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FMV5233T7Mによる500MHz動作
<不具合付で500MHz動作を楽しみます。改造は自己責任でね(おやくそく)。>
すんません、文章が妙に多く、見辛いです。お急ぎの方は下の方のまとめだけご覧ください。


このマシンについて
 2000年3月、大学卒業直前に自分もPCが欲しいと中古で買ったマシンです。97年冬の物で、MMXP233MHz、メモリ32MB(ECC付256MBまで)、HDD4.3GB(8.4GBまで)、VRAM2MB、100BASEのLANとUSBが二つオンボード、定価\308000です。中古で\30000でした。
 やがて自分もパワーアップしたいと思うようになり、それなりに探したのですがこのマシンについて改造したという情報を見つけることはできませんでした。その理由の一つがこのマシンがビジネスモデルだということ。買って数ヶ月経ってから知ったんですけどね。・・・ということはこのマシンを大量に購入した会社もあるんだろうなぁ、今にしてみればそのままの性能では大変だろうなぁ・・・、と思ったりします。

で、自分だけで改造
 基板を見てみると、ジャンパーの設定などの印刷により、K6-2で300MHzまでは書いてあります。電圧の設定はあまり無く、K6-2に使えるのは2.1Vしか書いてありませんが、これで2.2Vの物が使えています。最初は印刷のとおり300MHzが最高かと思って使っていたときもありました。しかしどこぞのHPでK6-2の400MHzの物は、クロックの倍率の設定を2倍にすると6倍で動作することを聞きました。5X86みたいですね。これで66×6=400MHzの動作ができると思いました。ズバリ400MHzの物が買えなかったので不安の中500MHzの物を買いました。ところで、印刷にはK6-2で2倍、または6倍となる設定が書いてありません。こうなりゃヤケ? 隠し設定という言葉もあるみたいだし、適当にやってみます。すると、印刷での最高を超え、333MHz(BIOS表示はここまで)、366MHz、400MHzでの動作ができまし・・・あれ? Windows95が起動中に止まります。device=C:\WINDOWS\EMM386.EXE RAM で止まってしまうことを友達に言ったら、これを device=C:\WINDOWS\EMM386.EXE NOEMS にすることを勧められ、やってみたら動きまし・・・あれ? 今度は デバイスIOSを初期化中 Windows保護エラー で止まります。こちらはWindows95の不具合で、K6-2_350MHz以上を使うときはMSさんのHPから amdk6upd.exe をDLして実行してから設定すれば良いことを知りました。さらにK6シリーズを使うときの必需品であるライトアロケートがどうたらこうたらいうソフト(ワタシには分かりません、とにかく使わせて頂いています。)を入手し、かなり速くなりました。さて、正常に動いているかのように見えていたのですが、久しぶりにプリンターを使おうと思ったら動きません。プリンタポートを使っているスキャナーも動きません。そこで、プリンターは別マシンにつなぎ、ネットワーク経由で印刷することにしました。これなら使えました。スキャナーもしょっちゅう使う物ではないので使いたいときだけ古い(拾った)マシンを立ち上げることにしました。会社ならネットワークプリンタでしょうから問題無いかな? さて、と、ここまでFSBの話がありません。なぜかというと、それらしき印刷はあるのにそのジャンパーが無いからです。そこで、印刷があるならと、思い切ってジャンパーを勝手に付けてしまいました。抵抗器も必要で、周りの「103」の物を真似して10kΩを付けちゃいました。で、ジャンパーの設定を変えましてこれまでの66×6の動作から83×6の動作とすることができました。(BIOS表示415MHz)メモリは66MHzの物で動いてくれました。えっと、498MHzじゃないかと言われそうな気がするのですが、ここも私が良く分からないところです。83MHzというのはぴったし83MHzなのか、それとも83.333・・・MHzなのか私は知らないのです。誰か教えてくださいな。HDBENCHでは498MHz近くを表示しながらも演算速度は500MHzと分かっているマシンとほぼ同じ(たまに少し超える)結果が出ます。
 さて、とにかくこのマシンでK6-2による500MHz動作ができました。職場の先輩でこの性能のマシンでWin2000を使い、バリバリ使っている方もいらっしゃいます。この性能になればまだ頑張れるのかもしれませんね。300MHzではMMXPentium233MHzに負ける部分もありますが、400MHzにもなれば全てが速く、500MHzなら更なる速さが期待できます。
 なお、自分はあれこれいじっているうちにマザーボードを一部壊してしまったため500MHz動作を十分楽しまないまま引退としまして、良く確認できていないこともあります。ご了承ください。

まとめ
 プリンターポートが使えない不具合がある。
 CONFIG.SYSの device=C:\WINDOWS\EMM386.EXE RAM を device=C:\WINDOWS\EMM386.EXE NOEMS に書き換える。
 Windows95で動かすならマイクロソフトのHPより amdk6upd.exe を入手し、実行してから350MHz以上の設定をする。
 ジャンパーの設定は以下のようにする。(全てのジャンパーの画像はありません。見えにくく、デフォルトから変わるのを中心に載せました。特にJP5は、「5」が見えにくくなっていますので画像を参考にしてください。(JP5はいじらないけど。))
CPUタイプと電圧
印刷より JP2 OPEN  JP5 CLOSE  JP3 11-12  JP11 7-8  JP12 2-3

クロックの倍率
印刷範囲外 JP4 1-2 5-6  JP9 1-2

FSB
JP6とR140,160(ともに10kΩ)を追加し、印刷より JP8 3-5 4-6  JP7 3-5 4-6  JP6 1-2
 なるべくライトアロケートがなんとかいうソフト(フリー有り)を使う。
 Windows95の最インストールが必要になったとき、CONFIG.SYS と amdk6upd.exe のことを忘れないよう注意する。

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