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絵というものは、もっと大雑把であるべきだと思う。
もっと大雑把で、恐れを知らず、横暴で。そんな絵の描き方を、子供の頃は知っていた筈なのだが。
まあ、それは兎も角、下図の格好悪い兜は百年戦争の辺りで使われていたものです。
息のしやすさと引き替えに外見を捨てた丸い面頬と言い、ぬぺっとした首回りといい、このかっこうわるさが実によい。