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何の前触れもなくローマ兵。
金属板を組み合わせて作るロリカ・セグメンタータという鎧を装備してます。
手に持ってるのはピルム。投擲用の槍です。

デフォルメの効いた絵にしようと思って余所様のサイトのデフォルメキャラを参考にしたのですが、何故か普通の絵になってしまいました。
デフォルメの度合いという奴は、いつまで経っても思い通りになりません。


ローマ兵の次は、エジプトの新王朝時代の兵士。
左手に持っている武器はメイス・アックスというらしい変な斧。色はわからんので適当です。

嗚呼、明日こそデフォルメを…


世界史の戦士の擬人化シリーズその3。
時代は一気に飛んで17・18世紀。名誉革命に反抗したジャコバイドと呼ばれる勢力の民兵。
同時に彼らはスコットランドのハイランダーでもあります。
タータン柄(チェック模様みたいなの)のスカート(キルト)とソックスを野郎が穿いてる姿は、テレビなんかで見た方もおられるのではと思います。
手にしてる武器はロッコバー・アックス。かぎ爪を持った長柄武器です。
ちなみにこのシリーズはポーズの練習でもあるのですが、さて、今回はどうだろう。


世界史の戦士擬人化シリーズその4。
今回は耳にした事のある人も多いのではと思われるベルセルク。英語読みだとバーサーカー。日本だと狂戦士と訳されることもある彼らは、北欧の散文物語であるサガに登場する戦士です。世界史的にはベルセルクは、10世紀前後のヴァイキングの戦士の中の一つと言えそうです。
その語源は古ノルド語で「シャツを着ただけの者」を表すバーア・セルクとされています。また熊の毛皮を纏った者の意だとする説もあります。

なんで「シャツを着ただけの者」「熊の毛皮を纏った者」が「狂戦士」になるのか。

武具や戦術があまり発達していない地域では、勇猛さが最上の美徳とされることがままあります。そのような中で彼らは、敢えて防具を身につけない事でその勇猛さを誇示したのだろうと推測できます。常軌を逸した雄心の持ち主が一糸も纏わずに半狂乱になって暴れまくる姿は、まさに鬼か戦神か変態そのものだったことでしょう。そんなイメージが後世の日本で狂戦士と呼ばれる所以になったのでしょう。
一方、熊の毛皮の場合はどうか。古代の文化を見ていると、獣の毛皮を着ることでその獣の力や神通力を借りる、というような発想がよく見られます。この場合もその例の一つでしょう。熊の毛皮を纏うことで、熊の力を得る、と思いこみ、さらには熊そのものになりきる。その戦いぶりは野獣の如きものだったでしょう。やはりこの戦いぶりから狂戦士のイメージが連想されたと考えられます。

ま、要するに凄い戦士だったわけですね。彼らは。
今回はそんな彼らを忠実に描いてみました。

ベルセルク。ベルセルク。
シャツを着ただけの者…


ベルセルク。ベルセルク。
俺は間違ってない。


世界史上の戦士の擬人化シリーズその5。前回はヴァイキングの中の特殊な戦士であるベルセルクを紹介したので、今回はごく普通のヴァイキング戦士を取り上げます。
wikiによれば、十世紀前後にスカンディナヴィアに済んでいた人々全体をヴァイキングと呼ぶようです。
ヴァイキングというと、食事関連以外では海賊が連想されると思われますが、実際には「ヴァイキングという海賊がいた」のではなく、「当時の半島の人々のごく普通の経済活動の一つとして略奪・ヴァイキング行為があった」と言った方が適切でしょう。悪行としての略奪ではなく、農業や漁業・交易と同格の健全な行為として略奪をやってるんだから、ある意味普通の海賊よりもおっそろしい方々と言えます。

さてそのヴァイキング戦士。
左右に角のついた兜がよく描かれますが、実際にはそういう記録はないようで、水滴型の兜を使用していたようです。それと並んで円形の楯も彼らの特徴と言えましょう。武器としては、ヴァイキング・ソードと呼ばれる樋を持った幅の広い剣や、手斧・槍などを使用していました。
鎧はと言うと、まともな鎧を装備できたのは上位の者に限られていたようで、多くは軽装のようです。肌着のままや、上半身裸で戦うのも普通のことでした。まあ、先日紹介したベルセルクなんてのもいるくらいですから、ズボンを着けているだけでも紳士的と言えましょう。また、マントを羽織ることも多かったようです。

上半身裸の者とマントを羽織った者は居た。だからといって裸マントが居たとは限らんわけだが。
まあ一人くらいはいただろうよ。


世界史の戦士擬人化シリーズその6くらい。
今回はヴァイキングつながりということで、ヴァイキングの子孫であるグスタフ・アドルフの軍制改革によって誕生した17世紀のスウェーデンの胸甲騎兵です。実にややこしい。
彼らは騎馬で突撃し、至近距離からピストル・または剣で敵を攻撃しました。マスケット銃、パイク兵との連携の上で為されるこの突撃はスウェーデン突撃と呼ばれ、一時期はかなり音に聞こえたものだったようです。ピストルが二丁だったか否かは不明ですが、ちょっと昔の胸甲騎兵は二丁拳銃を用いていたようです。あと資料だと左の腰に剣を携えていましたが、描くのを忘れてました。
兜はポーランド式らしいのですが、よくわからんので資料を見ながら適当に描きました。胸甲の下に着ているのはバフコートと呼ばれる揉革のコート。本当はこの下に肌着を着るのでふとももは露出しないはずなのですが、まあ、細かい事はいいじゃねえか。なあ。


世界史(略)シリーズその7。
先日の胸甲騎兵に関連して、本日は胸甲騎兵と同じくグスタフ・アドルフの三兵戦術の一角であるマスケッター。
何かいかにもな外見してますが、こんな格好の人が本当にいたんですね。本当は、銃の為の小物類が胴から沢山ぶら下がっているんですが、外套が旨い具合に隠してくれて描かずに済むのが素晴らしい。
武器は、名前の通りマスケット(もしくはマスケット銃)。それと接近専用に剣も一応持っています。
特徴的なこの外套はコサックというようです。コサックダンスのコサックと、多分同じでしょう。色はわからんので相変わらず適当です。