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修理 ティンパニ YAMAHA TP−500
TP-500シリーズの運命か? チューニングロッドとテンションロッドをつなぐ金具が破損!
<破損パーツを作って交換>

きっかけ
 4台中2台も立て続けに壊れてしまって・・・。練習場の学校でも修理予算は組めないとのことで思い切って挑戦!
 写真が全然うまく撮れてなくてUPをためらっていましたが、なぜか気が向いたのでUP(^^;)

 え〜、いきなりですが、ティンパニ逆さまになっています。ひっくり返す前にチューニングボルトを緩めておきます。多分この写真の意味はありません(笑) とりあえず、ここらヘンをいじるんだと気合を高めます(爆)


 目的のパーツの支点となっているパーツを外します。右奥からφ6程度の金属棒を当て、金槌で叩いて外します。ティンパニに対して金槌を振るうので緊張します。※逆向きには外れません、叩きますので注意!


 見えませんが、この先の金具が破損しておりペダル操作が伝わらず、チューニングボルトを締めてもヘッドは引っ張られないんです。
 この付近を開けるべくナットを外します。要スパナ2本。


 外れました。フレームがベースから離れ、中の金具が見えてきます。


 製作者が気を使うというテンションロッドとの接続部を外します。外す金具を回すのは困難ですが、テンションロッドが回転できるのでネジが緩めば一気に外せます。ナットはずらさないようにしましょう。


 取れました。破損した金具は先に外れているのでここにはありません。


 さらにこれらをバラします。リベットで接合されているのでペンチでつぶして外します。


 あれこれ力をかけているうちに生きているパーツが曲がってしまいました。もちろん戻しておきます。
 逆さになったティンパニが一番写っている写真、コレか(笑)


 この写真が一番大事かも? ついに破損した金具に代わって、新しい金具が入りました。似ても似つかないのは突っ込まないで(^^;) 一応ハマったから・・・。あとは頑張って組み立て。
 この金具はφ15の真鍮棒を、切断・切削・穴あけ・ねじ切りして作りました。


 無事に組み込まれました。※この写真からティンパニはひっくり返っていません。


 無事に組み込まれました、その2。


 両隣との比較です。比べると目立ちますが内側ですから〜。左の赤いリボンは何でしょうね? ま、中学校ですから。

 冒頭にも書きましたが、写真がうまく撮れなかったためUPをためらっていました。が、学校だと壊れたら放置ということもあるのがなんかイヤでUPに踏み切りました。中学校でしたら技術の先生の力で十分できると思います。高校だと工業の方じゃないときっついかな? 小学校はあまりペダルティンパニないよね? 大学は・・・略(笑)
 楽器として重要なパーツをヘタな工作で交換してしまいましたが、壊れて使えないままよりはずっとマシなはず。実際演奏してみて違和感はありません。・・・プロにはバレちゃうのかなぁ?
 修理予算が組めず、新品も望めない場合にいかがでしょうか。
 TP-5000シリーズになって、このパーツはいくらか太くなりました。もう壊れないかな?


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