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糸目と言うか細目と言うか、ともかく目が線一本で描かれるようなキャラが時々いる。
それはいいのだが、問題はその手のキャラは皆判を押したかのように似たような性格をしている事だ。
つまり、人畜無害な良い人か、良い人を装いつつも胸に一物抱えているかのどちらかである。
私は常々、この傾向を苦々しく思っていた。
むろん、顔が性格を表す事は大いにあるだろうが、幾らなんでも記号化に頼りすぎであろう、と。
何で目が細けりゃ誰でも柔和なツラになるんだ、と。
そこで私はこの悪しき風潮を打破すべく一人のキャラを投入した。
名はロジャー、姓はタイラー。通称ロジャー・タイラー。
糸目だけど常にしかめっ面で、態度は粗暴だが常に相手の気持ちも考える。そんなお方である。
見よ! 最早この男の前に糸目の記号性など無意味! 私はこの男を以て世の糸目に反逆するのだァァァ!

………という設定のキャラを数年前に作っていたことを思い出したので、ブラシいじりのついでに描いてみました。
ああ、私自身は別に糸目の記号性とかに特に不満はありませんよ。記号性が有るからこそ記号として機能するわけだし。

名前の由来は中学の時の英語の教科書