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フライホイール搭載改造
<Nゲージ KATOモハ112にフライホイールを搭載>


うまく見えますかな?


 高速で軽やかに走る姿も良いものですが、発車、停車時のゆっくりとした動きも重厚な感じがあって良いものです。これに欲を出したらこんなことをしてしまいました。


 改造した車両を真下から見ています。激しい改造ゆえ汚く見えますね・・・。グラインダー、ドリル、ヤスリを使い、フライホイールが入れる隙間を確保しました。床下機器は、横から見える分だけを切り取って接着剤で付けています。


 ボディを外して真上から見ています。試行錯誤中でもあり、異なる大きさのフライホイールが入っています。フライホイールは、無謀にも銅製です、真鍮よりわずかに重いと聞いて・・・。直径10mmの材料に、旋盤を使って中央に穴を開け、適度な長さに切断し、また旋盤できれいに仕上げ、付けました。現在ではフライホイールのためのスペースをほぼ埋める大きさの物が入っています。


 金具を押さえる板もそのままではフライホイールに当たってしまったので、ご覧のような穴を開けました、汚いこと・・・。

 と、写真の通りの付け方だとどうしても小さいフライホイールでしかうまくいかないようで、付け方を改善しました。


 左の図が旧アイディア、右の図が新アイディアです。旧アイディアでは、柔らかく且つ精密ではない?プラスチックの上にフライホイールを付けることになり、大きくすると必ず不安定になるのでした。そこで、プラスチックのパーツを切り、フライホイールが直接モーターの軸に付くようにしました。穴の大きさは、モーターの軸部1.5mm(ゆっくりやっていると削れすぎて緩くなるので、1.4mmでゆっくり空けてから1.5mmで素早く済ませると良いみたい。いきなり1.5mmで素早くやろうとすると、ズレたり刃が折れたり・・・。)、プラスチックのパーツ部3.2mm、シャフトが動く部分6mmとしました。これでフライホイールを大きくしてもしっかり付き、製品の物より大きい物が安定して回ってくれるようになりました。見た目はあまり変わっていないので写真は載せませんが・・・。

 とまぁ、どうにかこうにかフライホイールを自分で搭載することができました。旋盤を使っての工作経験が僅かに増え、新アイディアではあまり失敗せずに何とか回ってくれる物ができました。モーター交換と併せることで、かなり低速での走行がカッコ良くなりました。(同型のモーターでも新旧で性能(滑らかさ)が違う。)でも実際の走行ではEF81などの製品には負ける上に、やはり音が大きくなってしまいます。(今回の作り方で小さくしたら良かったりして??)なんか、元からフライホイールを搭載している車両のモーターは普通のと違うような気がしていますが・・・?
 では、改造の成果を聞いてみましょう。下に3つのmp3ファイルがあります。それぞれ、無改造、自作フライホイール搭載、フライホイール搭載製品の音です。9VをON、OFFして回し、録音しました。

無改造  自作フライホイール搭載  フライホイール搭載製品

 この他にもTOMIXのDD51古、モハ112古にもやってみましたが、こちらは古すぎたためかうまくいきませんでした。スプリングウォームギアに付けるとすると、フライホイールに開ける穴は直径2.4mmです。(こっちでもやるならモーターに直接付けた方が良いと思います。)TOMIXでもM車の重りが窓より下だけになった時代のモーターにフライホイールを付けて回したら、少しは期待できそうなのもありましたのでやる価値はあるかもしれません。でも、いずれにしても大変でしたので・・・。

 参考までに、うまくいかなかったTOMIXのDD51です。重りとなる金属は、フライホイールが入る分だけ切断しています。ジャンク故、スプリングウォームギアも曲がっているので余計参考にはならないんですが・・・。

 今の新車ならこんなことをしなくても低速で滑らかに走れると聞きます。でもせっかくのフライホイール、機関車以外にも搭載して欲しいとワタシは思うのです。

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