29話「サイド2の危機」
＜あらすじ＞
シャアが月のフォン・ブラウンへ向かった頃、ティターンズはサイド2のコロニーにＧ-3ガスを注入する作戦の準備をしていた。エゥーゴに協力的なコロニーを一気に制圧するために見せしめとして毒ガスでコロニー壊滅させる事だ。作戦に反対したヤザンに代わり、ジェリドが指揮を執ることに。
それを知ったサイド２の市長は職員の反対を押し切り、ティターンズに降伏しようとするがガディは黙殺を決め込む。
カミーユはＺガンダムで先行して毒ガス部隊にアタックをかけるが作戦の指揮を取るジェリドの画ブスレイは手ごわい。追い詰められるカミーユだが、カツの機転で危機を脱する。
＜ワンポイントチェック＞
・ シャアの行き先
ヘンケンとの会話によるとフォン・ブラウンへ向かう模様。スーツキャリアにMSを輸送しているのはティターンズのMS隊に襲われないため？
・ 何かを悟ったらしいカツ
パイロットとしての仕事以外にも雑用もこなしています。何かを悟ったようなセリフも…
・ ブライトとオペレーターの会話
アレキサンドリアが毒ガスを積んだ輸送船と接触したらしい情報を聞くブライト。毒ガスがG-3であることを知ると激昂する一コマも…
＊Ｇ-3ガスとは･･･
スペースコロニーは密閉された空間であるため空気は重要でコロニーに毒ガス攻撃を行うことは戦争におけるタブーのひとつとされている。かつてジオン公国は一年戦争初期にコロニー落とし作戦に際してＧＧガスをコロニーに注入し住民を虐殺した。
この後南極条約（初心者のためのＺガンダム講座参照）が締結され、毒ガスの使用は禁止され、一年戦争が終結してからもこの条約は慣習法的に遵守されており、毒ガスの使用は核兵器の使用と同様に禁止されているほど。
Ｇ3ガスはジオンが使用していたＧＧガスの改良型で青酸ガス以上の殺傷力を持ち、液化状態200立方メートル程度でコロニー一つを全滅させることが出来る。
・ 風呂上りのファと子供たち
ファを呼びに行ったカミーユは風呂場近くで紙飛行機を見つけ、フォウに思いを馳せる表情を見せた後で子供たちに見せた表情は少年らしいです。
大はしゃぎしてる子供たちを注意してるファは下着もつけてなかったりします。
風呂場の入り口でのカミーユはちょっと積極的？（ファの胸元を見てたので）
ビンタをもらったり、表情が崩れたりと、珍しいところも見せます。
・ アレキサンドリアのブリーフィングルームにて
毒ガス作戦を実行する部隊の隊長に任命されたジェリド。MS隊の隊長らしくキリっとした表情を見せます。ブリーフィングの途中でヤザンが登場。毒ガス作戦の指揮を嫌がったためにブリーフィングに参加しなかったようだが、非人道的な作戦を嫌がるところはまともか？
・ 隕石に見せかけて…
アレキサンドリアがサイド2へ進軍。戦艦を隠せるくらいのダミー隕石を使って船を隠したのだろう。おそらく。
・ ハイパーメガランチャー初登場
・ すぐ人のせいにするジェリド
「貴様がいなければこんな嫌な仕事はやらないで済んだんだぞ！」とカミーユに言ったジェリド。すぐ人のせいにする…
・ ハイパーメガランチャーも
ビームライフル同様、長刀状に使うことが可能のようだ。
・ 今回は…
珍しくジェリドが冷静なところを見せます。
「運を呼び込むには我慢の時もある！」