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Bullet Butlers

Windows版(成人向け)/\9240(いずれも税込)


アドベンチャーゲーム(ノベルゲーム)


本日、2010年6月9日にやっと終了。

ネットの知人のオススメで発売日に購入し、
旧ノートPCで攻略キャラ3人のウチ2人をクリアしたまま積んでしまいました。

かなりの期間放置されていたモノの、
その後、本作のスタッフが最新作『エヴォリミット』を発売するにいたり
新ノートPCにインストールして再度最初からプレイを始めてやっとオールクリア!

中断して放置された理由として、
やはりこの手のノベルゲームは盛り上がりも少ない上にクリアにとにかく時間が全てというのもあって
僕が多少飽きちゃったのもあると思います。

まあ、趣味なんでやりたい時にやるのも大切ですが、ある程度はまとめてプレイしないとと思うのです。

でないと、キレイサッパリ忘れて再度プレイする時はまた最初から
なんてアホなコトになっちゃいますからね(苦笑)。

さて、ではゲームの感想にいきます。

東出祐一郎先生お得意の異能者バトル物です。

『あやかしびと』では、現代が舞台だったのもあって、僕的にはなじめなかったのですが、
本作は元々がファンタジーの世界だったので、入る事には抵抗ありませんでした。

超絶な能力を見せられても、
「ああ、ココは現代ではない世界だからね」と自分としては納得しやすかったです。

主人公は、ハーフエルフの執事であるリック・アロースミスという青年です。

攻略キャラは、おとなしいエルフのお嬢様のヴァレリア・フォースター
活発で親しみやすいヴァレリアの執事の渡良瀬雪、
最後に主人公が仕える少し気の強いセルマ・フォルテンマイヤーの3人。

それらのキャラにサブキャラの話が少し混ざるという形でストーリーが形作られています。

この世界を統治するランド・フォルテンマイヤーが殺され、
その跡目を巡って実子のシド・フォルテンマイヤーと
養子のセルマ・フォルテンマイヤーが争う部分を軸に話が進んでいきます。

僕はキャラの中ではシドに仕える執事でリックの実兄のアルフレッド・アロースミスが好きでした。
渋い声(w)と、どんな時でも冷静沈着で変化が全くない態度に感心しました。

あとは、ガラ・ラ・レッドウッドもヨカッタです。
最後まで義理の娘の雪に対して、父としての一線を守る鉄の意志に。

かなり魅力的な話が展開されていくのですが、
どの選択肢を選んでもゲームオーバーがほとんどなかったり、
ランドが死んでオープニングムービーが流れて話が動き出すのがプレイを開始してから相当な時間が経ってからなので、
面白くなるまでが長いコトが欠陥だったと思います。

またリックの心理描写の掘り下げ具合については、
前作『あやかしびと』の如月双七に負けていたと思います。

他には、雪編でのクラウングール・レイスの最後がキレイにまとまっていただけに
(悪役とは言え納得できる最後でした。)
セルマ編でのレイスの退場の仕方に多少納得が行かなかったり。

ラストのラストで、リックがベイルの呪縛から解き放たれて、
魔銃を使うコトによる欠損した記憶を全て取り戻すのですが、
アレは少しご都合主義すぎたかなー。

個人的にはセルマだけ残して、リックは破滅に向かってGOでも良かったように思います。

残念といえば、どのストーリーでもイチオシのキャラクターである
アルフレッドの退場の仕方が大したことなく残念だったりします。

残念、残念と書いていますが、話としては決着はキチンと付けて終わっているので
最後までプレイして怒りがこみ上げてたまらないなんて事はなかったですが、
多少ご都合主義なラストが残念でした。

ゲーム的には、魔法を使った時は魔法陣が描かれるアニメがバーンと出てきたり頑張ってますよ。

やはり、この手の演出は、Fate/stay nightの影響があるんだと思います。

アニメ的なグラフィックが出てくる演出は相当あります。

ストーリーについて思う事をかなり書いているので分かるかと思いますが、
成人向けゲームとは言え、単純に行為のシーンが単純に出てきてなんてゲームではないです。

コンシューマで出て全然不思議ではありません。

実績機能付きでXbox360で出てくれないかなーw。

ただ、原画担当の中央東口先生の絵柄がかなり好みが別れると思います。
全然、萌え系の絵ではない独特の絵柄ですからね(苦笑)。

ただ、物語が楽しみたいという方にはプレイして欲しいゲームです。

別にそういうシーン要らないやんというゲームです。

僕の経験からだと、一連のニトロプラス系ゲームとか、Fate/stay nightとかのゲームが好きなら
プレイしてみて楽しめると思いますよ。


プレイ時間(約40時間)

コチラもタユタマと同じくプレイ時間は正確に測ってないです。

一度旧ノートPCでクリアしたヴァレリア編、雪編は音声をカットしてプレイしたので
短くなってますから実際に全て音声オンしたらコレより長い時間プレイする事になると思います。

真のヒロインであるセルマ編でのラストバトルが最高なので
プレイする機会があったら是非全クリアしていただきたいですね。

<80/100点>


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