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最終更新日:2006/04/27
あえかなる世界の終わりに
総評
何が良かったのか解らなかったです。
主人公の意気込みが伝わってこないし、各人の目的意識が一部不明瞭。
また、事件が起こっても淡々と進んで緊張感が伝わってきません。
世界観が生かしきれておらず、下地設定は良さそうだっただけに残念でした。
また、そのせいか説明的な文章が多くなっていたのもマイナス点です。
固有名詞の多さからその場で理解し難い部分があったのは、私の素養が足りないからでしょうか。
流れ自体は悪くは無かったのですが、展開を急ぎすぎている感じもしました。
特に終盤は駆け足で、仕上がりに失敗しています。
そして、共通ルートが無駄に長く、同じシーンを何度も見させられてしまうのはいただけません。
読み進めて行く度に、読む気が無くなっていきます。
見ることに意味があるようにしてあるわけでもなく、ただ淡々と同じ話が進むだけなので面白くもありません。
エンディングを複数用意した意図も感じられず、構成はもうちょっと考えて欲しかったです。
ストーリーはリップルのためのゲームで幼馴染とか同級生とかはおまけに過ぎなかったという感じです。
これで終わりなのかと疑ってしまうエンドもあります。
序盤から伏線は張られていきますが、終盤までキーが明らかにされてなかったりで、予測を立てるのは難しかったです。
その場その場で目先の展開は読めてしまいますけど。
回収しきれていない伏線もありで、ちょっと頭を働かすといろいろ疑問点が出てきますが解決しないのでスルーします。
音楽は、もう少し場面を考えて合わせた物を流して欲しかったです。
どこかで聞いたことがあるようなものもありました。
イラストは、期待通り無難なレベルに仕上がってます。ただ、明らかにこのゲームに対して起用した原画家がおかしいです。
もっと雰囲気に会った人を採用してください。
ただ、背景は良かったです。
ボーカル曲については、特に言いたいことは無いです。
榊原さん
はっきり言うと、「めぐり、ひとひら。」の方が良かった。
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