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此花 KONOHANA:True Report

Dreamcast:¥2800

PlayStation:¥2800(廉価版:1500)


このmooさんの絵柄も独特で良いですよねぇ〜★


最近、定価の5〜6800円より安い

2000円前後のソフトをレビューする事が多くなってます。

「この程度の値段なら、まあ損しても良いから買ってみるか」

という感じで僕は買っています。

「安かろう、悪かろう」というイメージが日本にありますが、

レビューで取り上げているゲームは

いずれも良いゲームです。

「安かろう、悪かろう」は当てはまりません。

さて、レビュー行ッきます!!

 

値段的なものから書きましたから

そこから書きましょう。

ボリューム的には、

現在のゲームと比べると、確かに少ないとは思います。

ただ、ボリュームは少ないと言っても

ゲームとして見たら少ないワケではありません。

キッチリ『起承転結』はまとまっています。

 

多分、週末の休みの土日に5〜6時間遊べば

エンディングまで行けて

一区切り遊べるくらいのボリュームです。

社会人の方とかには、ちょうど良いでしょう。

毎日ゲームを遊べる環境にない人向けです。

ボリュームとしては、

PC-Engine時代に出ていたゲームくらいです。

逆に言えば、今のゲームのボリュームがあり過ぎて

週末にたまに遊ぶ程度だと

ゲームの細かい部分の話を忘れちゃってます(苦笑)

だから、社会人になると

大なり小なりゲームから離れていくのだと思います。

他にもゲーム以外にする事があるし。

だから、軽い気持ちで遊べる

こういうゲームは絶対に必要だと思いますよ。

ゲームを全くしないと

それはそれで味気ない生活になってしまいますから。

 

パッケージには「アドベンチャー」と銘打ってますが

このゲームは、「ノベル」タイプのゲームです。

(このソフトの会社のサイトを見たら

此花の紹介にノベルって書いてありました。

向こうも解ってるんですね(苦笑))

それもチュンソフトの『街』みたいな。

大抵は、間違った選択肢を選ぶと、バッドエンド直行です。

結果がハッキリしているのは良いです。

他にも事件の解決にかかわる選択肢もあり

それの正解・不正解は、ゲームのあとで明らかになります。

 

このゲーム、主人公が(高校生)探偵という設定ですが

この主人公が勝手に事件を解いたりしません。

ホラ、探偵が主人公のゲームって

プレイヤーに探偵をさせて推理をさせるのでなく

(スゴク頭のいい)探偵である主人公キャラが

勝手に推理を解いていくのを聞くだけ

というゲームが多いです。

 

さらに感心したのは

選択肢でストーリーの進行上、良くない物を選んだ場合でも

その場にいるキャラ(主に主人公と所属する新聞部の部長)

が、とりあえず反対しないんです。

結果が出るまでドキドキしながら

テキストを読み進めるのは楽しかったです。

ホラ、この手のゲームって

選んですぐにダメそうな選択肢が解るゲームが多いじゃないですか?

このゲームには、進行度を「%」で表示はされませんが

表示するゲームだと100%にしたいから

とりあえず選んで進めておくってのが多いです。

(少なくとも、僕はそうします(笑))

結果がすぐに解らない点でアドベンチャーって感じもします。

もっとも、バッドエンド直行で

すぐにダメそうだと解る選択肢もあります(笑)

 

褒めてきましたが

このゲームで違和感を感じた部分を書きます。

それは、ゲーム終盤で主人公の頭がイキナリ冴えてきて

トリックをドンドン解いていく部分です。

コレは、最後に犯人を決める際に

トリックを解いて情報をプレイヤーに提示するためです。

先ほど、主人公キャラが賢すぎて

話を勝手に解いていかないと書きましたが

それまでの抜けていた姿と

この急激な冴えっぷりが極端で、違和感を感じました。

でも、このソフト(や展開など)は好きなので

トンでもない欠点だとは思えません。

 

最後に、このソフトは<攻略のーと>を書きましたが

ただ正解の選択肢を並べていくだけとは違っています。

ストーリー全体をまとめたチャートと

そのエンディングの条件を分析した注意書きで構成しています。

 

実は、前回書いた『To Heart』の<攻略のーと>は

僕自身は、気に入らないのです。

だって、答えを羅列しているだけですから。

よく攻略サイトでこの手のギャルゲー、ノベル、ADVを

取り上げた時、正解だけを羅列しています。

確かに、その選択肢を選べばエンディングに行けますから

絶対に悪い方式とは言えません。

ただ、僕はそういうの味気なさすぎると思ってます。

 

ゲーム全体を理解してそれから解けないエンディングを押さえていく

というのが僕の遊び方です。

なんというか、答えの選択肢だけだと

攻略本とにらめっこしてゲームを進めてる感覚がするんです。

そういう(僕としては)つまらない遊び方を提示したくなくて

今回の『此花』の<攻略のーと>は頑張ってみました。

もっとも、把握できるレベルの話のスケールで助かりました(苦笑)


プレイ時間

最初から最後まで通して約5時間。

グラフィックゲットや分岐を調べるために

さらに8時間ほど遊んでいます。


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