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シュタインズゲート−Steins;Gate−

Xbox360:\7140:通常版/\9240:初回限定版(いずれも税込)


アドベンチャーゲーム(ノベルゲーム)


購入の動機は、僕がとりあえずギャルゲーが好きで特に抵抗がない事でしょうか・・・。


発売が近づくにつれ情報が入ってきて、キャラデザがいわゆるギャルゲー調でない事や、
制作がニトロプラスである事などを知って、さらに期待していました。


でも、実はタユタマの発売が11月に延期して、このシュタインズゲートが2009年10月発売と近くなったので、
シュタインズゲートの予約をキャンセルしちゃおうかとかも思ったりしました。
が、キャンセルせずキチンとプレイしてヨカッタ、と今では自分の決断を有難く思っています。


基本的には、メールが主人公の携帯に送られてきたり、電話がかかってきたりして、
それへの返答で好感度やイベントの操作をしているようです。


感心したのは、メールへの返信で単純にどの選択肢を選べば好感度を操作できるかが、
とても分かりづらい事。

ゲームとしては、結果が容易に想像できてしまっては面白みがないですから、
それでこの選択肢の傾向は正しいのですが、最初はかなり面食らいました。
知らず知らずのうちに僕もギャルゲーに毒されていたようです。




ストーリーに関しては、かなり考えさせられました。

主人公たちのサークルで、何気なくタイムマシンを作って好きなようにやっていたらエライ事になって
悩み苦しむというモノです。
そして、タイムトラベルが意外に便利でもなく制約が多く、
しかも現実の科学的見地も交えて(かなりウソも混じっているようですが。)語られているので、物凄く説得力があります。

インサイドXboxで紅莉栖役の今井麻美さんが
「専門用語が多くて演技するのが大変だった」と語っていましたが、ホント同情します。


そして欠点かもしれませんが、
このゲームは最初から全てのストーリーを見る事ができますが、
普通にやっていたらおそらく真のルートにたどり着けないと思います。
まあ、可能性は全くないとは言えませんが・・・。


真のエンディングのストーリーはスゴイです。
あの10章の終わりからの演出から終章(11章)への流れはホントに最高でした。
また、ドキドキハラハラする部分も多く、
特に中盤以降でやめ時が見つからない時間が多かったです。
序盤はギャルゲー独特の雰囲気とか、痛いキャラたちの言動で間延びして
少し面白くなかったですが・・・。


ストーリーに関しては、過去を改変して未来を変えると歴史が変わり、
それに対して責任を持たなければならないという事にとても考えさせられました。
僕がもし現実に「電話レンジ(仮)」をゲットしたとしても、使いたいとは思わないです。


そして、このゲームをプレイしたら、絶対にトゥルーエンドの最後まで進めて下さい。
最後の最後の最後のあのシーンの、オカリンと紅莉栖の会話にはグッときました。
泣きはしませんでしたが、発売から2週間くらいムリヤリ時間を作ってプレイした甲斐がありました。


そうそう、ちなみに泣いたと言えば、やっぱりAIRの最後の方ですかね。
あの救いのないエンディングはもう・・・。
CLANNADもかなりグッときましたが、
コチラは公式コミックを先に読んでしまい、ある程度ストーリーの先を知ってしまっていましたからね。


ストーリーに関して言えば、最初から最後までを通して多少の矛盾点を感じたりとか、
この作品のキャラたちが一緒に過ごしていたら
やっぱりタイムマシンを作って危険にさらされるのではないかと感じたりもしましたが
それはヤボというモノでしょうね。


最近の傾向として、Xbox360で最初に出てPS3で完全版が出る流れがあって保留中という方も多いみたいですが、
この作品はコレでキチンと完結しているので、躊躇する必要はないと思います。

僕自身、もし完全版が他機種で出たとしてもおそらく買わないと思います。
それくらい、キレイで格好いいお話でした。
この作品はココで終わっているからキレイなのであって、先を語ったり他に余分な話を入れる必要はないです。


ココまで大絶賛するゲームもホント久しぶりなのですが、
タダ注意してもらいたいのは、
このゲームの主人公達がかなりのオタクで痛い発言を連発します。
最初の方ほどそれが凄くて、プレイを続ける耐性が自分にあるかどうか確かめるために
状況が許すのであれば、絶対に体験版をプレイして下さい。


ただ、このゲームをプレイした事で、前作にあたるカオスヘッドノアもプレイしたくなってきました。
このゲームも主人公が痛い言動をするので、僕は敬遠してしまったんですよね。
自分の決断に本気で後悔しました。


あ、でも、カオスヘッドノアをプレイしてなかったら、
シュタインズゲートをプレイするのに支障を来すほどではありません。
せいぜい小ネタにニヤッとするくらいだと思います。


しかし、久々に録画ビデオの消化なんかより、ゲームをしたいと思わせるゲームに出会えました。
ホント、Xbox360持っててヨカッタ!!!!!


プレイ時間(約50時間)

欠点と言えば、メールへの返答で分岐がよく分からないため

ゲームのオールイベントを見るのが難しいコトが欠点しょう。

一部の実績は選択肢の条件が分からず攻略サイトに頼ってしまいました(汗)。

点数は大甘かもしれませんが、

コレだけ面白いノベルゲームは本当に久々でした。

逆に言うと、今は萌え萌え全盛すぎますね(苦笑)。

<95/100点>


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