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人様の絵サイトを閲覧していると、そこでメイドには巨大な武器が似合うという趣旨の文言を見かけた。

うむ。異論はない。尤もな事である。
と言うか、巨大なウェポンを抱えた女衆の絵が溢れているこの界隈において、異論を挟む余地など最早有るまい。

しかし、だ。
メイドに似合わない武器について考察した事のある私である。
何というか、そう言われると、対抗したくなってくるのである。




という訳で新企画。「メイドさんと小さな武器」。はじまりはじまり〜〜。

第一回は「角手」。
江戸時代の捕り物具の一つ。鉄製の輪に棘をつけたもので、指にはめて使用する。
殴ったり掴むときに使ったりと用途は色々。隠して使用する事も出来るので暗器にも分類できる。
他にも様々な呼び名とか流派とかあったらしい。参考資料は主に新紀元社の武器辞典。

その2。その1は初っ端から小さすぎたような気もするので今度は少し大きめにしてチャクラムです。
チャクラム
インド北部で使用された輪っか状の武器。外側に刃がついており、頑張って投げて攻撃する。
射程距離は以外と長く、50m離れた敵をも攻撃できるとか。ヴィシュヌ神が持っている事でも有名。
主な参考文献は新紀元社の適当な本。

その3。
メス
医療用ナイフ。現実で武器として用いられたというケースは寡聞にして聞かないが、創作の世界ではよく武器になる。
武器云々というよりは、キャラ付けの道具としての側面の方が強いように見受けられる。
それ故、ただ斬ったり刺したりすれば良いというわけではなく、どんなポーズで斬るかも重要である。
投げるときは一旦後ろに大きく反り返ってから両手を前で交差するように振り下ろしつつ投げるのが吉。
ただ、純粋に武器としてみるなら性能はあまりよくないようで、大人しく普通のナイフでも使った方がマシとの事である。
主な参考文献はそこら辺のサイト。

その4。
何も考えずに始めたシリーズですが、ネタを探してくるのが意外と難しい。
小ささを基準に探すと日本の暗器ばっかり見つかるのである。もう既に一回目で角手をやっちゃったしなあ。あまりネタが偏るのは望む所じゃないし。

それはともかく、メイドさんと小さな武器四回目。

リード・ナックルダスター・リボルバー
拳銃の中の一つ。回転弾倉が付いた七連発式リムファイアー。1865年にアメリカで特許を取った。全長約10cmの手の平サイズ。
その名の通り銃としてだけでなくナックルダスター(メリケンサック等、拳を強化する武器の総称)としても使う事ができる。
具体的には図の人が右手で持っているように銃を握り込んで小指を例の輪に通す。この状態で間違って引き金を引いちゃうと大変なので、そういう事を防ぐ仕組みが備わっているらしい。
ちなみに銃身が無く、弾倉が銃身代わりだったらしい。先っちょに筒(多分銃口)が付いてた写真もあったので、多分銃として使うときはそういうオプションを付けて使ったんだろう。
故障が多かったらしい。

主な参考文献はマール社の「武器」、及びそこら辺のサイト。

余談だが、メイドをアレンジするときは、カスタマイズし過ぎてメイドじゃなくなってしまわないように注意すべきである。
はい。すんません。