事を表し、教皇の神聖にして絶対なる権力を象徴する。 三重冠は、教皇の持つ三つの権力、司祭権・司牧権・教導権を意味する。
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第八十七日・サンマリノ共和国 旗ヲタ 04/08/03(火)22:30:38 No.204505
四世紀に、ローマ皇帝による迫害から逃れるため、キリスト教徒マリヌスらが現在のティターノ山に潜伏したという伝説がある。 砦を築いて異民族の襲撃に備え、イタリア諸領主や教皇の圧力に耐えて独立を維持し、1631年に教皇から独立を承認された。 1862年、イタリアと友好条約を締結。 第二次世界大戦中ドイツやイタリアに占領されたが、1943年に独立を回復した。 通常は国章をはずして使用する。 白は雲とティターノ山の雪を、青は空とアドリア海を表す。 同時に白は平和、青は自由を意味する。 国章の冠は、王冠ではなく、サンマリノの主権と独立を象徴するものである。 ダチョウの羽根を戴いた三つの塔は、ティターノ山の頂上にある三つの砦(グアイタ・チェスタ・モンターレ)を図案化したもの。 左右の枝は月桂樹と樫の木で、それぞれ栄光と軍事力を意味する。 また、リボンにはイタリア語でLIBERTAS(自由)と記されている。
無題 旗ヲタ 04/08/03(火)22:35:23 No.204515
一番重要なこと書き損ねた。
サンマリノは現在世界で最も古い共和国である。
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第八十八日・トルクメニスタン 旗ヲタ 04/08/13(金)06:09:51 No.220905
1991年ソビエト連邦の崩壊に伴い独立。 ちなみにこの旗は、世界でもっとも複雑な国旗といわれている。 緑色と月と星は、イスラム教国であることを示している。 左側の複雑な紋様は、トルクメニスタンの伝統産業である絨毯の紋様である。 五種類の絨毯と五つの星は、トルクメニスタンを構成する五州とトルクメン人の主要五族、テケ・ヨムド・エルサル・ギョクレン・サロルを意味する。 左下のオリーブの枝は、トルクメニスタンの永世中立が国連で承認された事を記念するもの。
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