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午前一時半。日付も変わり、作業も一段落したので寝ることにした。
掛け布団に下半身を突っ込み、無造作に敷き布団に腰を下ろす。
「あ……」
体の芯から眠たさが沸き上がってきた。
まぶたの重み、全身の疲労感、肩の脱力感、すべてがドンピシャリだ。
寝れる。
もうこれ以上無いというくらいの、完璧な寝るためのコンディションだ。
確信した。今夜は眠れる。今夜はもの凄い眠りができる。超寝れる。
指一本動かす気にもならない。このまま体が溶けて泥になりそうだ。
かつて無い眠りの予感に胸を高鳴らせ、目を瞑り、今か今かと眠りに落ちる瞬間を待った。
無論、そんなに興奮していたもんだから眠れるはずもなく、
午前三時、眠ることを諦め、布団から這い出てPCの電源を付けた。