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最終更新日:2005/08/14
プリンセスうぃっちぃず
シナリオ
テンポは良いです。
ただし、評価がかなり人によって分かれるかも。
前半の学園編と、後半の魔女界編で雰囲気がガラリと変わります。
笑いからひたすらシリアスになるので(シリアス越えてるけど)そういった場面で退く可能性があります。
ある意味、超展開なシナリオ。そういうギャップが苦にならなければ、かなり楽しめると思います。
シナリオ自体は、各キャラあるように見えて実は一本です。
こういうの有りかなとは思えました。
グラフィック
綺麗です。
背景はきちんと書き込まれてますし、カードバトル時などのエフェクトにも力が入ってるように見えました。
CGの枚数自体は少ないのですが、そこまで感じられませんでした。
ただし、盛り上がっているシーンでCGが存在しなかったのは、ちょと残念でした。
CG自体も学園編の方に固まってる気がします。
Hシーンはそれなりに重きをおいているらしく、こういったゲームには珍しく力が入っていると思いました。
サウンド
レベルは全体的に高めです。
数も多く、なかなかあきませんでした。
戦闘時の曲などはかなりゲームにあっていたと思います。
EDの曲とか個人的に好きです。
ボイスも、殆どのキャラがイメージ通りに収まったので良い感じです。
システム
仕方のないことですが、ゲームが若干重く快適に動かないPCでやることになる人も出てくるかも。
オマケ関係や、セーブ数、ログ等は十分でした。
このゲームの売りの一つのバトルゲームはシンプルですが、結構楽しめます。
敵のパターンは決まっているので何度もやれば結構楽に倒せますが、難易度的にもなかなかです。
実は、ヒッソリと戦闘を全部飛ばして楽にクリアすることも出来たりします。
あと、PCそのものの日付が特別な日(正月や七夕)に起動させると、何かが変わっていたりとそういった細かな部分でも楽しませてくれます。
ただ、やはりインターフェースがネック。
総合
良作だと思います。
笑いあり、シリアスあり。
ただ、笑いだけが見たいのなら中盤それなりに重いのでちょっと微妙かもしれません。
それでも、やってみてまったくの期待はずれにはならないものは有るとおもいますが。
いろいろとそろっているので、気になる人はプレイしてみるのが良いかと。
以下ネタバレです。お読みになられる方は、反転させてお読み下さい。
前半と後半のギャップにえっと思った人はかなり多かったかと。
平気でリリアンとか殺し始めるしね。
それもありかなとは思えましたが。
ただ、このゲームにそこまでのものは求められてはいなかったのではないかなと思います。
シナリオ自体は、クルルと委員長が実は姉妹で、それが元でいろいろ起こるゲームって感じです。
関係ないですが、これがゲーム名のうぃっちぃずの由来かと気付けます。
母親のオルとシンシアは、ボイスが素敵でした。
シナリオ自体は、正義編、真実編、英雄編の順番にプリしていく事になります。
正義編、真実編はそれなりにシリアスな変わりに、キャラの関係を理解していく話かと。英雄編で物語を解決させます。
過去からのやり直しとかループ物っぽいとか思ったのは此処だけの話。
前半から後半のギャップはありますが、シナリオ自体がそこまで出来上がってるかといったらそうでもないと思うので、もう一工夫あればずっとよくなったと思います。
林檎とかれんは普通にクリアできそうに見えつつ、殆どサブキャラといっても良いと思われます。
林檎シナリオは短いし、かれんは最後のオマケのifシナリオ扱いでした。
こういう扱いにされてしまったのが期待はずれだった人がいるかも。
エンディングは最後のエピローグだけ違って、クルルと委員長の共通ルートだという意味合いがかなり強いです。
まあ、このゲームそのものがそうですけど。
全体を通してみれば楽しめるので、人に勧められる作品であるとは思います。
ここまでです。
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