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リーヴェル ファンタジア

PlayStation 2:¥6800(廉価版:¥3000)

ジャンル:アクションADV


ほのぼのした独特の絵柄ですよね?


当サイトでは、スゴク早めの現行機種のソフトのレビューで(笑)

僕にとっての新機種PS2を買ったんです!

遊びたいソフトは『スターオーシャン3』でした。

ソフトが発売されるまでに本体の操作に慣れておこうと思って買いました。

つまり、その時には、『スタオー3』は、まだ発売されてませんでした。

(しかも『スタオー3』は、発売延期されて、

さらにPS2本体も値下げされちゃったりして(爆)!!)

 

だから、手持ち無沙汰でお店で

「何か、良いソフトは、ないかな〜?」と物色してました。

そんな時に、このソフトを見つけました。

 

上にある小さい取り込み画像では解りにくいと思いますが、

ほのぼのした良いイラストです。

イラスト惚れしたのと、

パッケージの裏の説明文にそれほど大げさな事

(RPGによくある世界を救うとか(笑))

を書いてなかったので、「おりゃっ!」と思い切って買いました。

まあ、僕が時間のかかるRPGを

メインに遊んでいるのが原因ですが(苦笑)

 

それでは、レビュー行っきます!!

 

 

ストーリーは、妖精と人間がいる時代だけど、

文明が進んで、大多数の人間たちは

妖精の存在に気づかなくなってしまっています。

そんな時に、マリエルという女の子のもとに

アルフレッドという借金取りが現れます。

行方不明のマリエルの父が作った借金金貨1000枚を返すために

孤軍奮闘しなければならないというのが、はじまりです。

 

ゲームの進め方は

街で人々と話してストーリーを進めて

アクションシーンのダンジョンを探検して

妖精使いとしてのスキルを上げていく事で進みます。

 

ストーリーの進行では、ムービーをほとんど使わず

ポリゴンキャラの人形劇で物語は進行していきます。

弱冠、ポリゴンキャラの動きがぎこちなく感じる部分もあるのですが

ムービーシーンと通常シーンの画像の差が

大きいゲームが多いので、コレでも良いと思いました。

 

ストーリーその物は、ほのぼのしたハートウォーミングで

僕は好きでした。

起承転結で盛り上げる部分はキッチリありますし。

お約束だなあと思って笑う時もあるし。

ダンジョンのアクションシーンでも敵との殺伐とした戦闘はありませんし、

それはそれで新鮮でした。

敵との戦闘は全編通して全くありません。

 

ただ、肝心のアクションシーンですが、視点が悪すぎます。

パッドをテレビにぶつけてやろうかと、何度も思いました。

 

視点がマリエルの後ろから前を見る形なので

ジャンプする時はキャラが前を見て飛びます。

しかしキャラの後ろから通して地形を見るのは

地面なのか、ガケで地面でないのか判断がつきにくく

距離感がつかめずガケから何度も落ちてしまいました。

その度に「つまらんの〜」とボヤいてました(苦笑)

 

僕が、3Dポリゴンのアクションゲームを嫌う理由は

グラフィックとしてこだわるあまり

ゲームとしての解り易さをなくしているゲームが多いからです。

 

例えば、PS以降のFFで

グラフィックがキレイすぎてどこを歩いていいか解らない

という意見をよく聞きます。

しかし、全ての画面で見辛くてイライラするワケでもないのです。

うまくハマった画面では「キレイだな〜」と感心します。

ですが、「リーヴェル」では、どのダンジョンでもジャンプが必要で

その度にジャンプを失敗してイライラします。

自分の技量が未熟で出来ないのなら

特訓して上手くなればいいから、ある程度、納得出来ますが

最初から欠点がハッキリ解っていて

そのせいで出来ないのはイライラするだけです。

 

僕はこのゲームの廉価版を買ったので

気持ち的に少し余裕があったので攻略本も買いましたが

あとで、心の底から買っておいて良かったと安心しました。

 

ゲームでいつでも縮小された簡易マップが表示されていますが

マップの外周しか解らないので地形を把握できないのです。

マップを持っていても、持っていなくても

全然変わりがありません(苦笑)

 

視点の悪さとマップの使えなさから

僕は、攻略本とにらめっこしながらプレイしてました。

攻略本には謎解きや、その場所でどういうアクションを取るのか

書いてあるので、少し不満でしたが

アクションシーンで、もう1回その場所に辿りつけると確信できなかった(笑)

ので、仕方ないと割り切ってプレイしました。

あと、一部の妖精をゲットするのに

こんな条件では誰もが解らないだろうと呆れてしまう物もありました。

ホントに攻略本買っといて良かったよ(苦笑)

 

少しは良い点も書きましょうか(笑)?

このゲームは、最近のゲームには珍しく

謎解きに対して明確なヒントがない場合が多かったです。

つまり、(R2)を使って詰まった場所の全体を見渡して

その場でマリエルが

妖精の樹で作った妖精がもつ特殊技能で

どれが使えるのか試しなさいという風になっています。

その意味でADVしてます。

敵との戦闘がなくても冒険の感覚があったので

特に不満はありませんでした。

 

視点の悪さについて、僕なりに解決法を考えてみます。

 

(1)テレビに表示されるマリエルの大きさを小さくします。

(2)R1、L1でプレイヤーが自由に画面を回転させられるようにする。

(3)R2、もしくはL2を押す事で全体マップを上から俯瞰できるようにする。

(4)縮小マップに地形を書き込んだ物にする。

 

ハッキリした欠点を改良すると考えると、コレだけ出てきます。

いかに視点の取り方が悪く、位置把握がしづらいか

ゲームを遊んでなくても読まれた方には、良く解ると思います(苦笑)

 

このゲームは良いゲームだと思いますが

万人にオススメできるとは絶対に言えません。

攻略本必須です。

マップの位置把握と仲間にする妖精のリンク条件がないと

このゲームはクリア出来ないと思います。

 

SLGでゲーム自体の完成度が高いのですが、

内容が複雑すぎて攻略本を見た方が良いタイプは納得できます。

しかし、ゲームデザインの不備から

攻略本が必要になる「リーヴェル」のようなゲームは

さすがに許せないです。

僕は、「リーヴェル」を苦しんだものの楽しみもして

クリアしたのですが、

100点満点で点数をつけるとしたら

55点くらいしかつけられません。

 

ゲームデザイン面で、不備が目立ちますが

今度は、ゲームデザインを練り直して

ストーリーは、ほのぼのしたこの路線で

「リーヴェル ファンタジア2」を遊びたいですね。


<プレイ時間:約40時間>

ゲーム中の時間1ヶ月で大体3〜4時間くらい

全部で10ヶ月なので約40時間となります。

ただ、攻略本を持っていたので早く終わった側面もあるので

もう少し余分に時間がかかると思います。


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