インタールード
Dreamcast:¥6800
PlayStation2:¥6800
AVG(ノベル形式)
買おうかどうか半年から1年くらい悩みました。
最初にドリームキャスト版が出たのですが、
地元でドリームキャストを扱っているお店がなかったので
まごまごしてたんですよ。
そうしているうちにPS2版が発売されたんですが
積みゲーがたくさんあって積んでいるうちに
ベスト版が出たらヤダなあと思って買うのを保留していました。
で、たまたまネット通販で物を買う機会があって
インタールードを見たら地元で売っている価格より少し安かったので
思い切って買いました。
買って少しプレイしていると、もっと先が見たくなって
がんがんプレイして一気に終えてしまいました。
さて、ゲームの内容に入ります!
ノベル形式でマレに選択肢が出る、今時のごくごくふつうのゲームです。
このゲームには玉城 麻衣子、丸藤 泉美、和辻 綾の3人のヒロインがいて
大まかに3通りのストーリーが楽しめます。
僕は最初、麻衣子をクリアしたのですが
よくある学園物の話だったので少しガクッときました。
しかし、泉美、綾と重い話をクリアしていくうちに
コレはコレで良いかもと思えてきました。
普通に生活していたら麻衣子の話で
少しずつ物語の根幹に関わっていくと重い話になります。
しかし、麻衣子、泉美は、少し変わったキャラなので
プレイするのは疲れました。
イヤ、「なんで、コイツはこういう事するかなあ?」と突っ込んでしまうような
行動を取るのですよ。
特に自分に都合の良い解釈をする泉美には
突っ込むどころかイライラしました。
ただ、根幹の話が、僕には、良く解りませんでした。
具体的にはパンドラ計画という物が絡んでくるのですが
どういうものなのか、
話の最後に、成功したのか失敗したのかすら、解りませんでした。
あと、モヒカンと大将という
登場キャラがどういうものなのかという事も解りませんでした。
クリアしていく順番は
麻衣子、泉美、綾の順で良いと思います。
というのは
ふつうの生活を送った場合の麻衣子から
泉美、綾と徐々に物語の核心に近付いていくからです。
グラフィックは凄いですね。
一枚絵のCGが全部で数百枚あります。
それを、拡大縮小を上手く使って表示したり
絵の具のついた筆でサッとなでたみたいに切り替わったり
ガラスが割れるみたいに砕け散ったりしています。
システムも1通りの機能は揃っていて
不便を感じる事はありませんでした。
不便だったのは、セーブデータです。
そのテキストを話しているキャラの顔グラフィックが表示されて
そのテキストを表示して
セーブした日時を表示しています。
僕はキャラの顔グラフィックでなく、画面の縮小CGを表示して欲しかったし
セーブした日時ではなく、ゲームでの日付とかシーンNOとかを
表示して欲しかったですね。
上記したゲームデザインだと、どこでセーブしたのかが
スゴク解り辛かったのです。
僕がPS2版のインタールードを購入した理由は2つあります。
1つは、本体の作動音です。
ドリームキャストはディスクを読み込みに行く時に
「ジージー」とウルサイ音が鳴ります。
コレ、特に声優さんの音声がたくさん入っている
ギャルゲー系のゲームをする時に凄いんですよ。
キャラの音声が鳴る前にいつも本体からジージーと音が鳴るんで
プレイに集中できないんです。
僕は、セガを応援する気持ちが強いのですが
今、ギャルゲー系を買うとしたら、基本的にPS2版を買います。
PS2もファンの音がそれなりに鳴りますが
ドリームキャストほどうるさくはないですから。
2つ目は、PS2版は後発という事で
ストーリーが追加されているとアナウンスがあったからです。
特にパンドラ計画が明らかになると言ってました。
しかし、僕はプレイして、ハッキリとは解らなかったですし
それほど追加されているとも思えませんでした。
この作品は、続編を出してキッチリ話を完結させて欲しいです。
ネタバレになるために、あまり書かないですが
未解決の問題が多過ぎます。
キチンと解決する所まで話が書けていたら
『EVE バーストエラー』に匹敵する素晴らしいソフトになったと思います。
何年か経ってからでも構わないですから
キチンと解決編も含めた完全版を出して欲しいですね。
プレイ時間(約30時間)
現在のドリームキャストで、コレだけのオリジナルゲームを出した事は
驚嘆に値します。
が、もう少し物語の謎を明らかにして欲しかったですね。
<70/100点>