------------------ お兄ちゃんと一緒 ------------------ 夜。白鳥隆士は課題をでかしていた。 頑張りのかいあってその休みの課題は全部終らせることができた。 次の日は休日だからゆっくり休むことができる。 そんな時だった。 ドタバタという足音。この家でこんな風に走ってくる人物は一人しかいない。 隆士は身構えた。 バタンと開かれたドア。 そして予想通り――― 「お兄ちゃーん!!」 パジャマ姿の金沢魚子が突撃してくる。 隆士はそれを見事に受け止める。伊達に何度もやられているわけではないのだ。 「…魚子ちゃん、突撃するのはちょっと勘弁して…て、魚子ちゃん…?」 見ると魚子は隆士の胸の中で泣いていた。 「わ、え?ちょっと魚子ちゃん?どうしたの?どこかぶつけた?」 「違うの…グス……魚子…怖い夢見たの…」 「怖い夢?」 「うん…お部屋に置いてあったてっぽーを取ったらね、天井が落ちてくる夢を見たの…」 瞳に涙をためながら魚子が言う。 (なんの夢見てるんだろうこの子は…) それはともかく。 「怖くて眠れないよ…」 「大丈夫だよ。僕が側にいるからね」 そう言うと魚子は擦り寄ってくる。嗚呼、天国地獄。 「お兄ちゃん…魚子と一緒に寝てくれる…?」 「えっと…まぁ、いいかな」 梢や他の人格と一緒に夜を過ごしていることもあるのだ。 彼女だけダメ、というのはひどいだろう。 「えへへ…お兄ちゃんと一緒〜」 魚子は嬉しそうに布団に入った。隆士も電気を消して布団に入る。 (あぅ…やっぱり柔らかいなぁ…) 魚子のふにふにとした感触が伝わってくる。 魚子がもぞもぞと動くからなおさらだ。 …て、何で、もぞもぞと動く? 「…魚子ちゃん?何してるの?」 「ぅ…ん…お兄ちゃん…あのね、こうすると良く眠れるの…」 そう言って魚子は自分のパジャマのズボンの下に手を入れている。 「え…ちょっと、ダメだよ!そんなところ触っちゃ…」 言っても魚子はやめようとはしない。 「あぅ…お兄ちゃん…触って…」 「えぇ?」 「茶ノちゃんがね、こうするとお兄ちゃんが喜ぶって言ってたの」 そう言って隆士の手を魚子の股間へとやる。 もう既に少し濡れていた。 別に触ったことが無いわけでもないし、触りたくないわけでもないが… 相手は魚子。精神年齢6歳。 しかし、 「ふぁ…気持ちいよぅ…お兄ちゃんもっと…」 こんな声を聞くと理性が保てなくなってくる。 手の動きを少しずつ速め、より激しくなっていく。 「はぅ…お兄ちゃん…」 気持ちよくなった魚子は瞳を蕩けさせて隆士を見る。 (っ…ダメだ!もう限界だよ!!) 我慢が限界にきて隆士が魚子の服を脱がす。 「わ!お兄ちゃん…?」 「魚子ちゃん…もっと気持ちいいことしよう?」 「…もっと気持ちいいこと?」 「うん。二人で気持ちよくなろう」 「…うん。魚子、お兄ちゃんと気持ちよくなりたい…」 頷く魚子。 それを見ると、隆士は再び服を脱がした。 魚子を裸にすると、いつもみたいにじゃれ合うように体を擦りあう。 「魚子ちゃんの体、柔らかいね」 「お兄ちゃんは暖かいよ」 スリスリと体を触れ合わせる。 「魚子ちゃんは胸も大きいね」 「ひゃ…ぁ…お兄ちゃん…んん…なんだか…変な感じ…」 魚子の胸の谷間に顔を埋め、柔らかさを楽しんだり乳首を舐めたりする。 その度に魚子は知らない感覚に悶える。 (胸の方はしたことないんだ…) 胸を集中的に責め続ける。 「あぅ…はぅ…お兄ちゃん……気持ちいいの…」 乳首を軽くかんだりしてやるとピクピクと悶えるのがたまらなく可愛い。 魚子は責め続けられだいぶ感じるようになってきた。 (魚子ちゃんだって恋人なんだし、体は17歳だから、大丈夫だよね…) 隆士は自分のモノをズボンから出す。 「魚子ちゃん、ちょっとだけ痛いかもしれないけど、我慢してね」 「…?なあに…?」 すっかり気持ちよくなった魚子は思考力が低下している。 まぁ、あまり感覚が無い方がいいのかもしれない。 隆士は魚子へと挿入する。 「いくよ…」 「あ…あぅ…」 すっかり濡れた魚子の秘所は簡単に隆士のモノを受け入れた。 以前から何度かやっているし、痛みも少ないだろう。 「気持ち…いぃ…お兄ちゃん…」 「もっと気持ちよくしてあげるからね、魚子ちゃん」 そう言うと、ゆっくりと腰を動かしだす。 「あああ…」 気持ちよさそうに甘い吐息を吐く。隆士はさらに激しさを増す。 「魚子ちゃんの中、気持ちいいよ…」 「魚子もっ…気持ちいいの……あぁ…もっと、もっとぉ…お兄ちゃぁん…」 幼いせいだろうかすぐに快楽にのまれ魚子自身も腰を動かす。 今までこんなに激しくしたことは無かったため、二人ともすぐに絶頂へと達した。 「あああ…おにいちゃあん……」 「魚子ちゃん…!」 中に熱い液が流れ出て、魚子の白い腹が波打つ。 まだ余韻が残る中、隆士が言う。 「これで一つになれたね…魚子ちゃん」 「一つに…?} 「うん。そうだよ」 「お兄ちゃんと一つになったんだね…」 嬉しそうに魚子が言う。 「お兄ちゃん大好き…」 「うん、僕もだよ…」 気が付けば魚子は既に寝息を立てている。 パジャマは魚子の愛液で汚れてしまったので、隆士のワイシャツを着せてあげた。 「お休み、魚子ちゃん。いい夢を見てね」 魚子の頬をそっと撫でると隆士も眠りについた。 ---------- 暖かな朝 ---------- 朝。 日の光が窓から差し込み、鳥の鳴く声がする。 ここは…見慣れない部屋。しかし、見覚えのある部屋。 白鳥隆士の部屋。 「ん…」 蒼葉梢は目を覚ました。男物のワイシャツ一枚の自分と、隣には隆士の姿。 (そうか…昨日は白鳥さんと一緒に…) 性交したのだと理解する。実際にしたのは魚子だが、記憶の共有、そして補填で理解した。 自分がしたと思うと、なんだか体が熱くなってくる。 なので、なんとなく隆士に抱きついてみる。 「う………朝…?」 梢に抱きつかれたのに気づいたのか、隆士は目を覚ました。 「あ…すみません。起こしてしまいましたか?」 「あれ…梢ちゃん、……!?……て、そうか。昨日…」 昨日したことを思い出す隆士。 「えっと、おはよう梢ちゃん」 「あ、はい。おはようございます…」 ぎこちなく挨拶する。ワイシャツ一枚で、見えるか見えないかギリギリの姿が目に毒だ。 「起きなくてもいいの?ご飯作らないと…」 朝から性欲が湧いてくるのを抑えるため隆士が言ってみる。 「今日は皆さんお出かけで…朝食もいいって…桃乃さんはいますけど、お昼まで寝てますし」 「そっか…じゃあ、僕等だけなんだね…」 二人だけ。なんとなくいい響き。 「それじゃあ、もう少しこうしていませんか…?」 「え?」 「あの…もう少し、一緒に寝てたいです…」 そう言ってぎゅっと抱きつく。下着を着ていないから柔らかな感触がよく伝わるはずだ。 「ま、まぁ…梢ちゃんがそう言うなら…」 「ありがとうございます」 嬉しそうに体を寄せる。 「わ…!梢ちゃん…」 「白鳥さんは暖かくて気持ちいいです…」 「…梢ちゃんも暖かくて、柔らかくて気持ちいいよ」 そう言われて、やっと自分が下着を着ていないのを思い出す。 しかしどうとなることでもなく、顔を赤らめて、自ら擦りあわす。 昨日からずっとふにふにとした胸の感触が隆士を襲い続けている。 「白鳥さん…その……気持ちいいですか?」 「うん、とっても気持ちいいよ」 穏やかな休日の朝。恋人達がイチャイチャしている。 暖かくて気持ちいいからか、隆士は再び眠りに入る。 梢はそれを見て、優しい笑みを浮かべる。 「白鳥さん…」 頬に手を触れて顔を近づける。 「好きですよ…」 そう言って口付けをする。 そしてそのまま眠りに付いた。 梢は再び目を覚ます。 目の前にある隆士の顔に少し顔を赤らめる。 彼はまだ眠っているようだ。 そろそろお昼になると思うし、恵や自分達の食事も用意しないと… そう思い、隆士を起こそうとする。 「白鳥さん、起きてください。ご飯にしますよ」 「ん……」 言っても起きない。 「白鳥さん、起きてください」 さっきよりも少し大きめの声でゆすりながら言う。しかし、起きず。 ちょっと顔をしかめた梢は最終手段に出た。 「……えいっ」 「はぐ…ふぐっ…!?」 隆士の鼻を塞ぐ。口でしか息ができない。そしてさらに追い討ち。 「…ん………」 梢はその唇で隆士の口を塞いだ。 「○&#☆※∀〜〜〜〜〜!!!」 顔を青くする隆士を確認すると塞いでいた手と口を離す。 「おはようございます♪白鳥さんっ♪」 「おはよう…か、過激な起こし方だね…」 「起きない時はまたしますよ?」 「あはは…」 苦笑いする隆士。 そしてまた、お互いに見つめ合い―――キスする。 「……白鳥さん――」 光に照らされた梢が言った。 「―――おはようございます♪」 「うん…おはよう、梢ちゃん」 そして今日も、少し遅めに一日が始まった――― 776 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2005/06/13(月) 23:47:49 ID:O7yRNmAB というわけで今度こそ終わりです。 一応二つとも続いてますよ。 なんとなく、 「朝のゆっくりとした時間。二人でイチャイチャする話」 を書きたかったんです。 あとは裸ワイシャツ。保管庫にあるCGからの妄想です。 もうちょっと描写力を養いたいですねぇ… 768 名前: つなぎのつなぎ [sage] 投稿日: 2005/06/13(月) 23:37:33 ID:O7yRNmAB 魚子の本番エロは無かったので書いてみました。 表現とかはかなり簡単にしてますけど…文才ないなぁ いつも長くなる傾向があるんで短くしたんですけど…だめでした。 それでは。