最終更新日:2005/10/04
あやかしびと
シナリオ
伝奇戦闘系?
シナリオは戦闘も日常もよくできていたとは言い難いです。 たいして主人公が成長するわけでもないので、期待させるだけさせといて淡々と進んでいっている感じを受けます。 シナリオ分岐への持って行き方もちょっと変だなと思いました。 日常描写がしっかりと書かれている点は評価できると思います。 キャラもそれなりに立っていて、主人公が食われるほどです。 戦闘は少年漫画を読んでいるような感覚です。 ただ、もう少し描写に気をつけて書いて欲しかったです。 あと、すずシナリオの終わり方は普通に残念でした。 いろいろ書きましたが、荒削りではありますが一読の価値はあるかと。 グラフィック
量はそれなりです。
ただ、期待の戦闘シーンのCGで拍子抜け。 動きのないCGが多く、お互いの激突シーンなどをもっと使えばさらによくなったかと思います。 質的には、かなり高め。 サウンド
深い印象に残る曲はないので、このゲームありきって感じです。
また、歌は珍しい男性ボーカルの曲でした。 関係ないけど曲名が全部妖怪の名前だったのが面白かったです。 ボイスは、全体的にかなり高レベルに纏められていると思います。 主人公のボイスありのゲームはあまりありませんが、ほとんど違和感ありませんでした。 システム
大抵欲しがられている機能は一通り揃っています。
ただ、強制スキップができなかったのは残念。 総合
全体的に高いレベルに纏められているとは思います。
ただ、過度の期待は厳禁。 そうでなければ、ぜひ手にとってやりたいと思える作品です。 以下ネタバレです。お読みになられる方は、反転させてお読み下さい。
主人公が時々凄いヘタレに見えてやる気がなくなったのは気のせいではないはず。
また、すずシナリオのラストバトルは、正直拍子抜けしました。 確実に人を選び、なおかつおいてきぼりを食らいます。 動画演出も、なんか文が上手く読めなくなるだけで失敗だと思います。 記憶喪失から抜け出した後ぐらいから、展開をカットしすぎていると感じました。 ロボット大戦争にでもなったかと思いました。 トーニャシナリオではウラジミール、刀子シナリオでは愁厳、薫シナリオでは虎太郎と、かなり男性キャラがよい感じで書かれてます。 ウラジミールや愁厳の死に方とか、ラストの展開は読めてしまえますが、それでも光るものがあったと思います。 締めの部分をもっとしっかり書ければ、もっと良いゲームに仕上がっていたかと思えます。 ここまでです。
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