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唐突ですが、最近、上杉謙信にはまってます。
謙信と言えば軍神とか越後の龍とかの異名を持つ戦国大名ですが、
何が凄いって、この人、非常識、と言うより、非現実的なのである。
「義」に厚く領土欲が無い為、他者に請われたときか自国が侵略された時のみ戦を行い
領土のための戦争はしなかった。と言えば聞こえは良いのですが、
いくら勝っても領土が全然増えないもんだから家臣は嫌になって謀反するし、
部下に裏切られて本人も嫌になって大名のくせに出奔するし。
そんなに嫌なら領土貰っとけよと言いたいところですが、
本人にとっては他人の領土を取るのは悪行らしく、正義の心故にそういうのはやんないんだとか。
あんたそれでも戦国大名か。
また、村上義清から武田信玄の事を「のちのちの勝利を考え慎重に軍を動かす男」と聞いたとき、
「のちのちの勝利を大事にするのは領土が欲しいからだ。自分は領土はいらんから一戦一戦を大切にするのだ」と
答えたそうな。
領土がいらんのはいいとしても、のちのちの勝利まで否定しやがったのである。
戦略が無いとか評される事があるが、最初から放棄してやがるのである。
どうもこの人、ただ戦がしたいだけのようなのだ。
ただ戦うのではなく正々堂々と戦うのが好きなため、調略などは敢えて使わなかったとか。
にも関わらず、知謀知略も使いまくりの武田や関東の猛者達と互角、或いはそれ以上に戦ってしまうのという。
とんでもなくアンバランスのくせに、「武」があまりにも突出してしまってるため、それだけで何とかなってしまってるのだ。
これを非常識と言わずしてなんと言おうか。

で、その謙信公ですが、聞くところによると「実は女性であった」という説があるそうな。70年代あたりに流行ったとか。
「んなアホな」と言いたいところだし、実際に「んなアホな」と思ってるのですが
調べてみるとそれなりに根拠もあったりして、世間でも、軽く一蹴というわけにもいかないようなのである。
この説の真偽はともあれ(どうせ偽だろうけど)、少なくとも可能性は否定できないようです。
で、考えてみる。仮に謙信公が女性だとすると………



私の偏見による謙信公のイメージ(それは史実じゃねエという意見には聞く耳持ちません。)
・馬鹿みたいに義に厚く頼まれれば断らない
・やはり馬鹿みたいな正義の味方で、悪行を許さず無礼も嫌い
・弱者の味方でもあり、武士達の所行で百姓が苦しむのは許せないとか
・その割りには部下をあんまり大切にしない。主義主張で国を運営する超ワンマン
・そんなわけで現実を見ない理想主義者
・だけど無茶苦茶強いため挫折せずにその主義を貫いてしまう。日本一空気読まない大名
・自分の事を毘沙門天と言っちゃうくらいその道に傾倒してる
・感情的で、怒りにまかせて事を為す事が多かったとか
・そして超武人。弁当食ってる最中に鉄砲弾が飛んでこようが何のその
・馬上で飲む為の杯を用意するほどの酒好き。そのせいで寿命を縮めたらしい
・悪行は大嫌いだけど戦争は大好き。特に敵が強くて悪者だと大喜び
・要するに行動原理が正義と戦争。あとは酒
・んでもっていざ戦をすれば戦国最強
・で、女



……やばい。超格好良い。
軍神でかつ女神。ヴァルキリーもパラスアテナも目じゃないぜァ。
安易な女体化は素人の所行と思ってはいるが、この素材は大いにそそる、と言うか描かせろ!


……というのが今回の前置きでした。長くてごめんね。

「シィィィーーンーゲェェェェーーーーンンン!!!!!」