今週のつぶやき
6月26日〜7月1日
今週は、電撃DCのコラムに小さく『セガ、ソフト部門を分社化』とあったので、
分社化について書こうと思います。
ソフト業界の分社化は、コレが初めてでなく、大手では、コナミが分社化しています。
いわく、「(ソフトやジャンル別に)開発を分けた方が、効率的」というものです。
それは、その通りだなと思います。
指示系統がしっかりしていないと、安心して仕事が出来ないし、結果的にヘンなゲーム、
ハッキリ言うとクソゲーが増えてきています。
最近のソフトは、関わる人間の数も、子請け、孫請けまで入れると軽く3桁くらいまで行くでしょう。
もしくは、10数人で、黙々と作業しているかとか‥‥。
で、分社化してもゲーム業界では意味がないのは、
プログラマー上りでキチンと企画から納期まで計算できない人が多いと思います。
プログラマー上りというのがミソで、手に職を持った人=(ここでは)プログラマーというのは、
とかく作業の比率が高い分、ゲームの出来・不出来のカギを握る人材なのです。
こういった分野の人は技術に詳しい分、出来る事と出来ない事が瞬時に計算できます。
例えば、企画の方で面白い要素を組み込む事が決まって、プログラマーの所へ持っていくと、
『出来ない』と言われて、とんがった所のない平凡なゲームになってしまう事もあります。
ここで悲しいのが、プログラムの解らない人がディレクターの場合で、
『出来ない』と言われれば、諦めざるをえません。
余談ですが、マイクロソフトのビル・ゲイツ社長は、プログラマー上りのため、
後ろで他人のプログラム・ソースを見て、ムダとかおかしい部分があると、
すぐにこうしろとか言うのは有名な事です。
話が少しそれましたが、分社化する事は一発勝負である危険を持つ事と同時に
チャンスでもあると思います。
例えば、そのチーム全体で大赤字・または大ヒットで黒字の場合、
ダイレクトに給与(お金)という形で、報酬が出ます。
コレがいくら大ヒットを生み出した製作者が、
(僕は製作者の事をクリエイターというのはイヤです。そんなカッコイイ職種でないと思うから)
電話応対の事務員と大して変わらない給料ならイヤになって、よそに行こうという気がなくなるでしょう。
実際、待っているゲームの発売延期が、製作者が引き抜かれたとか、逃げたとかいうのが1度ならずあって
なんだか、やり切れない気持ちになった事があります。
さて、今回はちょっと支離滅裂ですが、要は、結果が出ないうちに、いい・悪いと騒ぎ立てるのでなく、
(最近多いんだ、マスコミの騒ぎすぎというのが、ゲーム以外でも)
しっかり、結果を待ちましょう。
それも1年スパン(=期間の意味)で、ね♪
6月19日〜6月25日
今週は、最新機種はやはり大人の娯楽だというコトを再認識させられました。
そして、僕自身も最近の最新機種の報道について疑問に思っているのです。
この2点を絡めて今週の記事を作成していこうと思います。
以前触れた、現行機種の性能を十二分に発揮していないのに次の機種を発表する事。
コレはカンフル剤的な要素があると思いますが、普通の人は正直、付いていけないと思います。
もう、一部の経済的に余裕ある人の玩具です。この意味で大人の娯楽です。
あと、雑誌媒体などのメディアで「こんなにスゴイ夢のようなマシン」と謳(うた)っても
万単位の出費を考えれば、バイトの出来る学生か社会人などの経済力ある人しか手に出来ないでしょう。
『ライトユーザー獲得』をハードメーカーは盛んに言っていますが、
既に、本体を買うユーザーが『濃い』層だと思います。
ココにメーカーとユーザーのズレがある。
(1)雑誌などの情報に関して
実際、僕も雑誌を読んでいるけど、それほど重視しているわけではないのです。
最新機種の1つであるDCにしても、最初のラインナップがゲームセンターの移植ばかりで
どうにも買う気がおこりませんでした。
僕もメーカーの言う「ライトユーザー獲得」に関しては、何か矛盾する気持ちを持っていて、
自分がセガ寄りでも、『ちょっと様子見』でした。
僕がダメダメな人間なのか、割と「初回限定版」にこだわる所もあって、
そんな情報をもらすまいと、雑誌を見ている側面が強いです。
あとはですね、ソフトを買ってきたら、とにかく何も見ず遊んでみるという心理(みんなあるよね??)
を僕が持っているため、世界観やシステムを雑誌でおさらいしておくという面もあります。
(2)ユーザーは(雑誌を読んで情報を集め、なおかつ、)発売されるソフトをドンドン買っていく
コレがソフトメーカーの究極の野望でしょう。
売れてナンボの世界ですから。
しかし、コレは絵に描いた餅だと思います。
理由の1つにソフトの単価が、他の娯楽と考えても、ずば抜けて高いコト。
<注意>:もっと高い娯楽はいくらでもありますが、ココは子どもメインだと考えてください。
そして、最近のソフトはどれもボリューム満点のフルコースで1本終えるのに時間がかかること。
この2点を考えると、悪循環の塊(かたまり)です。
だって、高くてまずい料理(=ゲームソフト)が増えてきています。
このコーナーで何度も触れていますが、基本的にゲームは遊んでみるまで出来の良し悪しはわからない。
それで、悪かった場合、返品がまず出来ないので、泣き寝入り。
加えて、小売店側もユーザーとしての目が肥えていなければ、経営が成り立たない。
流通網が整備されていない、などなど、かなり危ない業種だと思います。
お店の方もビッグタイトルと、それに似せたその他大勢という認識を持っています。
そして、かつてのように売れまくるということはない事も知っています。
(売れるといっても薄利多売、流通在庫のリスクなど問題は山積)
(3)メディア報道
(1)の雑誌報道も絡むのですが、
『こんな機能があって素晴らしい!!』という報道が多いのですが、
ユーザーの意見としては、「で、面白いゲームがいつ出るのよ?」って思います。
所詮、ゲームマシンは面白いソフトがあってナンボとは、随分前から言われているのですが、
ソフト以外の面を強調しても、反応はないと思います。
興味のあまりないユーザーに言っても「だから、何?」で片付けられてしまいます。
第1、そんな事、彼らは知りませんし、知ろうともしない。
プレステ2が発売されてから、出版最大手のファミ通にDVDの発売予定欄が出来たり、
セガがDCで敗北!とか、マイクロソフトのX−BOXや任天堂のドルフィンの機能がこんなにスゴイ
などなど、報道でよく見ますが、正直、割とゲーム通(と周りに思われてる)僕も
「だから、何?」と思います。「本体に万単位の投資をさせておいて何を言うか!」とも思います。
知りたくないわけではないんですが、報道の求める方向性がハッキリ違うと思うのです。
ユーザーを無視して、業界筋の情報が飛び交っているだけだと思うのです。
6月11日〜6月18日
ルナ2 〜エターナルブルー〜[あとがき]
一連のこの作品群をやり終えて、子どもだったあの頃を思い出します。
そのくらい、テーマ性がハッキリしているのです。
このルナ・シリーズには、おまけアイテムとして、
ブロマイドという隠しアイテムを集めるというお遊び要素があるのです。
でも、ルナ2には悲しい事にエンディングまでに、そんなに集められなくて、
(街の人と何度も話せばくれるんだけど)
ラスボスを倒すときに、倒し方を聞いた友人に聞くと、
少しネタバレを含むので、見たくない方は、ここで『戻って』下さい。
はい、続きを書きます
ブロマイドは、2回目プレイのときに集められるそうです。
でも、僕は2回目をプレイする気にはなりませんでした。
というのは、この物語はチョッピリ切ない終わり方をしていて、もうコレ以上は見なくていい、
と、僕は思うのです。
だから、ルナ2は僕はココで終えておきます。
そして、何年かたって、子供のころしまっておいたおもちゃを整理するみたいに、
ふと気付いたときに、2度目を遊ぼうかと思っています。
6月4日〜6月10日
今週は『アルバム』のルナ2の原稿をまとめていたんだけど、どうしても思うような記事ができなくて‥‥、
出来次第、アップしますが(ほとんど出来てるの)、とりあえず『つぶやき』だけは、更新していきます。
今週のテーマは、取り扱い説明書です。
何で、このテーマなのかというと、『よろずや本舗』の方をみてもらうと分かるけど、
管理人ナイザーは結構近頃、溜まったゲームをクリアしていくのに重点を置いているので、
1本クリアしたら、「さぁ、次!」というように、ゲームお猿状態なのでして、
説明書を見る機会が多いからです。
その中でどれもコレも不親切な説明書ばかりな気がします。
格闘ゲームでは、コマンド表が全然載ってない。
また、ロープレでは基本的な事が載ってないとかありますね。
特にCDロムになってから顕著で、おそらくケースに入りきらないといけないので、
簡潔に薄く説明書を書かないといけないのでしょう。
しかし、以前、取り上げた攻略本で、説明書を補完する形で書いてあると、
ソフトメーカーさん、しっかりしてくれと思います。
正直、最近の説明書をみる限り、どうにも説明不足で、
対象者が、ゲームのかなりの経験者か、何も言わずに攻略本を買ってくれという
メーカーの不親切さが際立っています。
考えられる要因として、
(1)ソフトメーカーと攻略本の出版社の関係の問題
攻略本と銘打つからには、何かウリが少しでも欲しいわけで、
この辺に大人の関係があるのかなあ。
お客である僕らユーザーをないがしろにした行為なので、止めてもらいたい。
(2)ソフトの納期が厳しくて説明書に手が回らない
コレも最近、目立ってきています。
僕の実例だと、花組対戦コラムス2(ドリームキャスト)で、説明書に別紙で訂正が書いてあって、
その部分がネットワーク関連だったので、この例に当てはまると思います。
ただ、初版だけ、このような扱いで、次の第2版からはキチンと訂正された説明書であって欲しいです。
いくらなんでも、僕は同じゲームを何本も買いませんから、どうなってるかはメーカーの良心次第です。
(3)僕個人の感想 (まとめ)
個人的には、ややこしい説明書は読むのに疲れると思う。
が、攻略本に付け足して書かれるのはたまらない。
なぜなら、ページ数が増える分、値段が上がるから。
結構、僕の周りにいるんです。ゲームはそれほどしないという友人が、
明らかにゲーム経験の不足から、ムダな事をしているという例があります。
そんなとき、説明書に一言、『役立ちメモ』とか基本操作の下にコラムを作ったり、
『Q&A』のコーナーを末尾にまとめたりして、説明書でフォローしてあげれば良いなと思います。
詰まったとき、結構「説明書でどうなってるの?」って見返す事ありますよね?
最近の攻略本が要るほど複雑化したゲームを見ていると、
次の世代が育ってくれるのかなあと思います。
ややこしい大作ばかりでなく、気軽なポップなゲームも必要かと思います。
だって、僕もゲーム機の電源を入れるのをためらいますから(苦笑)。
5月28日〜6月3日
同じ週の記事が2つあるのは、ちょっとおかしいのですが、
『公式見解』は、ハッキリさせておきたかった事もあり、書きました。
書いた本人が言うのもなんですが、こんなに面白くない記事を書いたことに罪悪感を覚えています。
イキナリ消してしまうと、読んだ人と読まない人とに差を生じさせてしまう事、および、
自分が書き逃げみたいな形になり、そんなに情けないまねをしたくないとの事で併記する形をとります。
今回は、ドリームキャストで期待できる新しい形のゲームを期待しているというメールを頂きました。
それは、『ファンタシースター・オンライン』です。
他に期待するゲームに『カノン』とか、書いてあったので、
硬派な格闘ゲーマーのこの人も変わったな〜とか思いましたが‥‥(苦笑)
何度か指摘しましたが、DCでネットが出来るようになりましたが、
どうも、パソコンで出来るネットサーフィンの亜流、ミニスケールなものばかりで、
正直、通信料、プロバイダ料金のムダ遣いのように思っていました。
僕も、この記事はパソコンで書いていますし、
(自分の現在の環境と比べて)通信速度の遅いDCでネットをしようと思いません。
しかしですね、DCオンリーでしか遊べないとなると、イヤでも使わなければならない。
それだけの魅力ある通信を使用したゲームだと思います。
通信を使った対人ゲームの面白さは、『何が起こるか分からない』という面白さに尽きると思います。
まだまだ、雑誌媒体での発表だと、調整真っ最中で、細かい部分まで明らかにされてないのですが、
コレは、当然かと思います。
何が起こるか分からない=何でも出来る、という事にもなります。
この手のジャンルの先駆者にPCゲームのディアブロなどがありますが、
何でも出来ちゃう(=パーティメンバーを殺したりも出来る)ので、油断できない、という部分があります。
コレは良くないです。ハッキリ言って悪い。
DCの通信機能で感心した事があって、チャットで卑猥な言葉を入力した場合、
モザイクがかかるというものです。
テレビゲームが、子どもがメインの総合エンターテイメントをうたうなら、倫理面を強化すべきだと思います。
また、簡易的な翻訳機能がつき、多少の言葉のコミュニケーションなら
辞書なしでOKという面もいいですね。(ファンタシースターオンラインですね)
「綺麗ごとを言うな」という反論があるかもしれません。
現在、誰も(親でさえ)子どもが何をしているか、把握している大人がいないと思います。
悪い事は悪い。良いことは良い。
単純な事ですが、常識を疑う凶悪犯罪の連続をニュースで見ると、
大人が知っている事を子どもは知識として知っているけど、
理解して行動できない事に気付くべきかと思います。
今回は、ゲーム批評というより、倫理論になっちゃいました(反省)(T_T)。