イース2
Windows(PC-88&MSX2):\---
FAMICOM: \7500
PC-88版は、PROJECT EGGで『イース6』の付録で遊んでいます。 MSX2版は、MSXプレイヤーでMSX2ディスク版のソフトを遊んでいます。 そのために、値段は敢えてつけませんでした。 PROJECT EGGの情報については『攻略のーと』の方に 参考リンクを記してありますので、そちらをご覧下さい。 |
PC版であった、アドルの移動速度が劇的に速くなった事と
障害物を避けて移動する事などの改良点がファミコン版でもされています。
その点は素直に評価できると思います。
ただ、ファミコンの性能の低さは如何ともしがたく
(ファミコン自体の性能は素晴らしいですが
原作が出たPCとの性能差は大きかったですから。
ココに、注意書きしておきます。)
ボスが差し替えられています。
この点もファミコンとPCとの性能差から来る問題ですね。
イース1より弱いボスが多かったのは残念です。
多分、アドルの速い移動を保つためにボスに複雑な動きをさせられなかったのでしょう。
残念な気もしますが、倒せた事は良かったと思っています。
前作では、アドルよりボスが出す弾の方が圧倒的に速くて
それで当たってダメージを受けてしまってイライラしましたから。
差し替えられていたのは、マップも一部変わっていますね。
同じ部分でも、完璧に一緒というのでなく、大体同じというレベルです。
多分、マップで再現が難しい部分を変更したのだと思います。
イース自体が凄く完成度が高いゲームで、
ヘタにいじると絶妙なバランスが崩れてしまいますからね。
ただ、最初は全部差し替えるつもりだったのが
制作時間の都合で、後半は同じにしたのか、
ファミコン版の製作者の方に聞けるものなら聞いてみたいです(笑)。
ファミコンの性能的な問題から、変更された部分もありますが
キチンとイースが遊べると思いますので、
中古で安くで見かけたのなら、遊んでみて下さい。
損はしないと思いますよ。
ネットの友人のおや〜んさんが仰ってました。
まだ遊んでクリアしてないそうですが、
「私は、(オープニングで)リリアが振り向くシーンを、ファミコンで見れただけで十分です。」
この言葉が示すように、ファミコンの性能で凄く頑張ってるゲームですからね。
でも、鐘つき堂の多重スクロールはして欲しかったなあ。
アレが出来たら完璧なイース2だと言えると思いますが。
う〜ん、残念!
僕はイースを色んな機種で遊んでいます。
今回は、原作オリジナルのPC版でも、
一番最初に出たオリジナルの中のオリジナルのPC-88版のレビューです。
攻略記事は仕上げたんですが、
最初は、MSX2版をプレイしていました。
PC-88版をEGGで遊んでいると、どういう訳か5分くらいで強制終了になってしまって・・・。
何度かやってみた所、原因が分かってPC-88版をプレイする事にしました。
MSX2の実機のフロッピーをMSX Playerで遊んでいたのですが、ディスクの入れ替えが面倒でね(苦笑)。
イヤ、最初にディスク入れてオープニングを見たら、ディスクの入れ替えが1回あるだけですが
それだけでも結構メンド臭いですから。
あと、PC-88版は綺麗なFM音源で良い音楽なりますし(MSX2版は悪くはないけどPSG3音ですから)。
まあ、思い出話はコレくらいにして、レビュー行きますか!
イースって、タイトルが同じでも、色んなタイプがあってね。
上に書いたファミコン版だと、「ファイヤーの魔法」より直接攻撃の肉弾戦の方がやり易いです。
今回のPC-88版だと「彫像」のアイテムを装備したら、断然「ファイヤーの魔法」が使いやすいのです。
僕はそれに文句を言うのでなく、便利な攻略法を見つけるのを楽しんでました。
昔のゲームって、オリジナルにどれだけ忠実に移植するかというのが大きなポイントになっていて
今みたいにゲーセンでも家庭用でもほぼ同じゲームが出来るのでなく
ハードの性能から、内容がアチコチ違うソフトが多かったんですよね。
昔のゲームを遊んでいた人は、分かってる人は「このハードの性能で良くぞココまで再現したな!」
と、感心しますが、やはり忠実でない事に、文句を仰る方も多くてね(苦笑)。
何だか、今回のレビューは思い出話っぽいです(笑)。
まあ、イースのレビューって何本も書いてますからねえ(苦笑)。
僕は、PC版のイース2は、MSX2とPC-88をプレイしていて
思い出的にはMSX2の方に思い入れがあるのですが、若干バランスが変更されてますね。
MSX2だと、このレベルだと、このボスに勝つのは難しいのではないか、と思うレベルでも
PC-88だと倒せてしまったりしてました。
画面の大きさが若干違うために、多少バランスなどが異なってしまうのでしょうね。
僕は、そういうのには、割と寛大な気持ちでした。
まあ、凶悪に強くて倒せなくなってたら、怒ると思いますが、倒せない事はなかったですから。
どの機種で遊んでいても、イースはイースって感じられますから。
意外にも、グラフィックはMSX2の方が綺麗だったり、意外な発見もありました。
まあ16色のハードと、256色のハードですから違ってくれないと困るのですが(笑)。
あと、MSX2は漢字ロムを搭載した機種が少ないですから
かな表示だったりして、プレイできないほどでもないのですが、
若干読みづらいのも、PC-88版をプレイして記事を書く気持ちにさせた理由です。
でも、イース2は、僕はアクションRPGでは、最高傑作だと思っています。
昔のゲームって、難しくするほど良いみたいな風潮があって
まあ、今のゲームは易しすぎると思いますが、
昔のゲームは「どうやっても、分からんやろうな」という理不尽な難しさでしたので(笑)、
その中で、一石を投じた業績は大きいと思います。
それと、謎解きと設定に全く無駄なくリンクしている点も評価できます。
あの程度のハード性能で、よくぞココまでと思うくらい。
ですので、プレイする機会がありましたら、遊んでみて下さい。
ただ、セガサターンのファルコムクラシックスのイース(1、2両方とも!)の出来は、最悪です。
アレは、中古で安くで売ってても、プレイするべきではないと思います。
割と、寛大な僕でも、あの出来には怒りを覚えましたからね(笑)。
そんな訳で、今回は思い出話みたいになっちゃいましたね。
まあ、たまにはこういうのもあるって事で、許してやって下さいm(__)m。
SFC版が、約8時間でクリアして70点で
PC-88版が、約10数時間でクリアして80点です。
感想の補足とかですが、レビューで書いたのでナシです。