最終更新日:2005/07/27
3days -満ちてゆく刻の彼方で-
シナリオ
仕方ないといえば仕方ないのですが、取り合えずループに飽きます。
同じようなことを延々とやり続けるわけですからね。 難易度もかなり高めです。 攻略無しで地道にやるなら最低でも20週以上の覚悟が必要でしょう。 下手したら延々ループも考えられますが、ループを抜けきった時の達成感はかなりの物だと思います。 よってフラグ回収が結構シビアです。 まあそのループも厳密に言えば少しずつは変わっていくので、飽きはしないのかもしれません。 ループ数が死亡回数になってるのが、個人的に良かったです。 パッチを当てると、難易度は多少改善されるようです。 10時間くらいあれば、クリアできるとは思います。 リミッターをオンにしているとリミッターがかかるCG前後での文表現が個人的に良いと思えました。 話自体はそれなりに面白かったです。 伏線も回収されてましたし。 もう少し、気付かれないような伏線が貼ってあるとよかったのですが。 意外性を、無理やりと取るか、なるほどと取るかといった感もありますがね。 終盤の終盤が、ちょっと急ぎすぎているとは思ったので、もう一つ何か入れて欲しかったですね。 ループを抜けると話が突然オカルトっぽくなりますが、そこらへんの独特の用語の説明も簡単にきちんとされていて良かったと思います。 グラフィック
全体として、良かったと思います。
数枚違和感のあるCGはありましたけど。 CGのグロさは、管理人的にはどうって事ありませんでしたが、それ系統に弱いと自分が思っている人は、ブラッドリミッターをいじらないとまずいかもしれません。 グロさが目的でやるのなら、其処までの物はないので他の作品をやったほうが良いかもしれません。 サウンド
OPがかなり良い感じです。
初回特典のサントラCDにOPのフルが入っていないのが残念でしたね。 EDも良かったです。 音楽は、全体的に、話の上で仕方ないことなのか暗い感じの曲が多いかなと思いました。 あと主人公の着メロ、暗すぎます(苦笑 目だって良いBGMといった物はなかったですが、雰囲気にはあっていたと思います。 ボイスも有名人を使っているだけあって、欠点はなかったです。 特に殺人鬼の声は、一聴の価値が有るかもしれません(笑 システム
ディスティニークリックをもう少し上手い方法がなかったかなと思えますね。
やってれば、必ず気付けてクリックできてしまう訳で。 シナリオ難易度がかなり高いと思うので、こうでも良い気はしますが。 即読、未読の判定が結構曖昧です。 ループ物である以上、同じ文を何回かは読むわけですから、そこらへんはきちんとして欲しかったですね。 シーンで服脱いだヒロインが、画面転換時に何故か服をまた着ているといった不思議な出来事も起こってました。 現在の最新のパッチでは、きちんと訂正されていたり、フローチャートのようなものが解ったりと便利になっているようです。 総合
良作だと思います。
目立った欠点もないし、リミッターをつければこういうのが苦手だという人も十分できると思います。 時間があるのなら是非プレイしてみてください。 全然進めずループに飽きないよう頑張ってください。 パッチは当てると楽です。 以下ネタバレです。お読みになられる方は、反転させてお読み下さい。
私がクリアしたのは26日なので、一応自力です。
時計の針が大ありますので体の目安は解りますが終わりが見えないので、本当にこれであってるかどうか疑問なくらいループします。 気付いたら、殺人鬼に殺されなれてる可能性ありです(笑 全てがループ内で処理されるのではなく、話が進むとそのループを抜けて、過去回想を行ったりして真実に近づいていく過程で、主人公が自分が何者かを思い出すわけですね。 過去回想を抜けるのに、(多分)軽いとは言え凌辱シーンが強制で必ずあったりはするのが、その手のが嫌いな人にはつらいかも知れないですね。 ループを抜けるとオカルト色が突然出てきて、一気に話が加速します。 過去回想に入るまで、美柚が何者なのかは多分解らないでしょう。 ちょっと以外だったのが、死んだらその度にゲーム初日(16日)に戻るのではなく、実は大体3日前に戻るということでしたね。 主人公は、必ず3日目(18日)の夜ぐらいに殺されるので、それを自らの手で2日目に死ぬことに変えて、15日に戻ることで話を終焉へと進ませるわけです。 3種の神器の内、カイロスの時計が主人公の体の中にあったり、翠玉碑の欠片がたまきの中にあるのは、ゲーム始めてからすぐにバレバレですね。 隠す気はなかったのでしょうが。 言い方に語弊がありますが、主人公はどの時代に生きた自分が本当の自分かを選ぶかで、攻略ヒロインが決まります。 流石にループ物ですから各ヒロインごとに最初からやり直す必要がなく、途中に有るおそらく決定的な選択肢を選んでルートが決まりましたが、それも良く考えればひょっとしたらもう少し上手い方法があったのではないかと思います。 あからさま過ぎました、あの選択肢は(笑 まあ、個別ルートといえるほどの者は、残念ながら?殆どありませんが。 EDに影響してくるだけですかね。 たまきと美柚の終わり方は結構好きでした。今までにこういう終わり方のゲームはやったことないですね。 でも、人によっては鬱だと思うかもしれませんね、あれは。 言いたい事は、好きなキャラだけを狙ってクリアできるわけではないので、嫌いなキャラの話も進めてフラグ立てていかなくてはいけないのが好きではない人にはあまりむかないかもしれません。 フラグ立てやシステムがかなり曖昧で、話したことのないはずの話が出てきたり、ところどころ矛盾した表現が出てきてしまっていたのが残念です。実はいろいろとオカルト関係にもなってきますが、そこらへんの説明はくどくなく、解りやすくてよかったと思います。 少し残念だったのが、最後の最後が展開が早すぎる事ですかね。 もう一工夫して、読ませるようにしてあればもっと良かったのではないかと思います。 演出の方法は、良かったと思います。 特に殺人鬼とかがでてきて、連絡の繋がらないたまきを探したりとか、グロイ系のところです。 CGは結局あまりグロイ言えるほどの物はありませんが、この演出によって良くなったとは思います。 ここまでです。
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