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牙狼<GARO>登場人物紹介

<ホラーと戦う魔戒騎士>
黄金騎士ガロ”牙狼”(スーツアクター:大西正樹)
 ホラーあるところ、どこにでも駆けつける黄金の鎧を纏う最高位の魔戒騎士。牙狼剣を携え、ホラーを一刀両断にする。鎧と手にしている剣は人の心に反応するソウルメタル製で持ち主の心次第で軽くなったり極端に重くなる性質がある。ガロの名は古の魔戒語で「希望」の意。
 魔界の炎である魔導火を纏うことで烈火炎装モードに強化が可能で炎を衝撃波のようにして放ったり、自分自身が魔界の炎を纏うことで攻防一体の戦いを繰り出すことが出来るが烈火炎装モードは体力をかなり消耗する様子。
 変身リミットは99.9秒だが、リミットを越えると鎧に魂を喰われる心滅獣身モードになってしまう。
 ホラー100体を封印することで魔戒獣・轟天を召喚することが可能。魔戒獣は人間界と魔界を行き来することが可能で、その嘶きは衝撃波を繰り出したり、魔界騎士の剣に力を与えることも出来、牙狼剣を牙狼斬馬剣に変えることができる。

冴島鋼牙(小西大樹(現:遼生)
 魔戒騎士の中でも最高位・ガロの称号を受け継ぐ一族の青年。頭脳明晰かつ超人的な身体能力を持ち、魔戒騎士の最高位・ガロの称号を持つに相応しい。見た目はクールでとっつきにくい印象を持つが、実は内に熱い心を秘めた熱血漢でもある。父親である冴島大河も魔戒騎士で(先代のガロでもある)ホラーと戦って命を落としたらしい。人里離れた屋敷に執事のゴンザと一緒に暮している。

銀牙騎士ゼロ”絶狼”(スーツアクター:マーク武蔵(TV)/荒川誠(TVスペシャル)
 ガロに匹敵する戦闘能力を持つ銀色の鎧を身に纏った魔戒騎士。二本一対の剣・銀狼剣を武器にホラーを葬る。変身のリミットはガロと同じく99.9秒。銀狼剣はブーメランのように使う事も可能。
 ガロ同様に烈火炎装モードに強化することが可能。翠の炎に包まれるガロに対し、ゼロの烈火炎装モードは蒼い炎に包まれる。

涼邑零(藤田玲)
 どこの魔戒騎士の系譜にも属さない謎めいた青年。クールな鋼牙とは対照的にやんちゃな性格。しかも甘党。
 どこの魔戒騎士の系譜に属さないのは元魔戒騎士だった道寺の養子だったためで本当の名は”銀牙”。魔戒騎士の修行中に養父である道寺と恋人である静香を何者かに殺され(後で判明するが、顔を変貌させる薬を欲したバラゴが犯人だった)その太刀筋がガロに酷似していたため本名を捨て鋼牙を仇として付け狙う。
 家族の復讐に走ってはいるものの魔戒騎士の掟や使命には忠実。
 家族の仇として鋼牙を付け狙うが、道寺と静香を殺したのが鋼牙ではないことを悟ると鋼牙にとって頼もしい友となる。
 暗黒騎士を倒したあとは正式に魔戒騎士の系譜に連なる者と認められた。

白夜騎士ダン(スーツアクター:マーク武蔵・前田浩
 翼が魔界から鎧を召喚して変身した姿。ガロやゼロのように狼の面を持つが牙がなかったりマントの変わりに深紅の旗を装着しているなどかなり意匠が異なる。
 手にしている魔戒槍も白夜槍に変化する。白夜騎士はレギュレイスを封印する事を目的とした「天魔降伏の儀」を行う事を使命とした名誉ある魔戒騎士でもある。

山刀翼(山本匠馬)
 閑岱を守護する魔戒騎士で白夜騎士ダンに変身する。生真面目な性格で鋼牙にホラーの血を浴びたカオルを始末しなかったことを問い詰めるなど魔戒騎士の掟に忠実だったが鋼牙の「魔戒騎士は守りしもの」という言葉と自分の「守りし者」はりんである事を悟った彼のかたくなな心は解きほぐれていった。
 魔戒騎士にしては珍しく術を使うことができる。

<鋼牙の周囲の人々>
御月カオル(肘井美佳)
 ヒロイン。画家として成功を夢見る女の子。駆け出しのため貧乏な生活を送っていて色々なところでアルバイトをしている。1話で初めての個展を開くチャンスを手にしたものの、画廊のオーナーはホラーに取り憑かれて個展は台無しになり、彼女自身もホラーの返り血を浴びてしまったために以降はホラーに狙われる羽目に・・・ホラーの返り血を浴びたものは「血を受けしもの」とされ、100日しか生きられないらしい。
 どんな逆境にあっても前向きな態度を崩さない。鋼牙と出会うと何故か口げんかになってしまう。絵の腕は確かなのだが、料理の方は壊滅的。絵のタッチはシャガール風。

魔道輪ザルバ(声:影山ヒロノブ)
 鋼牙がホラー狩りを行う際つけている物言う指輪。実は魔導輪というのは人間と契約することで色々と力を貸す稀な種族のホラーでホラーの居場所を感知できる。普段は鋼牙の屋敷にある箱に封印されているが鋼牙が指にはめることで息を吹き返す。名前は古の魔戒語で「友」を意味する。

魔導具シルヴァ(声:折笠愛)
 零の相棒の物言うネックレスで正体はザルバ同様に人間と契約することで力を貸すホラー。女性の声で話し、零に対しては家族もしくは恋人のように接する。家族といえる人を亡くした零にとっては家族のような存在。名前も古の魔戒語で「家族」を意味する。
 TVスペシャルではペンダントではなく零のグローブに装着される風になった(これはガルムとの戦いでゼロを助けるために半壊してしまった事に由来する)

倉橋ゴンザ(螢雪次朗)
 鋼牙に仕える執事。早くに両親を亡くした鋼牙にとっては家族のような存在。ゴンザの家は魔戒騎士に仕える一族で魔導文字を解読したりホラーの情報を鋼牙にアドバイスすることも。鋼牙の家に押しかけてきたカオルに対しても優しく接する。

ケイル(渡辺けやき/声:井上富美子)/ベル(岡本杏理/声:川名真知子)/ローズ(柏幸奈/声:佐藤朱)
 魔戒騎士のギルド的な組織「東の番犬所」の元締めである三神官。番犬所は異空間に存在しており、ホラーの情報提供や装備品の支給、掟にそむいた騎士の処刑の指示などを行う。
 少女の姿をしているが本来は一人の人間で魂を三つに分けている。
・ガルム(吉野公佳)
三神官が新しく手に入れた若い女の体に憑依した姿。高い戦闘能力を持つが、手袋をはずすとさらに強くなる。24話・25話では獣化形態と言う戦闘形態を披露してゼロと戦ったが乱入したゴンザに気を取られている間に零に倒される。

コダマ(マーク武蔵)
 三神官に仕える執事で無口。言霊を操る力を持っており、生身でも高い戦闘能力を持つ。喉を攻撃されると言霊の力を一時的に使えなくなる弱点をもつ。
 23話では魔獣装甲モードで鋼牙に挑むが、心滅獣身となったガロに倒される。実は三神官の息子。

西の番犬所の神官
 23話に登場。零が元々所属していた西の番犬所を統括している神官。東の番犬所の謀反をいち早く察知し、鋼牙と零に東の謀反を鎮めるよう指示してきた。
 零の事は問題児扱いしつつも本心では彼の実力を認めており、最終回では(実際はカットされてしまったが)零を正式な魔戒騎士の系譜に連なる者と認めた。

冴島大河(渡辺裕之)
 鋼牙の父で先代のガロだった人物。優れた退魔の腕前を持ち他の魔戒騎士はもとより魔戒法師の信頼を集めていた。
 幼い鋼牙を連れて修行の旅に出ていたが、彼の本来の目的は闇に魅入られた親友バラゴを探すことにあった。彼はバラゴを闇から救い出そうと考えていたが時期を逸してしまったためにバラゴと戦うことになるのだが、鋼牙を守るため、バラゴの手で殺されてしまう。死ぬ間際の「”守りし者”となれ。そして、強くなれ」という言葉が鋼牙の魔界騎士としての心構えになっている。

魔戒法師・阿門
 魔戒騎士用の武具や退魔のための道具を作る魔戒法師の中でも最高の人物と目されている人物で鋼牙の父・大河とは旧知の仲。ザルバを造ったのは彼。陰我消滅の晩(20年おきに訪れる夜でこの日はホラーが現れない)に鋼牙を呼び、彼とバルジャス(魔界のチェス)の勝負をすることになるが、この後に何者かに殺されてしまった。

魔戒法師・邪美(佐藤康江)
 阿門の弟子で鋼牙の幼馴染。魔導筆を使った法術は師匠以上と言われるほど。すらりとした体型の美人だが、口は悪い。
 東の番犬所の神官がホラーを封印した剣を魔界に送り返さないことに疑問を感じ、ホラーが封印された剣を盗み出す。鋼牙と共にホラーを魔界に送り返す儀式を行う最中にコダマに殺されてしまったが、「白夜の魔獣」で肉体が滅んでいなかったことが判明。阿門法師の霊に従った鋼牙とりんの活躍で復活することができた。「天魔降伏の儀式」に必要な應麟の矢に魔力を吹き込むために活躍(レギュレイスとの戦いでは鋼牙たちと一緒に戦っている)。レギュレイスとの戦いが終わってからは閑岱に残る事になった。

篠原亜佐美(福井未奈)
 カオルの友人で東北出版社に勤めるOL。いい男とお酒に目がない現代っ子だが、貧乏暮らしを続けるカオルを気遣い、色々と仕事を斡旋するといった一面も。

龍崎駈音(京本政樹)
 TVや雑誌でも有名なカウンセラーで著書も多数。自分が行っているカウンセリングのモニターとしてカオルを雇っており、色々な災難に遭うカオルに色々と助言を与える。
 その正体は暗黒騎士となったバラゴでホラーの始祖”メシア”の器に選ばれたカオルを監視するために顔を変える薬を使って龍崎駈音となっていた。
・バラゴ(小林健一)
 鋼牙の父・大河の弟子で有能な魔戒騎士だったが、家族をホラーに殺された復讐心を抱いていたことや力を追い求めていたために闇の力に手を染めて暗黒騎士となった。
 大河を手にかけるが、大河が付けた十字の傷を隠すために顔を変貌させる薬を使って龍崎駈音となっていた。

山刀鈴(柴本優澄美)
 「白夜の魔獣」に登場した魔戒法師の見習い。翼の妹で翼の事は「にい」と呼ぶ。りんという名前は鋼牙の母・鈴と同じような優れた魔戒法師になるようにという思いをこめられて付けられた。交霊の儀式などの儀式を一人で行うことができるが、筆を使った術に関しては失敗が多く鋼牙の家に初めて来た際、鋼牙が大事にしている絵を傷つけてしまった。
 それでも鋼牙に会うために一人で閑岱を出たり、魔界樹への扉を開く儀式の際に悪霊に襲われてもくじけない勇気を持っている。