回路図 |
左の図の回路が当初から考えていたものです。最初に作った時は、映像信号には既に直流成分があるので信号をそのまま(コンデンサ無しで)貰い、バイアス抵抗は無くても動くと思って作りましたが、一部のゲームで水平同期が乱れやすかったので付けました。しかし、180Ωと小さいです。やってみたらこれくらいでないと同期の問題は改善しなかったのですが、明るい部分の色が薄くなってしまいました。やはり直流分も貰っちゃってバイアスも〜なんてのはダメ? きちんと?直流カットしてから増幅させなければいけないのかもしれません。その場合、バイアス抵抗はそれらしい値になるかと思います。また、出力直前のカップリングコンデンサもこのような回路としては大きい物です。映像信号の直流成分をカットして良いものかどうか迷いましたが、テレビの中で作られるはずなのでカットしました。このコンデンサは小さすぎると垂直同期信号を十分に伝えられなくなります。回路図では220μFにしましたが、拾った部品で済ませるということもあるので実際には100μFを2つ並列に付けました。トランジスタは2SCならほぼ何でも良いでしょう。音声側は直流カットだけです。コンデンサは小さすぎなければいくらでも良いでしょう。(音声信号に直流が乗っていて驚き。) 右の図の回路が、新しい基板には増幅が必要無いという話から作った回路です。ほとんど仕掛けがありません。両方ともコンデンサで直流カットし、映像信号には75Ωの抵抗を入れただけです。 では、基板のどこにつなぐのか、実体配線図的なものを見ておきましょう。 |
新しい基板に古い基板向けの回路を付けてしまった図です。もはや古い基板に改造するための参考にもなるかならないかという・・・。 電源に関して、VCC.OUT と IN と書かれたところがあります。VCC.OUT は常にON、IN は本体の電源スイッチに従います。もちろんGNDはどれでもOKです。なんか見にくくなっちゃったなぁ。古い基板では印刷の表現などが異なります。 本体・テレビ間の接続には、ステレオミニジャック←→RCAピンプラグ なコードを使いました。各自工夫しましょう。 |
新しい基板に古い基板向けの回路を付けてしまった写真です。古い基板でも同様に付けられます。新しい基板向けの回路では、抵抗、トランジスタが減り、すっきり?します。左側の灰色の線は別の用途に付けた物です。(既に何だか覚えていない。) |
完成した本体を後ろから見た写真です。通常は無い端子があります。イヤホン用のステレオの端子を利用しました。ここからめでたく奇麗な映像信号と音声信号を取り出せます。カバーにも穴を開けましたが、中のシールド部分も一部切り取っています。配置の工夫次第で破壊するところを減らせるようです。 |