キグナスBOX収録エピソード
73話「集え友よ!アテナのもとに」
「星矢、兄さん、今度は僕たちがアテナを守るために戦って見せるからね」(瞬)
アテナの小宇宙で甦った瞬が星矢と一輝に代わってサガと戦う際に言ったセリフ。
「星矢、あなたは一人ではないのですよ。あなたには私や今まで共に戦ってきた
仲間たちがついているのです。さぁ、自分の力で立ち上がるのです。星矢・・・」(沙織)
スポ根アニメに出てきそうな沙織さんのセリフ。このセリフが効いたのかは定かではないが星矢は立ち上がるし、ほかの4人も立ち上がった!根性(不屈の闘志)でもって困難に立ち向かうのは70〜80年代アニメの王道だが、こういった泥臭い(?)所があるのが「星矢」の魅力。「星矢」は単に美少年ばっかりが出てくるアニメではないということがわかる。
「この私がやすやすと死んでたまるか!私こそこの地上を支配する唯一の男なのだからな。」(サガ(悪)
5人の小宇宙が宿った流星拳でも倒れなかったサガ。この人の誇大妄想入った発言は苦笑ものです。
悪サガは「聖闘士星矢」におけるシロッコ、シャピロのような男…
「サガ…愛もなく、正義もなもなく、ただ強いものが治め、邪悪に染まりながらも
生き長らえようとするこの地上ならば私は敢えて言いましょう。滅びてもよいと…」
「そんな世界に来て何の意味があるのでしょう…しかし、私は信じます。人々が愛し合い、
平和の望む心がある限り、どんな困難があろうと、絶対にこの地上は滅びないと…
そのために私たちは戦ってきたのです。そして、これからも戦うのです。」(沙織)
ホントに13か?とつっこみたいが、女神としての決心と愛を信じる心がわかる。
86話「不死鳥!真紅に燃える翼」
「ミーメ、今からでも遅くはない。潔く自らの罪を認め、あの世の父に詫びよ。
そしてお前を愛してくれた祖国と言うべきアスガルドをヒルダの邪悪な野望から救うためにこそ
戦うべきではないのか?それがお前の父、フォルケルの望みではなかったのか?」(一輝)
なぜか敵を説得するのが上手い一輝。こんな一輝のセリフを聞いていると原作での荒々しい感じはどこへ?
「ミーメよ、技ではお前の方が優れていたかも知れん。だが憎しみだけのお前よりも
未来に希望を持って戦う俺の方がわずかに勝っていたかもしれないのだ。」
「そうだ。確かにこの世にはあらゆる邪悪がはびこり、苦しみや悲しみが尽きることはない。
だが、俺はかけがえのない仲間と共に生まれ、同じ時代を分かち合うことのできるできるこの世界を
愛する俺たちが力を合わせ、希望をもって戦えばどんな夢でも叶うのだ。俺はそう信じてる。いや、
友のおかげでそう信じる事ができるのだ。」(一輝)
原作ではまず言わないセリフだが、一匹狼を気取っていても友情は信じている事がよくわかるセリフ。
「フェニックス、君たちならばできるかもしれない。夢を叶える事が・・・
いつか平和な時代に生まれ変われることができたら再び君のような男と出会いたいものだ。
その時は敵としてでなく、互いに友として・・・」(ミーメ)
ミーメが力尽きる前に一輝に対して言ったセリフ。これを聞いた一輝は悲しみの表情をしていたが、こういう表情をする事自体が珍しいです。
「父さん、ミーメはまもなくあなたの所に行きます…私は神闘士としてあなたの遺志を継ぐことは
できませんでした…しかし、このフェニックスたちが必ずアスガルドを、この地上を守ってくれる
事でしょう。頼んだぞフェニックス、そしてアンドロメダ…」(ミーメ)
ミーメが死ぬ前につぶやいたセリフ。神闘士としての使命をまっとう出来なかったと天国の父に詫び、
死んでいったが死に顔は満足気。叶える事ができなくなった自分の夢を一輝と瞬に託す事ができたから?
88話「炎の剣!恐るべき野望」
「全ての生けとし生ける者達よ、この私に服従の誓うのだ!!」(アルベリッヒ)
アルベリッヒの妄想炸裂なセリフ
「アルベリッヒ…見事にやられて氷の像にでもなるのだな。」(ジークフリード)
ジークフリードもアルベリッヒのことを快く思っていないようだ
93話「バド!宿命の双子星」
「確かに俺は一度は死を覚悟し、弟にアテナを託そうとした。だが、今の俺にとって死ぬことは弟や
星矢達友を、俺に夢を託して死んでいったミーメ、そして自らも戦っているアテナすらも見捨てると
いうことと同じなのだ。俺はアテナの聖闘士。たとえわずかでも小宇宙の炎が燃えている限り、どんな
逆境からでも立ち上がることが出来るのだ。瞬よ、一度たりとは言え、お前たちを見捨てようとしたこの俺を許してくれ・・・」(一輝)
「かわいそうな男よ・・・血を分け、この世でたった一人の兄弟を憎み、それに代わって歴史に名を残したとて
一体何が得られると言うのだ!?俺たち兄弟も決して幸せな星の下に生まれたわけではなかった…バド、お前のように
父や母の顔を知らず、宿命の下に離れ離れに引き裂かれ一時は敵と味方に戦ったことすらあったんだ。
俺も弟瞬も自分たちの宿命を呪ったこともある。だが、今こうしてアテナの下に素晴らしい友たちと一つの目標に
向かって戦うことが出来る・・・俺達のような不幸な星の下に生まれた兄弟でもいつか平和に暮らせる世の中が
来ることを信じて・・・そのために俺達兄弟は力を合わせて戦う・・・!」
「この世でたった一人の弟を妬み、憎み、それで得た勝利など何になる!」(一輝)
誰よりもただ一人の弟である瞬を大事にする一輝らしいセリフ。
94話「兄弟の絆!シドよ祖国に眠れ」
「兄さんは…兄さんは僕を信じ、僕を一人の男として認めてくれているんだ…!」
「兄さんが言っただろう?たとえわずかでも小宇宙の炎が燃えている限り、
どんな逆境にからでも立ち上がることができるんだと…それがアテナの聖闘士である証なんだ。
僕は何度でも兄さん共に立ち上がってみせる!」(瞬)
シドとの戦いで傷つき、バドに痛めつけられても立ち上がる瞬。どんな逆境に遭っても立ち上がり勝利をつかんできた戦士の心情が表れています。
「俺は人というものを信じてみたい…ましてこの世に二人きりの兄弟ならば…」(一輝)
「あなたの憎しみは当然だ。だが、これだけは伝えたかった…このシドも父や母も決してあなたの事を
忘れたことはなかったと…しかし、あなたはこのシドを救おうとしてくれた…もはやこのシドにとって
この世に何の悔いもない…まして血を分けた兄のあなたにゼータ星の神闘士を託すことができるのだ…
さぁ、今度はこのシドがあなたを助ける番だ…私に構わず拳を…拳を放つのです!」(シド)
瞬に倒されたはずのシドが起き上がり、最後の力を使い一輝を抑えた際のセリフ。セリフからシドは兄の存在を知っていたうえに、バドがアスガルドの掟の犠牲になった事に対して心を痛めていたよう。兄思いのいい弟です。
「この世に憎み合い、殺し合うことが絶えずある…親子であっても兄弟であっても…だが、
まだ汚れを知らぬ頃、子は親を慕い、兄弟は互いに信じあっていた。そしていつしか運命のいたずらに
よって互いに憎み合い、殺し合うようになった時でも誰しもかつて愛し合い、信じあった頃を
忘れてはいない…今もそうありたいと願っているはずだ。まして、この世に二人きりの兄弟ならばなおさら…」(一輝)
どんなに変わっていても変わらず兄を慕う瞬の心によって憎しみが消えた一輝に命がけで兄を救おうとする弟の姿を見て弟に対する憎しみが消えたバドと共通点がある二人。誰よりも兄弟を信じ大事にしている一輝だからこそ言えるセリフなのでは?
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