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仮面ライダークウガ感想

 「仮面ライダーBLACK RX」以来11年ぶりに作られたTVシリーズで平成仮面ライダー第1弾。中央アルプスの九郎ヶ岳遺跡で超古代の好戦的種族・グロンギ族が現代に復活。自称・冒険家の青年、五代雄介は古代人が残した装飾品”アークル”を身に着けてしまったことからリント族の戦士・クウガに変身する能力を授かり、「みんなの笑顔を守るため」にグロンギ族と戦う。
 過去の作品ではおなざりになっていた警察の描写やリアルな描写で人気を博した。
 クウガから「仮面ライダー=改造人間」の設定を排除している
登場人物紹介(別窓で開きます)

1話「復活」〜4話「疾走」(2005年4月20日)
 「故・石森章太郎に捧ぐ」というOPテロップが登場します。主人公・五代雄介登場。いきなり迷子になっている子供の前でパフォーマンスを始めてしまうところはヒーロー番組の主人公にしてはかなり異質な人です。
 1話の怪人は蜘蛛型怪人。バンジージャンプをしながらの登場は面白いし、褌などで隠すところは隠しているわ、ショッカー怪人よろしくベルトまでしてます。初代、アマゾン、ZX、BLACK、龍騎、響鬼と初陣の相手が蜘蛛型怪人と言うケースは多く、「クウガ」で蜘蛛型怪人が初陣のお相手と言うシチュエーションは初代を踏襲しているようだ。蜘蛛怪人の襲撃で惨劇の場となっている警察の構内。雄介はとっさに一条から預かったベルト状の装飾品を身につけるとそのベルトは雄介の体の中に。危機に際して変身する雄介。でもその姿は白い不完全な姿だった。不完全体でも必死になって戦うところは好感持てます。
 クウガは体内の霊石の力で変身する設定はBLACK(RX)と同じだが、プロデューサーの高寺氏が「BLACK」と「RX」に関わっていたからこの設定を使ったのだろうか?(霊石を体に宿すいきさつは違うが)
 途中、ヘリコプターの上で怪人とバトルを演じますが、コレは迫力があったか?
 2話は赤の変身・マイティフォームが登場。白い姿は自分が戦う決意が固まっていないからだと悟った雄介は、コウモリ怪人を前に本格的に戦うことを決意。マイティフォームに変身することに成功します。クウガの変身は徐々に雄介の姿がクウガの姿になるというもの。デザインベースはクワガタがモチーフでマイティフォーム時の外観はストロンガーを思わせますね(赤いアーマーを纏っているため)
 クウガの敵・グロンギ族は人間に化けることが出来、怪しい言葉で喋りますが字幕がないために何を言っているのかが今ひとつわかりません。グロンギの奴らはアンノウン同様好き勝手暴れているようで、悪の組織のイメージではないし、雄介の戦う動機も「みんなの笑顔を守るため」なのだが、正義のためとかは流行らないのか?
 4話は愛車・トライチェイサー2000登場。民間人が戦いに介入することを良しとしない一条刑事でしたが、「中途半端はしません」という雄介のメッセージに心打たれ、友情のしるしとしてトライチェイサー2000を与えます。ヒョウ怪人と戦うクウガはトライチェイサーを使ったバイクアクションを披露。仮面ライダーにバイクは必須のアイテムと言うことを認識させるエピソードです。バイクアクションシーンは実際のトライアルレースで活躍している人が関わっているとか・・・
 アクション自体も「アギト」よりは動きが多いが、爆発が合成というのはいただけない。やはり本物の爆発シーンでないと。

5話「距離」〜8話「射手」(2005年7月1日)
 5話はおやっさんが登場。「クウガ」のおやっさんはダジャレが好きな方のようですが寒いギャグばっかり・・・雄介は一条と共に一条の旧友・椿が勤めている関東医大病院へ。会話からすると椿の本職は検死医らしい。雄介の検査を行った椿は雄介を解剖したいと言いだすんだけどオイオイ・・・と言いたくなります。
 椿は雄介の体は例の怪人と同じだと言っているのにのんきに構えている雄介のギャップは笑えますね。レントゲンを見るとあのベルトを中心に神経組織が広がっているおかげで体が強化されているのこと。それって(細胞レベルで体を強化された)改造人間に近い体になっているってことか?
 グロンギの溜まり場・・・連中が何を喋っているのかがさっぱりわかりません。やはり字幕が欲しいところ。バラのお姉様と怪人達のやり取りを見ているとバラのお姉様は怪人に指示を出す役のようですね。
 怪人出現の通報を聞いた雄介は現場へ。色が変わったトライチェイサーにはボディとカウルに戦士を意味する古代文字が・・・いつ付けたんでしょうか?
 バッタ怪人=ズ・バツー・バ登場。バッタ型怪人が出てきたのはクウガがバッタがモチーフのライダーじゃないから?驚異的なジャンプ力を持つバヅーに対抗するため、クウガは青い体に。けどバヅーの前に敗退。
 大ダメージを受けた雄介は病院に運ばれたが、椿によれば雄介の怪我は常人なら全身打撲で死ぬダメージを受けていたらしい。平成ライダーたちって頑丈さに関しては改造人間の方々に匹敵してる・・・
 再びバヅーと戦う雄介はいきなりドラゴンフォームに変身。直接基本以外の形態に変身できるのはアギトと同じのよう。素手で戦っていたクウガだが非力さ故に決定的なダメージを与えることが出来ない。桜子さんのアドバイスで手すりをロッドに変形させてバヅーを倒すことに成功。
 7話では刺繍をしている雄介の姿を見ることが出来ますが、城や光太郎のように自分の手でメカを組み立てる芸当を持った人はいたが、刺繍等の家事が得意なライダーの元祖は雄介か?7話は科警研の研究員・榎田が登場。一条とは知り合いのよう。
 7話の怪人は蜂型。蜂の巣を模した帷子を纏っているところはいいアイディア(人間体の時は拘束衣を思わせるデザインの服を着ているところも面白い)。空から襲ってくる怪人に対抗するためにペガサスフォームに変身。しかし周囲の音が聞こえすぎるためペガサスフォームの力を使いこなせず力を使い果たしてしまった。
 8話でペガサスフォームの能力を医者としての観点で解析する椿。さらに体力を消耗しすぎると二時間は変身できないという設定がここで登場。クウガは体内にある石の力で変身というところはBLACK(RX)と同じだがフォームチェンジも石の力によるものが大きいのも同じのようだ。
 怪人とのバトルでは拳銃を専用武器に変える描写が登場。クウガの特殊変身が持つ力は対象物を武器に変える力のよう。飛んでくる毒針を受け止めた後、ペガサスボウガンで射抜いて怪人を倒すが、単純に矢で射抜くだけではアクションに迫力が無いです。

9話「兄妹」〜12話「恩師」(2005年11月20日)
 9・10話は対イカ怪人戦。9話冒頭で雄介は自分で刺繍を施したTシャツを自慢。Tシャツにはクウガのマークが・・・相当入れ込んでいるというか一生懸命というか・・・おやっさんは4号(クウガ)の活躍をスクラップにしていたが、みのりは複雑な心境でそれを見ています。一応雄介がクウガだということを知る人間だけど、唯一の肉親が危険な目にあっているのは見過ごせないものね・・・
 子供と母と休暇を過ごす榎田さん。未確認生命体出現の話を聞いて事件現場に行ってしまった。仕事と家庭の両立は大変だ。9話からグロンギの連中は日本語を話すようになるが、知能も高いようだ。
 イカ怪人メ・ギイガ・ギは爆発性のある体液で人を殺すが、人間時のとんがり帽子にフリルつきの白いブラウス姿は強烈。常にずぶ濡れ状態ですが、演じていた役者さんはさぞかし寒い思いをしていたのでは?9話でクウガとイカ怪人と戦っていたところは「BLACK」(劇場版2作目)、「アギト」(2話)のロケ場と似ていますが・・・・
 10話は紫の変身・タイタンフォーム登場。イカ怪人に逃げられた雄介。衝撃を吸収する体を持つイカ怪人に対抗するには剣を持った奴なら何とかなるかも・・・と考え一条と剣道の特訓に。特訓はヒーロー番組のお約束ですからね。
 姪の奈々の電話を無視して未確認絡みのニュースを見ているおやっさん。スクラップ集を作ったりとクウガのファンになったようだ。
 再び特訓のシーンに。イカ怪人を倒すのには直進した後に怪人を倒すということを思いついた雄介。安直すぎるぞ・・・特訓が終わったあと、みのりと話をする雄介。クウガになって戦うことは怖いと告白。そりゃ突然変身する力を手に入れてしまってはね・・・保育園の子供たが作ったお守りを手に事件現場に向います。
 イカ怪人を前にクウガはタイタンフォームに変身。戦闘シーンの合間に保育園でのシーンが入るのはいただけません。イカ怪人の攻撃をものともせず、直進した後剣で怪人をブスリと一刺し。モロにRXのリボルクラッシュ・・・もう少し演出を考えて欲しかったな・・・
 11・12話は雄介と恩師の神崎先生のことを描いた話。11話ではやけに上機嫌な雄介を見ることが出来るが大切な人に会えるから?でも怪人出現のため遅れて行く羽目に・・・桜子が代理で神崎の所へ行くことになるが忙しい友人を持つと大変ですね。
 サイ怪人・ズ・ザイン・ダと遭遇する雄介。変身しようとするがザインの馬鹿力に押されっぱなし。相当なダメージを受けているはずですが、打たれ強いところを見せます。変身しても怪人のパワーに押されっぱなし。ザインはサイの怪人にしてはスマートだし口パクのギミックは良いですね。
 12話冒頭はザインの角に串刺しにされそうになるクウガのシーンから。串刺しにされそうになる前に角を掴んで危機を脱出。タイタンになって角を弾くと思っていたが・・・満身創痍のクウガ。だが、ピラニア怪人・メ・ビラン・ギの乱入で危機を脱します。
 ポレポレへと帰ってきたみのり。おやっさんから奈々を紹介されるが奈々は「五代雄介ファンクラブ会員一号」を自称。ミーハーな子です。
 先程の戦いでキックが通じなかったために新キックを編み出すことになる雄介。特訓シーンの前に一条とのやり取りで言っていた107番目の技・空中回転を加えることを思いつき、新キックの練習をするのだがかなりの高さまで飛んでます。これって体が強化されているおかげ?
 一条はトラックのアイドリングが怪人を興奮させることを知り怪人の習性を利用して怪人をおびき出す作戦に出る。案の定出現する怪人。一条さん、怪人に痛めつけられながらも活躍します。一条の危機に駆けつけるクウガ。4話のヒョウ怪人戦同様、見事なバイクテクニックを披露します。新キックで怪人を葬るクウガ。やはりキックを決めてこそライダーでしょう。

13話「不審」〜16話「信条」(2006年1月14日)
 4巻収録のエピソードはピラニア怪人メ・ビラン・ギ戦、ヤドカリ怪人メ・ギャリド・ギ戦を収録。
 13話からOPフィルムに戦闘シーンのマイナーチェンジ、トライゴウラムで疾走するクウガのシーンが追加されている。
 13話は桜子がジャンの発掘調査のことを電話で聞いているところから始まる。ポレポレでは雄介がバイクのメンテナンスをしていますが、ゴールドヘッドになると浮かび上がるトライチェイサーのマーキングは自分で書いていることが判明します。メンテナンス中に奈々に会う雄介。雄介と奈々の会話からすると奈々は雄介がクウガということは知らないみたい。
 グロンギのアジトは工場跡から植物園と思われるところに変更。カメレオン怪人、バラのお姉さまは日本語で話しているシーンが・・・
 荒川・・・遊覧船を襲うメ・ビラン・ギ。クラシック風のBGMに乗って殺人を行うところは不気味だ。その様子をみていた男は首筋に刺青をしていたことから未確認生命体と疑われて警察に連行されるが刑事さん相手になめた態度をとり続けています。
 遊覧船で人間をたくさん殺した怪人は今度は釣り人を襲うが、怪人は血に惹かる習性があるらしく怪我をした工事現場の人を襲う。現場に駆けつけた雄介は怪人と戦うが戦いの最中にあるイメージが脳裏にひらめいたところで13話は終わる。
 14話はマイティの状態でメ・ビラン・ギと戦うクウガのシーンから。途中タイタンになって怪人の攻撃を弾くところは良。強烈なパンチで怪人にダメージを負わせるところは「RX」15話のロボライダー対デスガロン戦を思い出しましたね。生体鎧が覆われていないところを怪人に噛まれてダメージを負うクウガ。鎧で覆われていないところは案外脆い・・・
 いったん関東医大病院へやって来た雄介。雄介は椿に先ほどの戦いのことを話していたのだが、椿は興味津々で話を聞いていましたが雄介は格好の研究対象?
 一条と椿がガイシャの死因を調べる間、蝶野に会いに行く雄介。ひねくれた発言をする蝶野に対して人の気持ちになることは出来ないけれど、他人を思いやることなら出来るという彼の発言はごもっとも。この後の「蝶野さん、生きてますか?生きているなら生きていることを自分で楽しくした方がいいと思うけどな・・・」という発言は見ている人に対するメッセージかな?
 「死ぬことが怖くない」という蝶野に椿は怪人に殺されたガイシャの遺体を見せ、蝶野に「死」について話す。理不尽なやり方で人々の命を奪う怪人を許せないと発言する椿は熱いところがある人なんだな・・・
 怪人が血に惹かれる習性をもっていることを突き止めた一条は人工血液を使って怪人を誘う役をやることに。人工血液に惹かれて現れる怪人にクウガに変身して挑む雄介。バイクに乗ったまま変身ポーズを披露。実際にバイクに乗ったままやっているわけではないようですが・・・
 メ・ビラン・ギをドラゴンフォームで迎え撃つクウガ。水中戦を披露していたけど、水中では何分戦っていられるんだろう?ロッドによる突きで怪人を倒したクウガ。爆発は味気なかった・・・
 15話。ジャンたちが警察に運ぶ予定だった破片は前話で飛び去ってしまったが、警察ではその飛行体の話で持ちきり。榎田さんによれは飛行体は金属を取り込んで体を作っているとのこと。
 大学の研究室でも飛行体のことで持ちきり。桜子さんが古代文字を解読していたんだけど、飛行体は「馬の鎧」ではないかと雄介は言うのだが・・・
 メ・ギャリド・ギはヤドカリの怪人だそうですが、デザインを見てもヤドカリには見えない。人間体の時は工事現場で働く人のような衣装を身につけています。こいつはトラックで人々を轢き殺す手口を使ってくるがこれがまた生々しい・・・
 怪人出現の通報を受けて現場に駆けつけるクウガ。その最中クウガは飛行体(ゴウラム)と遭遇。ゴウラムはトライチェイサーと合体。ゴウラムは何かを喋っていたが、こいつも喋るメカ?(過去のライダーマシンで喋るバイクといえばRXの愛車アクロバッターが喋るメカでしたが。)怪人をトライゴウラムで追うクウガだが、突然バイクがガス欠(?)状態に。ドラゴンに変身して危機を乗り越えたがこの後で軽快なアクションを見せてくれます。クウガとギャリドと戦うシーンで使用されたロケ場所は「アギト」21話と同じ場所のようですが・・・
 母が倒れたことを知った一条だが、仕事優先の態度。でも本心は動揺しているよう。
 雄介は科警研へ。例のバイクのことを調べることに。あのバイク雄介が触ると変化が起きたが、ゴウラムについている緑色の石が雄介の体にある石と反応しているのか?怪人出現の報告を受けてトライゴウラムで現場に向う雄介。
メ・ギャリド・ギを体当たりで粉砕するクウガ。トラックごと怪人を倒したが、豪快です。

17話「臨戦」〜20話「笑顔」(2006年6月17日)
 17話は新作フィルム+総集編で構成されたお話。トラ怪人との戦いを交えて雄介がクウガとなったいきさつ、周囲の人々や各形態の説明、グロンギの事を立木文彦氏の渋いナレーションをバックにして紹介されていきます。
 2話のマイティフォーム初登場での教会でコウモリ怪人・ズ・ゴウマ・グと戦うシーンはセットで派手にセットを丸々燃やしちゃったとか・・・雄介のセリフ「こんな奴らのために誰かの涙は見たくない、みんなに笑顔でいて欲しいんです。だから見ていてください!俺の変身!」は名台詞なので外せないみたい。4話でヒョウ怪人を追い詰めるシーン、10話のイカ怪人戦、12話のサイ怪人戦がハイライトで見られるが、イカ怪人の攻撃をものともせず直進するところはロボライダーみたいだ。
 18話はキノコ怪人戦。脚本は井上敏樹氏だが、「クウガ」では自分が構成を担当していないため、自分のスタイル(井上氏は普通、ヒーローの絶対性には懐疑的、勧善懲悪を嫌う、ギスギスとした人間関係などを好んで描く)を封印して脚本を書いている。
 最初のシーンは食器を使っての演奏シーンから。雄介は保育園の子供たちに披露するために練習しているみたい。そんな中未確認出現の電話を受け取る雄介。現場でキノコ怪人・メ・ギノガ・デと遭遇する雄介。ギノガの人間体って女装しているが強烈な個性を見せます。変身してギノガに挑む雄介だが怪人の毒にやられてしまった。雄介を見つけた一条は関東医大病院まで雄介を運ぶことに・・・一方・・・デート中の椿。レストランでデートしてましたが口説き方が変。デート中に呼び出しをくらう椿。タイミングが悪い・・・
 怪人の毒は人体を腐食するほど強力なもので、雄介は体内の石の影響で体の腐食は免れているものの楽観視は出来ない状態に。それを聞いた桜子とみのりだが二人はそれぞれの場所で雄介の帰りを信じます。強いですね。椿の努力も空しく雄介は死んでしまった。どうなる?というろころで19話へ。
 19話心停止してしまった雄介を蘇生させようとする椿。電気ショック、心臓マッサージを雄介に施すが生き返らなかった。本当にどーなるの!?
 怪人を夜まで探していた一条。ご苦労様。仕事を終えた一条は雄介の死を椿から聞くが具体的な会話は聞けないが、これは一体?
 雄介が死んだということを聞いた桜子とみのり。みのりは「兄を信じて裏切られたことがないんです。だって兄はクウガだし。」と言って雄介の帰りを信じてた。気丈だなぁ。
 赤い帽子姿のギノガが登場。歩いただけで毒で人を殺す力を身に付けていた。怪人出現の通報を受けて出動する一条達の危機に現れるクウガ。蘇生したばかりで白い体になっているがそれでも三段キックでギノガを倒すことに成功。
 20話。戦いを終えた雄介は一条と共にお出かけ。車の中でフォームチェンジの際気合を入れる言葉が欲しいな・・と思案。一条に「超変身!」のコールはどう?と言ってます。この後、いきなりクリスタルキングの「大都会」を歌いだす雄介。OPの歌手つながり?(OPを歌っている田中昌之はクリスタルキングのメンバー)
 椿のところで体を診てもらう雄介。椿は雄介が生き返ったのは霊石が雄介の体を仮死状態にすることで怪人の毒を無力化したと推理。超古代のテクノロジー、恐るべし。帰る途中に雄介を呼び止める椿。桜子にアタックしようと思っているらしいセリフが・・・
 城南大学考古学研究室・・桜子から雄介の体内の石の事について言及されるシーンが登場。あの石の名前は”アマダム”ということが判明します。ゴウラムについてる緑の石のことも話に登場。
 グロンギの溜まり場・・バラのお姉さまは「ゴ集団」を呼びに行ったらしいという会話とガリマが「メ集団」の筆頭怪人であることがわかる会話が出てきます。
 科警研に向かうことになった雄介。榎田さんに電話するが電話を受け取った榎田さんは若い女の子のような態度に。雄介は格好の研究対象?
 科警研・・・ゴウラムの事を調べることになるが、榎田さんはゴウラムは雄介の体内にある石のエネルギーを受けて活性化するのでは?と仮説。実際に雄介が緑の石に触れるとゴウラムが動き出した。
 ゴウラムの事を調べている途中で研究所で培養してた怪人の細胞が突然急成長。どこかに怪人のクローンがいるのでは・・・ということで雄介は現場へ。クローンの怪人が知能がない代わりに力は強い。キックで怪人を倒すクウガだが、怪人は爆発せずに溶けてなくなっちゃった。溶けてなくなったのはクローンだから?戦いの最中にクウガに迸る「ビリビリ」も気になります。

21話「暗躍」〜24話「強化」(2006年9月11日)
 長野県でコウモリ怪人ス・ゴオマ・グが何か怪しい行動をしていたところから。警視庁ではこの怪人の怪しい行動について会議をすることに。一条は九郎ヶ岳遺跡には隠された何かがまだあるのでは?と考えるが、グロンギが封印されていたところなんだから何かあるでしょうね・・・
 ポレポレ・・・店のBGMはサザンオールスターズの歌。おやっさんと湘南に行こうかと言う雄介は奈々の前で寒いギャグを飛ばすが、ギャグのセンスはおやっさん譲り?
 ゴオマはバラのお姉さまと接触。バラのお姉さまの衣装が黒のドレスに赤のファーという格好から白いドレス姿に。おしゃれな幹部格キャラですね。
 科警研・・・キノコ怪人のクローンのことを調べている榎田さんの前に雄介登場。榎田さんを驚かせちゃうところはちょっと子供っぽい。
 コンビニ帰りの学生(男)二人組みが怪人に襲われた!今回の怪人は姿を消すことが出来るようだ。ガルメとガリマが会話。”ザキバス・ゲゲル”も近いと話していたが”ザキバス・ゲゲル"という言葉が気になる。
 バラのお姉さまとゴオマは仲間に会っていた。コイン投げが得意なやつも登場したが、こいつもグロンギ?
 夜・・・ゴオマに襲われた雄介は変身して戦うことになるが、その最中に現れる謎のライダー・・・というところで次へ
 22話はクウガとゴオマとの戦いに現れた謎のライダー。クウガは謎のライダーの乱入でゴオマを逃がしてしまった。
 科警研・・・・ゴウラムの解析をしていた桜子とジャン。ジャンは榎田さんが子供と一緒に遊んでやれない家庭の事情を知ってしまったが、気になっている模様。グロンギのアジトを探す雄介と一条にレストランで食事してる桜子とジャン。ジャンは意味深なことを言っていたがやっぱり榎田さんの家庭の事情が気になるみたい。
 グロンギのアジトを調べていた一条だが、バラのお姉さまに気を取られている隙に連中を逃がしてしまった。バラのお姉さまはバラの怪人みたいだが、怪人態は見せるんでしょうか?一条と合流した雄介は今回の怪人は緑の姿なら倒すことが出来るかも?と怪人対策法を会話してます。
 ポレポレ・・・みのりが雄介の代わりにやって来た。そこへ帰ってくる奈々。お芝居の先生を怪人に殺されたらしい。気に入っていた先生だったために泣いちゃってます。
 午前10時・・・怪人が出現。姿を消す能力を使って警官を殺していく。怪人は人殺しを「ゲーム」と言っていたが・・・
 現場に駆けつけた雄介は変身。格闘戦に持ち込み、キックを放とうとした瞬間、閃光弾の効果が切れたため、ガルメはまた姿を消した。クウガはペガサスフォームになって怪人を追うことに。「超変身!」のコールはなんだかなぁ・・・クウガの意志を駆けつけたゴウラムは現場に。ゴウラムってアクロバッターみたいに喋るけど、古代語なので何言っているのかわからない・・・ゴウラムに掴まり空中からの狙撃で怪人を倒すことに成功。22話はバイクと合体する機能以外のゴウラムの使い方がわかる回でした。
 23話。長野で不審な動きをするゴオマは何かの破片を見つけたが、この破片は一体何を意味するんだろうか?
 桜子が関東医大病院へやって来た。椿の元を訪れたが、雄介が心配な桜子は例の"ビリビリ"の件で死ぬ事にならないかと椿に聞くが椿はサムズアップして返答。雄介に感化されてますね。
 ガイシャの数のこと、0号のことが会話に登場。グロンギのやつらはゲーム感覚で人を殺しているが、ボスに相当する奴がいるみたい。平成の敵って「世界征服を狙う悪の秘密結社」が存在せず、怪人が無作為に人を殺しているだけだし・・・(平成で組織化された敵ってスマートブレインぐらいだし)
 ガリマと遭遇した雄介。ガリマは蟷螂の怪人だという設定ですが蟷螂の怪人には見えない。
 24話はライジングタイタン登場。ガリマと戦う雄介。トライゴウラムの体当たりでガリマを倒そうとするが体当たりを食らってもびくともしない。さすがはメ集団の筆頭怪人。もう一度体当たりで倒そうとするクウガだが、ゴウラムは破片になってしまう。
 桜子の下へとやってきた雄介。桜子は例の碑文のことで思いつめているよう。雄介の言葉で吹っ切れたのか例の碑文を見せる。嫌な感じがすると言っていた桜子に対して「大丈夫」の一言で済ませてしまう雄介。能天気ですね。
 怪人対策のために科警研へ向かった雄介は榎田さんの協力で「ビリビリ」の力を引き出すための特訓に入ることになり。「ビリビリ」の力を引き出すことに成功。榎田さんは驚いていたがそんなに強力なのか?雄介も汗を流していたし。
 調べ物のために図書館に行っていた桜子は知らないうちにガリマの殺人ゲームのターゲットにされ、殺されそうになるが間一髪で雄介に助けられた。ロケ場所はアギト13話と同じところか?いきなりタイタンになってガリマに挑むクウガだがちょっと押され気味。そのために初めて金の力を使うクウガ。ライジングタイタン時はアーマーが紫になり、アークルや剣も変化。いきなり剣でガリマをぶっ刺したが、10話でのイカ怪人にとどめを刺した時みたいにリボルクラッシュと同じ演出。パワーアップしたんだし、もう少し考えて欲しかった・・・

<ムダ話>
・「クウガ」の構成・荒川稔久氏は「仮面ライダーBLACK」の脚本家の一人で、戦隊、アニメの脚本家としても活躍されいる方、東映側プロデューサーの高寺成紀氏は戦隊のプロデューサー歴を持っているが仮面ライダーにも関与しており「仮面ライダーBLACK」、「RX」ではプロデューサー補、「仮面ライダー響鬼」(前半)のプロデューサーだった方。
・神崎役の役者さんは「仮面ライダーBLACK」24話のゲストで出演。その時は怪人にされたゴルゴムの末端構成員役だった。
・「クウガ」から「仮面ライダー=改造人間」の設定を排除しているがこの事に関して倉田てつをさん(BLACK(RX)=南光太郎役)は「今のライダーはいいね。俺の時は『改造人間』という設定だったんだ。」とコメント。クウガ自体体内の霊石の力で変身&フォームチェンジも霊石によって制御されている設定はBLACK(RX)からのイタダキだったりするが。
・クウガの企画が進められていた際、企画時候補に挙がっていたタイトルは「仮面ライダーガーディアン」(明快路線)、「仮面ライダーオーティス」(怪奇性重視路線)、「仮面ライダーガイア」などで放送局は毎日放送の系列を考えていたが平成ウルトラマンシリーズが毎日放送で放送されていた関係上放送局がTV朝日系列に、候補に挙がっていた「ガイア」のタイトルも「ウルトラマンガイア」が放送になっていた関係で没になってしまった。「ライダーを改造人間にするか否か」に関しては何度も議論が交わされたとか。

<主なロケ場>
・ズ・グムン・バ(蜘蛛怪人)登場シーン(1話):テクノウェイブ100、
・ズ・ゴウマ・グ(コウモリ怪人)の潜伏場所(2話):千葉県柏市にあるマリアチャペル玉姫殿
・ズ・グムン・バ対クウガ(2話):長野朝日放送ビルの屋上
・グロンギの連中が登場するシーン(3話):池袋西口公園
・バラのお姉様登場シーン(3話):所沢市民文化センター周辺
・雄介がバイクで怪人を追うシーン(4話):JR海浜幕張駅近くの交差点
・ズ・メビオ・ダ(ヒョウ怪人)戦(4話):栃木県佐野市の佐野レジャーランド跡
・喫茶店「ポレポレ」:東京清瀬市にあるコーヒーハウスるぽ、
・関東医大病院:東京都清瀬市にある結核予防会結核研究所、
・雄介が一条と会話をするシーン(5話):晴海客船ターミナル、
・ズ・バヅー・バ登場(5話):西新宿KBビル(新宿区)・テクノウェイブ100
・ズ・バヅー・バ戦(6話):所沢市市民文化センターミューズ
・警察の構内(5・6話):川口総合センターリリア
・グロンギの溜まり場(5・6話):しながわ水族館
・グロンギの溜まり場(7・8話):ユネスコ大恐竜探検館(埼玉県所沢市)
・桜子が実加を探すシーン(8話):湯島天神
・8話のロケ場所:千葉県南吉浜踏切、JR内房線佐貫駅、千葉県にある吉浜海岸
・わかば保育園:東京都練馬区にある清心幼稚園
・女学生がメ・ギイガ・ギに襲われるシーン(9話):隅田川の永代橋(東京都江東区)
・一条と榎田さんが現場検証をするシーン:夢の大橋周辺
・雄介とみのりが会話するシーン(10話):都立芝公園
・雄介と一条の会話シーン:潮風公園・夕陽の塔
・雄介が桜子に連絡を入れるシーン(11話):JR青梅線青梅駅(東京都青梅町)、
・桜子と神崎が一緒に降りた駅:JR御殿場線谷峨駅(神奈川県足柄群山北町)
・警官隊が怪人を包囲するシーン(12話):関越自動車道入間川橋
・グロンギの溜まり場(13話):埼玉県川口市の川口市立グリーンセンター
・椿が稲森麗子と向ったレストラン(13話):レストラン・シャンソニエ
・蝶野が立っていた場所(13話):東京都江戸川区の平井水上ステーション
・メ・ビラン・ギ戦(14話):荒川土手船堀橋
・現場検証のシーン(15話):川口駅前リリアパーク
・トライゴウラム初登場のシーン(15話):幕張メッセ周辺、
・人々がクウガを発見するシーン:JR海浜幕張駅近くの交差点
・椿が稲森麗子とデートしていたレストラン(18話):レストラン・ロニオン(練馬区)
・道路(18話):新宿区の都庁近くの道路
・戦闘シーン(18話):大手町橋高架橋(千代田区)
・19話の道路:JR西武新宿線沿いの道路
・メ・ギノガ・デ登場(19話):埼玉県川口市リリア側の階段
・戦闘シーン(19話):新河岸川河川敷(板橋区)
・男性二人が怪人に襲われるシーン(21話):アイアイモール
・メ・ガルメ・レ戦(22話):テクノウェイブ100
・カップルがガリマに殺されるシーン(23話):晴海埠頭
・雄介と一条が会話するシーン(23話):日比谷公園
・メ・ガリマ・バ戦(23話):六本木トンネル
・桜子が関東医大病院を訪れる途中で通ったトンネル:聖橋(文京区)
・車が移動するシーン(24話):アウトレットモールリズム周辺


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