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実況パワフルプロ野球’95開幕版

SEGA SATURN:¥5800

PlayStation:¥5800

ジャンル:スポーツ


このカワイイキャラも、コレで見納めですねえ(しみじみ)

今現在で99年度版まで書いているのに

逆行して95年度版のレビューです。

僕は、PS版、SS版両方のプレイ経験がありますが

レビューは、SS版を元に書いています。

 

それでは、レビュー開始です!

 

総合的な出来は、SFC版の方が上です。

ロム版とディスク版ではディスクアクセスの時間の問題があって

それで、この95開幕版はイマイチです。

 

もっとも、95年版が先に出ているのですが

コチラは、95開幕版よりもっと出来が酷く

(正直、プレイしていてストレスがたまるくらい酷い(苦笑))

95開幕版は、95年度版よりは良いものの

SFC版のロムには、やはり及びません。

SFC版と対等の出来となるディスク版は

97開幕版まで時間がかかっています。

 

総論的な話はココまでで、ゲームそのものの話に入ります。

 

まず、このコースにこの球を投げておけば大丈夫という

パターンが存在します。

そのため、コントロールが良い投手なら

ペナントを通して0点台の防御率でこなせます。

 

バッティングは、パワーのあるバッターと、ないバッターで

ヒットの出る確率が格段に違います。

パワーのないバッターだとただの凡フライなのに

パワーヒッターだと打球が外野を割っていったり、ホームランになったりします。

 

また、マレにプレイ中にディスクアクセスが入って

ホンの一瞬ゲームが止まります。

ピッチャーが失投した時「ああっ!」というアナウンスが入るのですが

アナウンスの音声を読み込むためにバッティングカーソルを

移動させようとしても反応しないので

失投を打つのが凄く難しくなっています。

 

守備では、外野の守備が難しくなっています。

操作対象が、内野から外野に切り替わるのが少し遅く

速い打球が外野に飛んでいった場合、まず取ってアウトにできません。

CPUだと取っているようなフライでも、人間操作だと取れません。

 

あと、CPU戦でコチラが盗塁するなら

足の速いランナーなら、ほぼ100%成功します。

肩のパラメータが最高の捕手(セリーグだとヤクルトの古田捕手など)でも成功します。

というのは、CPUは牽制を投げてこないので

投球前に盗塁ボタンを入力しておけば良いからです。

 

捕手と言えば、ランナーが出た時に落ちる球を投げると

よくボールを落としてパスボールをします。

守備力がAの正捕手でもしょっちゅうポロポロしますから

控えの捕手は怖くて使えません。

ペナントのCPU同士の試合では、まずパスボールしないので

暴投王は、人間がプレイしているチームから出ます。

パスボールも、ふつうにストライクボールとなる球でするのでイライラします。

ワンバウンドの球とか、失投であさっての方向に行った球なら解りますが

ふつうの変化球でもポロポロするので、イライラも溜まります。

 

このバージョンで気に入っているのは、投手の起用ですね。

先発は、1試合休めば、次の登板が可能になり

リリーフは前日へとへとになるまで投げていても

次の試合でも連投可能です。

ですから、先発だと最高70試合くらいに登板できますし

リリーフでは既定投球会を超えるくらいのイニングを投げる投手が出てきます。

まあ、スタミナのない先発投手だと40球くらい投げると疲れてくるので

リリーフが長く投げる必要が出てくるので

このデザインは正解だと思います。

 

あとバッターでは、ランナーを得点圏に背負うと

絶好調になるバッターがいて

このゲームデザインも好きですね。

というのは、クリーンナップを除いたバッターは、あまりパワーがないため

ヒットが出にくいのですが、

この絶好調になるためにヒットが出る場合が結構あるのです。

 

欠点としては、防御率の計算がおかしいです。

前のピッチャーが残したランナーがホームに入った場合

防御率が悪くなるのは、今マウンドにいるピッチャーです。

あと、エラーのランナーがホームに生還しても

ピッチャーの防御率が悪くなりますね。

 

まあ、ピッチャーの防御率などの計算が正しくなるのは

99年度版からです。

それまでのバージョンは、どこかおかしいですから

いっても仕方がない事なんですが。

 

PS版とSS版では、SS版の方が出来が良いです。

記録が詳しく見られる事や、操作性が上だからです。


僕は、もうパワプロは卒業します。

というのは、今のパワプロは難しくなりすぎています。

守備も攻撃も。

 

今のパワプロでまともに試合ができる人は

毎年新バージョンを買って、それなりにやり込んでいる人だけだと思います。

僕の周りでは、もう相手がいないんですよ。

僕が強いのでなく、ふつうにプレイできる人がいないから。

 

あと、デフォルトの選手のデータがあまり使えないのもイヤですね。

サクセスで選手を作る事を前提に、選手データが抑えられているからです。

サクセスで能力値の高い選手でプレイしても試合になるようになっているので

能力の低いデフォルトの選手では、ヒットを打つ事さえ苦労するし

守備でもダメだったりします。

 

だから、僕は、パワプロを卒業します。

買うのは、僕がファンのチームである中日ドラゴンズが優勝した時に

記念に買うくらいです。

最初にパワプロを見て衝撃を受けて

パワプロ2からパワプロ9まで、10年くらいプレイしつづけてきた

シリーズをやらなくなるのはツライ事ですが

プレイするとストレスが溜まるゲームをプレイする事もツライです。

でも、どこかで線引きをしないといけないですから

コレで卒業する事にします。

さようなら、パワプロ


プレイ時間(不明)

一体、どれだけの時間を費やしたか計算できません。

それくらいプレイしました。

採点は、新しいバージョンが出て

欠点が改善されているので、低めの点数をつけています。

<50/100点>


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