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牙狼<GARO>感想
 テレビ東京系の深夜に放送されていた特撮アクション。人の心に潜む欲望を利用して人間に憑依し、人間を喰らう魔獣・ホラー。ホラーを狩る魔戒騎士の中でも最高位・ガロの称号を受け継ぐ一族の青年・冴島鋼牙(さえじま・こうが)は黄金騎士・ガロとなってホラーに立ち向かう。
 ワイヤーワークなどあらゆる特撮技術を利用。深夜枠ながら豪華ゲストの出演など話題を振り撒いた作品。
登場人物紹介(別窓で開きます)

1話「絵本」〜4話「晩餐」(2006年5月5日)
・ゲスト:峰岸徹(1話)、うな加藤・田中章(プリンプリン・3話)、加勢大周(4話)

 1話はヒロイン・カオルの夢から。カオルは昔黄金騎士にまつわる絵本を持っていてその本は最後は何も書かれていなかった。これは後の話の伏線?ある画廊・・・オーナーが美女の絵に見とれていると絵が実体化。オーナーはホラーに取り憑かれる。オーナーが見とれていた美女の絵は雨宮氏によるもの。
 カオル登場、鋼牙の訓練シーンを交えて話が進行していく。龍崎に相談を受けるカオル。京本氏は色々な特撮に出ていますが、やはり「牙狼」でも存在感があるな。
 訓練を終え、指令が書かれた手紙を受け取る鋼牙。依頼の手紙は紙に書かれたものではなく鋼牙が手にしているライターのようなもので燃やすことで暗号めいた文字がでて来た。しかもその文字は魔戒騎士しか読めないようだ。
 ホラー狩りのため例の画廊へやって来た鋼牙。いきなりカオルに襲い掛かり(?)彼女に例のライターをかざした。今度はオーナーにライターの火をかざすとオーナーの瞳に文字が・・・鋼牙が持っているライター(魔導火)はホラーを探す機能を持っているようだ。オーナーは実はホラーで罠を張り巡らせて鋼牙を襲う!紅い衣装を着た男と鋼牙のバトルはCGを使っている箇所はありますが役者さんが結構動いています。ルックスだけで売ろうとしている上に変身前のアクションを全くといっていいほどしない平成仮面ライダーの役者さんとは全然違いますね。
 罠を突破し、オーナーの前に現れる鋼牙。鋼牙はカオルに「逃げろ」と言うが、カオルは自分の絵に拘っています。鋼牙の忠告を受け入れてさっさと逃げればいいのに・・・
 実体を現したホラーに対し、ガロに変身する鋼牙。変身リミットは99.9秒という設定だが一瞬だけ不吉な符号「666」に見えるのだが・・・ガロとホラーが戦うシーンはCGだが、迫力がある。昔の仮面ライダーの影響で本物主義の自分もかっこいいと思いましたよ。
 ホラーは倒したが、カオルがホラーの返り血を浴びてしまった。鋼牙はカオルをホラー狩りの餌にするという名目で彼女を殺さず、家に送ることに。
 EDは龍崎役の京本氏によるもの。メロディがオフコースや小田和正の歌に似ています。
 2話冒頭はお金がらみのトラブルが元でケンカをしている男女を映し出す。だが、女は鎖のオブジェから出現したホラーに取り憑かれ、男を喰ってしまう。
 翌日・・・バイト中のカオルは鋼牙を発見。鋼牙は魔戒騎士のギルドへ。ギルドは異空間にあるようだ。ギルドの元締めは妖精のような姿。鋼牙にホラーの返り血を浴びたカオルを殺せと指示するが、鋼牙はカオルをホラーを狩るための餌として使うと言って取り合わない。元締めの1人が鋼牙の父の話を切り出してくるが鋼牙は「アンタには解らない」と言って怒ってしまった。父のことは尊敬する父と思っているのか、その反対なのか?
 友達の亜佐美に会いに行ったカオル。カオルは色々と亜佐美のお世話になっているようで今回は雑誌に使う挿絵を書いていたみたい。自分の個展を開きたいカオルは亜佐美から手っ取り早くお金を稼ぐ方法を教えてもらう。振り込んだお金が1年後には20倍になって返ってくる・・・夢みたいな話ですよね。投資の講演会を受けにいったカオルだが、九条は実はホラーで、ホラーの返り血を浴びてしまったカオルを喰らおうとする。
 2話のホラーはアイアンメイデン(中世に作られた処刑道具)を思わせるデザインで、九条役の藤井かおりさん自らスーツを着てアクションをしたとか。
 3話は鋼牙がホラーを狩るため夕刻の街に現れるところから。3話は昔なつかしの「ボキャブラ天国」(古っ)に出ていたプリンプリンのうな加藤と田中章がゲスト。ホラーに喰われる男とその男の知り合い役のよう。ホラーを取り逃がしてしまった鋼牙は、自分の屋敷で時計に関するホラーの事を調べていた。でもホラーに関する資料に書かれているのは日本語じゃなく魔戒騎士でないと読めない書物。鋼牙の執事のゴンザは魔戒騎士の文字を読む事が出来るようだ。
 メッセンジャーの仕事をしていたカオルだが、仕事で鋼牙の屋敷へ。何故自分が呼ばれたのかがわからないカオルは鋼牙に突っかかってます。
 ホラー出現の情報を受けて仕事に出る鋼牙。女子校にやって来るが、いきなり出てきて時計を剣で斬っちゃうのはやりすぎ?ホラーに取り憑かれた女子校生を追う鋼牙。何とか助け出すものの、ホラーは色々な形の時計に変化するためなかなか追いつけない。
 カオルがホラーに追われていることを感じ取ったザルバの助言を受けて鋼牙はホラーを追うことに。今回のホラーは時計塔に同化していた。時計塔の中にはカオルが・・・なんで時計塔にいたのは謎だが。変身前にホラーと戦う鋼牙は現代のスーパーマン。
 ガロに変身してホラーと戦う鋼牙。「たとえ残された時間がわずかでも、人にはその時間を最期まで行きぬく権利がある!」と言うが、鋼牙ってクールだけど熱い心を持つ熱血漢なのね。「クールだけど実は音熱血漢」なキャラクターは久しぶりに見ました。
 4話のゲストは加勢大周。話は病院のシーンから。患者の1人が医者に取り憑いたホラーに喰われるところから始まる。カオルは家賃が払えなくなって借家に住む事が出来ず、亜佐美の元へ転がり込んできた。カオルは亜佐美に食事を勧めるが亜佐美は食中毒で倒れてしまった。カオルは料理の腕は壊滅的みたい。
 ホラーの気配を感じ取り、例の病院へとやって来た鋼牙。患者の家族から医者の噂を聞いた鋼牙はオペ中の医師の元へ。だが、結界が張られているせいで本来の力を発揮する事が出来ず、一旦退却。番犬所で魔導火のエネルギー補給を終わらせた鋼牙はカオルに協力してもらおうと考えるが、彼の前にはホラーに喰われた男の家族が・・・子供に対して「強くなれ」の一言。鋼牙の経験が言わせる言葉?
 この回では鋼牙の過去がチラッと出てきます。彼の過去は何話でわかるんでしょうか?
 戦闘シーンでは烈火炎装モード登場。剣に魔界の炎を纏わせたあとソニックブームを放ったり、ソニックブームの余波を受けて全身を翠の炎に包んで戦う演出はかっこいい。

<私的名台詞>
「俺は金には興味はない。しかしな、あの子にとってその金は夢を叶えるために大切なんだ!」
・「夢を踏みにじったお前の陰我、俺が断ち切る!」
(2話「陰我」・鋼牙)
・「たとえ残された時間がわずかでも、人にはその時間を最期まで行きぬく権利がある!」(3話「時計」・鋼牙)
「殺されて幸せなものはいない!いや、俺は認めない!」(4話「晩餐」・鋼牙)

5話「月光」〜8話「指輪」(2006年6月6日)
ゲスト:涼平(現:小田井涼平)、藤重政孝(5話)、及川奈央(6話)、弓削智久(8話)

 夜の街を歩く鋼牙。ホラーが現れそうな場所を封印しに来たのだろうが、街ではホラーと黄金騎士の都市伝説が噂となっていた。
 鋼牙の屋敷・・・カオルの絵のモデルをさせられているゴンザ。カオルは鋼牙の家に押しかけてきたようだ。部屋にはたくさんの画材が置かれているし。押しかけてきたのならそれ相応に働いてもらうとカオルに告げる鋼牙にカオルは食事を振舞うが鋼牙はまずいと言ってきた。
 森野という男が都市伝説を噂をしていた女子校生を捕まえた。彼は女性関係が絡んだ事件の容疑者にされていたのだ。刑事が現れるが、交渉は難航している模様。森野は何度も「基本的に・・・」と口走っているが脚本の段階ではこの言葉は多かったらしい。森野と刑事が口論をしている最中に女の影が・・・
 ホラーを探す鋼牙の前に現れる一匹の蝶。蝶はホラーに取り憑かれた女の残留思念。ザルバは蝶の言葉がわかるらしい描写が登場。
 倉庫にいた森野らの前に現れる女。女はゾンビのような感じで近付いてくるが不気味。銃を受けてもびくともしない。女子校生によって倒されたと思ったらセクシーな女に変身。鋼牙は普通の人に顔を見られないために何かの護符を森野らに貼り付けた後変身。ルナーケンは回りに浮遊している球体を使って攻撃し、ガロの攻撃は透明の羽根を使って弾いてくるし、剣の一突きでは死なない。ザルバの助言で周りを浮遊している月が本体であることを知り、ホラーを倒すことに成功。今回のアクションはやや控えめか?
 ラスト、女子校生からホラーに関する記憶がなくなっていたところを見ると鋼牙が使ったのは記憶を消す呪符のようなものみたい。
 6話。ホラーと戦っている鋼牙のシーンから。最初から派手なアクションを見ることが出来る。不意打ちを食らった鋼牙はホラーを逃してしまう。
 バイトに出かけようとするカオルはゴンザに絵のモデルを依頼するがゴンザには嫌がられています。長時間モデルをさせられたから?
 鋼牙が怪我をして帰ってきた。鋼牙の手を傷つけたのは「破邪の剣」なるもので形はくないに似ているがこれで切られると常人では即死するし、魔戒騎士でも数時間で死に至るらしい。刃物に毒が塗ってあるのか、使われている金属に毒性のあるものが使われているかのどっちかでしょうね。普通の薬では治る怪我ではないので魔戒騎士用の薬で怪我を治す描写が登場。
 ホラーに取り憑かれた女の格好は昔一世を風靡したボディコンを思わせる格好だ。美貌で男を引き寄せ男を喰っていた。
 面接に向おうとしたカオルは男らに絡まれるが黒いコートを着た男に助けられる。男は軽い身のこなしでチンピラを撃退。男はチンピラを撃退した後カオルをナンパしています。
 バーテンとして働くことになったカオル。だが、またもやホラーに狙われる。そんなカオルのピンチを救ったのは鋼牙。パンチで墓石を砕くシーンもあるが、日ごろの修行の成果ですね。ホラーを倒した後対面する鋼牙と零。零の目的は一体?というところで終わり。
 零役の藤井玲はフランス人と日本人のハーフで「仮面ライダー555」でドラゴンオルフェノク=北崎役で出演していた。
 7話。鋼牙の屋敷のシーンから。鋼牙はゴンザから零は西の番犬所管轄に所属する魔戒騎士でどこの魔戒騎士の系譜に属さないことが判明。零の話の後、鋼牙はゴンザにホラーの血を浄化できる「ヴァランカスの実」のありかを聞くがそれがどこにあるのかがわからない。カオルはホラー狩りの餌とは言っていたが本当は彼女を助ける時間を稼いでいたのね。鋼牙の優しい一面が垣間見れます。
 東のテリトリーでホラーが現れそうな場所を封印していく零。ところ構わず封印をしているのでシルヴァに心配されてます。ホラー狩りに疲れた零は喫茶店へ。テーブルいっぱいにケーキを注文するが甘党と言うのが判明します。
 バイトを終えたカオルを見つけた零はカオルに襲い掛かってきた。魔戒騎士の掟に従って「血に染まりし者」であるカオルを殺すつもりだ。壁に剣を擦り付けて歩くシーンがかっこいい!
 Bパート。ある廃屋で零と会う鋼牙。ここで「血に染まりし者」の死について語られる。父のことを馬鹿にされた鋼牙は怒って本気モードに。まずは剣を使わず体術で対決、剣の勝負をしているところでホラーが出現。二人の連携でホラーを倒すが、まだ鋼牙と零の対決には決着はついていない。鎧を召喚し、ビルから落下しながら戦う二人。CG使ってますけど迫力があります。こんな迫力あるアクションシーンは古今東西どこを探してもないのでは(ちょっと褒めすぎ?)?結局今回の対決は鎧装着のリミット切れのため引き分け。
 7話でわかったのは私闘は禁止とか魔戒騎士は色々な掟に縛られている事がわかったことかな?
 8話は弓削智久がゲスト。バーのシーンから始まるが美しいピアノの旋律をBGMにした演出は綺麗。バーでピアノを弾いていた男を見たバーテンの美理は男に「綺麗な指ね」と言って迫ってきた。しばらくして一人のピアニストが死ぬ事件が発生。ガイシャの死体には親指がなくなっていた。指をコレクションにってこれって一種の異常殺人?事件のことについてTVが放送されていたが龍崎はTVに出るほどの有名人のようだ。
 美理は冷凍庫の中の何かを見つめていたが、何かやばいものが入っているのか?
 鋼牙の屋敷・・・修行中の鋼牙のスケッチをしているカオル。けど、鋼牙はカオルを邪険に扱う。この先二人の関係はどうなるのやら。カオルはどうして自分は絵描きになりたいのか迷っていることがわかった。
 美理が冷凍庫に入れていたのは人間の指。怖い・・・美理が幸せだった頃の回想が登場。彼氏がピアニストで演奏家生命を絶たれたことに絶望して死んだ事が語られる。彼女が人間の指を集めるのは過去のトラウマがそうさせるみたい。美理が彼氏の事を思い出しているとホラーが現れ、美理に取り憑いてしまう。
 ホラーに取り憑いた美理はピアニストの若い男を氷漬けにしてして喰ってます。
 美理が働いているバーで亜佐美と本音をぶつけ合っているカオル。BGMとして流れるピアノがいい。
 番犬所から指令を受けた鋼牙は嫌がっていた。というのも事件が女性がらみみたいで「えり好みはいけない」とザルバにつっこまれています。鋼牙って女性嫌い?というか修行とホラー狩りばっかりの生活のために女性と縁のない生活を送っているからな・・・
 8話のホラーは半分は氷、半分は炎という体。この設定は「ダイの大冒険」のフレイザードみたいだ。烈火炎装モードになって氷の部分を溶かしてホラーを封印するが8話もアクションは控えめ。
 鋼牙の戦い振りを見ていた零に話し掛けるシルヴァ。シルヴァが言う「あの日のこと」とは一体?鋼牙の過去も気になるが、零の過去も気になる。

9話「試練」〜12話「大河」(2007年1月15日)
ゲスト:村井克行(9話)、渡辺裕之、ぜんじろう(12話)

 9話は魔戒獣・轟天登場。ある幼稚園にやってきたカオルは幼稚園の園長に絵の修復を頼まれる。劇中の壁画はエレベーターを壊して作ったが、完全な状態ではなかったためにグリーンバックで撮影された後に新たな壁画を合成して作ったらしい。
 東の番犬所・・・魔戒剣の浄化にやってきた鋼牙はいきなり真魔界に通じる異空間に送り込まれてしまう。魔界文字が飛び交う空間で鋼牙が見たのは黄金騎士。鋼牙は自分の影である黄金騎士から魔導馬・轟天を召喚するための試練を受ける事に。
 絵の修復依頼を受けるカオル。壁画は亡くなった父が描いたものだと知り、複雑な気持ちになるカオル。父親の事はいい風に取っていないみたい。
 試練を受ける事になった鋼牙だが、試練を受けている途中でホラー出現を聞き現場へ。今回のホラーは巨大なために牙狼剣が通じない。強制的に変身が解けてしまったためいったん退却する事に。
 ゴンザから絵の修復を受けた方がいいと言われ、助言どおりに絵の修復を引き受ける事にしたカオル。でも欠落した箇所をどう修復したらいいのかわからない。どうして肝心の部分だけ欠落していたのかな?
 再び試練を受ける事になった鋼牙は冴島家の家宝の(?)刀で試練に向かうことに。黄金騎士に斬られたシーンでは血らしい描写が出てきたが、本当に斬られてるのか?カオルの仕事と鋼牙の試練がオーバーラップしているところはいい描写
 カオルは家族を省みなかった父親の事を思い出し、修復に力が入らず、一度は修復を断ろうと思ったが、鋼牙も頑張っていることに気づき修復を再開する事に。この辺は「牙狼-Saivor in the DARK-」のピアノバージョンがBGMとして流れます。
 黄金騎士に臆することなく黄金騎士に突っ込んで行く鋼牙。この試練は鋼牙の心の弱さに打ち勝つ試練だったようだ。
 ホラーに襲われたカオルを助けるために現場へ向かう鋼牙。ここで「牙狼-Saivor in the DARK-」が流れて場面を盛り上げます。轟天召喚の呪を剣で切り、轟天を召喚。人馬一体と化したアクションに牙狼斬馬刀でホラーを一刀両断するところなどアクションがかっこよかった。
 10話。あるカップルが道化師風の男に怪しい術をかけられるところから。その友人らも道化師の催眠術操られ殺しあうという殺伐とした場面に。道化師は死んだ人間を餌として喰ってしまう。丸呑みしちゃうところはエグかったが。
 1話で登場した絵本「黒い炎と黄金の風」について鋼牙に聞こうとするカオル。でも鋼牙の態度は冷たい・・・友人の亜佐美の会社で例の絵本を調べるが結局は本の事はわからないまま。
 またもやホラーによる被害が発生。ある会社の会議室が狂乱の場に。鋼牙がやってきて惨事にはならなかったが、ブラジャーを着けている男が笑えます。
 カオルのバイト先・・・変態な(?)オーナーがカオルにバニーガールの衣装を着せようとさせる事自体変だ。オーナーの態度にキレたカオルは仕事をやめると宣告。そんな彼女の前にまたもやホラーが・・・怪しい術をかけられて本音を言っちゃいます。カオルらの前に現れた零。彼もホラーの術にかけられたのかと思ったらいきなり人形を斬った。ホラーと戦う零だが、見えない壁に阻まれて苦戦。零のキックで吹っ飛ばされ、本性を見せるホラー。今回のホラーは天野喜孝氏のイラストに出てきそうなデザイン。
 お姫様のコスプレのまま逃げ回るカオルは鋼牙に助けられます。お姫様抱っこされるところはうらやましい。まさに姫とナイト。
 鎧を召喚し、ホラーと戦う鋼牙。「しかし、俺はあきらめない!『守りし者』として!」と熱いセリフを言ってくれます。これだからクールだけど熱血漢なキャラはかっこいいのよね。
 風船のようにしぼんでいくホラー。あっけないな。
 11話。カオルが人気TV番組「マネーパック」の出演権を獲得。ペアで参加しなければならないという事で鋼牙を誘うが鋼牙に断られてしまう。ホンマにストイックな人だ。
黄色いスーツの男に出会いゲームをしませんか?と誘われゲームに挑戦したカオルは男に魂を抜かれてしまう。黄色いスーツの男はホラーで鋼牙にカオルの魂取り戻したければゲームに挑戦しろと言ってきた。ホラーが作り出すゲームの世界は独特のビジュアルで飾られている。本物の入り口探しに、クイズ、3歩以内に特定のエリアに向かうゲームを体力知力を尽くして挑む鋼牙。彼が元々頭脳明晰なのか難なくホラーの仕掛けてくるゲームをクリアします。最後はコインを使ったゲームに挑戦。コインのゲームに負けたホラーは本性を現し、鋼牙に襲いかかってきた。今回の変身後アクションはスタントマンメインのアクションになっています。戦いに負けたホラーは鋼牙に向かって訳のわからない言葉を喋るホラー・おそらく魔界の言葉だろう(字幕付き)。
 またゲームをする羽目になった鋼牙。本物のカオルの体を見つけ出し、魂を元に戻さねばならないというもの。本物の体を見つけ出し、カオルの魂を元に戻す鋼牙。キスしているような気がするがお姫様は王子様(ナイト)のキスで目覚めるわけか・・・
 元の世界に戻った鋼牙とカオル。二人抱きあっていたけど距離が縮まってきた証拠?
 12話は鋼牙の過去がわかる話で渡辺裕之氏とぜんじろうさんがゲスト。話は鋼牙が屋敷で修行しているシーンから。父と修行していたシーンに。修行しているシーンで出てきた場所は戦隊によく出てくる場所みたいですが・・・ソウルメタルの剣を扱えるための修行をする事になる鋼牙。でもソウルメタルの剣は重くてうまく扱えない。ここでソウルメタルが極端に重くなったり軽くなったりする性質が出てきた。
 修行が終わり・・父を待つ鋼牙は玩具売りに会う。玩具を前に目を輝かせるところはそれ相応な少年時代をすごしていたのねという事がわかる。鋼牙に声をかけた玩具売りの正体はホラー。ホラーは鋼牙を人質に取るが、大河は動じないうえに圧倒的な力でホラーを倒した。この後油断した鋼牙を叱る大河。大河は鋼牙にとって厳しくも優しい父親だったようだ。
 屋敷に帰ってきた大河は闇に魅入られた友・バラゴを倒す覚悟を決めた。旅の理由もバラゴを探す事だったみたい。闇に魅入られた魔戒騎士はフォースのダークサイドに墜ちてしまったジェダイみたいなもの?
 父とゴンザの話を盗み聞きした形になってしまった鋼牙はこっそりと大河とバラゴが戦っている場所に向かうことに。
 変身せず、バラゴと戦う大河。それでもバラゴは手ごわい。鎧を召喚して戦うがそれでも力の差が・・・バラゴの手は人間の物ではなかったが闇に魅入られた魔戒騎士はホラーかそれに近い物となってしまうのか?父を助けようとした鋼牙。そんな鋼牙に襲いかかるバラゴ。鋼牙を文字通り体を張って助けた大河は最後の力を使ってバラゴに傷を付けた。それが精一杯の抵抗だったためか大河は死んでしまう。
 父の死をきっかけにほぼ独学で修行を積んで一流の魔戒騎士となった鋼牙は努力の人だと言うこともわかります。父の最期の言葉「”守りし者”となれ。そして、強くなれ」の言葉も彼が一流の魔戒騎士となる心構えとなっている事もわかります。

13話「約束」〜16話「赤酒」
ゲスト:品川徹(14話)、板尾創路(15話)、磨赤兒(16話)
 13話は総集編+α内容の話。最初はザルバが魔界の言葉で喋るシーンから始まる。ザルバが案内役となり、ガロの世界観、人物設定、陰我を糧に現れるホラーの事、ガロの能力も紹介。最後は新録カットで締めます。
 14話は零の過去が分かる話。OPが「牙狼-saivor in the Dark-」に変更。フィルムも変わってます。
 冒頭は零がある女の人と歩いているシーンから。女性(=静香)との会話で零の本名は”銀牙”ある事が判明します。病床の養父・道寺に呼び出された銀牙と静香。道寺は引退した魔戒騎士で銀牙と静香の二人に新しい魔戒騎士の系譜を継いでもらいたかったようだ。ところがある夜・・・道寺と静香が何者かに殺された。零が鋼牙をつけ狙う理由がガロらしい奴を仇と思っているからで敵討ちのために本名さえを捨てガロを狙うことが明らかにされた。みたい。養父と恋人を殺された銀牙は3つ墓を建てるが3つのうち二つは道寺と静香のもので残りの一つは道寺の妻のものらしい。
 零のもとへとやって来たカオル。鋼牙と仲直りして欲しかったようだが、零は強引な手でカオルに迫ってきます。
 鋼牙と零のもとへ現れた黒の指令書。めったにお目にかかれないらしい。で、二人は東の番犬所へ。三神官は魔界に数百体のホラーが現れたので魔戒獣を召喚できる鋼牙と零にそのホラーの大群を倒せと指示してきた。「黒の指令書」に書かれた命令は絶対的なものなのでいかに魔戒騎士と言えどその命令には逆らえないようだ。
 ザルバとシルヴァと取り替えて共闘の誓いを立てていざ出陣・・・と思ったらその道中で戦ってしまってます。
魔戒獣を召喚し、魔界に突入した二人だが、魔界には100体どころか数百体ものホラーがいた!烈火炎装モードでホラーの大群を蹴散らすガロとゼロ。ゼロの烈火炎装は蒼い炎に包まれるようだ。
 15話は「仮面ライダー・The FIRST」に出演していた板尾創路氏がゲスト。ある芸術家のアトリエのシーンから。男はホラーに取り憑かれていてモデルの女性を次々と惨殺。この殺しのシーンはぶっちゃけエロいです。
 一方カオルは父の事を知っているらしい「倉町」と言う男を訪ねる事に。
 モデルの女を喰らったホラーは女の死体を捨てようとしたところを鋼牙に見つかる。鋼牙はホラーと一戦交えるが三神官から叱責を受けた。なぜなら鋼牙がホラーと戦ったところは西の管区だったから。番犬所にいた零に飴を勧められますが周到な人だ(?)
 芸術活動を行っている倉町。カオルは倉町のもとを訪れるが、倉町はホラーに取り憑かれてるために倉町に追われる羽目に。カオルは零と鋼牙に助けられるが今回鋼牙は零の実力を測るために戦わず観戦ということで今回のアクションは零メイン。銀狼剣をブーメランのようにして戦う方法とか狭いところでアクションしているところは冴えてた。
 16話は戦闘シーンがない話で鋼牙がある森にやってくるところから。鋼牙は魔戒法師・阿門に会うためだった。阿門の前では普段クールな鋼牙ですら敬語使ってます。ホラーが現れない「陰我消滅の晩」というのがあるらしくそれを利用してやってきたようだ。阿門が鋼牙を呼んだ理由・・それは20年前に大河と阿門がやってたバルジャス(魔界のチェス)の続きを息子の鋼牙にやってもらいたかったようだ。で、鋼牙は阿門とバルジャスで勝負することに。OPフィルム(前期)の流用と思われるところがあるが鋼牙と阿門の会話でザルバは阿門が造った事、鋼牙には幼馴染がいてその幼馴染である邪美が魔戒法師となっていたことを聞く。会話の中には死生観も盛り込まれてる。カオルのことをどう思っているのかと阿門に聞かれる鋼牙だが、「守ってみせる」と宣言。クールさの中にやさしさを秘めた人ってのがまたわかる描写ですね。

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