音の性質別子音一覧
無気音 (中子音) |
k |
c |
t |
p |
|
b |
d |
- |
ก |
จ |
ต ฏ |
ป |
|
บ |
ด ฎ |
อ |
有気音 (低子音) |
kh |
ch |
th |
ph |
|
f |
s |
h |
ค ฆ |
ช ฌ |
ท ธ,ฑ,ฒ |
พ ภ |
|
ฟ |
ซ |
ฮ |
有気音 尻上がり (高子音) |
kh |
ch |
th |
ph |
|
f |
s |
h |
ข |
ฉ |
ถ ฐ |
ผ |
|
ฝ |
ส ศ,ษ |
ห |
有声音 (低子音) |
|
y |
n |
l |
r |
w |
m |
ง |
ย ญ |
น ณ |
ล ฬ |
ร |
ว |
ม |
有声音 尻上がり |
|
y |
n |
l |
r |
w |
m |
หง |
หย อย,หญ |
หน |
หล |
หร |
หว |
หม |
「有声音の尻上がり」は、単独の子音文字では無く、「ห+有声音の子音」などの時に現れます。
この時、ห自体は、声調のみを残して発音されません。
音の性質別子音の説明
タイ語の子音の発音は、下記の5つにわけられます。
- 無気音 話すときに息を出さない。
- 有気音 話すときに息を出す。
- 有気音の尻上がり
- 有声音 話すときに声帯の振動が伴う音。
- 有声音の尻上がり
- 尻上がりの子音は、文字自体に声調があるもので、発音するときは一旦下がって上げてと言う感じです。
さらに、その子音で音節全体の声調がどう変わるかによって3種類のグループ(高子音・中子音・低子音)に分類したりもするのですが、
かなり慣れないと、音の違いが頭に入ってきません。
- タイ語の勉強をして初めて気が付いたのですが、日本語って言葉の最初の音は有気音で言って、言葉の最後の
音は無気音で言う傾向があるらしい。そう言われたって普段意識してしゃべっているわけではないので、音の違いが
なかなか理解できないけど、良く聞くと有気音って、母音を引きずってしまう傾向があるような・・・
例えば「た」、「たたみ」と言う時と「やった」と言う時をよく比べてみると、前者は有気音で「たぁ」、後者は無気音で
「た」という感じに発声してません?
- 無気音か、有気音かは、タイ文字を見れば判るのですが、有気音は発音記号上では[th][ch]のように[h]が付きます。
- 有声音は分類上、声帯の振動を伴った音で、舌や唇で一時閉鎖されるとか、摩擦音が生じたりしたものは子音、何物にも
遮られずに出てくる音は母音になります。自分が聞いた限り、この種類の子音は、鼻に抜けたり、鼻に掛かる音です。
- 「有声音の尻上がり」は、単独の子音文字では無く、「ห+有声音の子音」などの時に現れます。
この時、ห自体は、声調のみを残して発音されません。
- อは、母音の時は[]と発音しますが、
子音として読む場合、この子音固有の音はありません。
その為 -ี [ii]と
-ื []
の見間違い防止の為か、
-ื []
の後ろに末子音としてくっ付いた単語もあります。
記号文字について
記号の日本語読みは、本により訳がまちまちです。
-
黙音符 タイ語での呼び名:[mái-thanthakhaat] ไม้ทัณฑฑาต
タイ語の呼び名を直訳すると死刑符号だったりして、最初から読まない子音なんか、書かなきゃいいと思うのですが、この記号を読まない子音の上に付けて
読まないことを示します。
เลนส์[len] 「レンズ」のタイ語なんですけど、「ズ」は読まないですね。
- ๆ 反復符 タイ語での呼び名:[mái-yamók]ไม้ยมก
タイ語って、単語を繰返し言って強調する場合が多いので、そんな時この記号が活躍します。
- ฯ 省略記号 タイ語での呼び名:[paiyaan] ไปยาล
判りきった長い語句を書くのはとても面倒、そんな時この記号を使います。
กรูงเทพฯ[kruthêep] 世界一長い都市の名前「首都バンコクのタイ語名」
ちなみに、文中でetc.と書きたいときはฯลฯ[la]を使います。